憲法の涙  リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2

憲法の涙  リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2

1,485円 (税込)

7pt

改憲派も、護憲派も、ウソばっかり! 立憲主義とは何か。民主主義とは何か。日本を代表する法哲学者が吼える。読書界震撼の「リベ・リベ」、第2弾! [目次]第1章 護憲派は何を守りたいのか第2章 改憲とフェアプレー第3章 憲法学を疑う第4章 愚行の権利・民主主義の冒険[本書の内容から]【カルト化した憲法学】学問の中立性を捨て去り、特定政治勢力の広告塔となった憲法学。著名護憲派学者たちを徹底批判! 【愚かな安倍政権】集団的自衛権行使で米国にご奉仕する見返りはあるのか? 日米安保・沖縄問題など安全保障のあるべき姿を直言する。【九条削除論再説】なぜ九条は削除すべきか。なぜ徴兵制か。著者の持論「九条削除論」への批判・疑問に応える。【これこそが民主主義】反権力の独善に酔うな。クールな知性で考えよ。参院選を前に、立憲主義と批判的民主主義の真髄を語る。[「あとがき」より]本書は、前著『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください――井上達夫の法哲学入門』(毎日新聞出版、二〇一五年六月刊行)の続編である。(中略)このたび、前著の続編を刊行することになったのは、特に反響の大きかった憲法・安全保障問題に関する私見について、誤解を解き、批判に応答することにより、その趣旨をさらに明確にして再擁護するためである。また前著で触れられなかった重要な論点について敷衍することも目的としている。前著刊行後、安保法制反対派による大規模な国会前デモなど、護憲派の巻き返しともいうべき政治状況も見られたので、この状況への応答として、私見を再擁護し敷衍する必要を感じたことも動機になっている。本書の書名「憲法の涙」は、前著と同様、インタビューアーたる編集者、志摩和生氏の提案による。第1章の題辞に掲げた次のメッセージに相応しい書名だと思う。「日本国憲法は、今、泣いています」「憲法は、なぜ泣いているのでしょうか。改憲派の九六条改変の試みや、九条解釈改憲によって、いじめられているからですか」「そうですね、それも辛いですね。でも、もっと辛いわけがあります」「それは何でしょうか」「憲法を守ると誓っているはずの護憲派によって、無残に裏切られているからです」(後略)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

憲法の涙  リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    憲法系の本としては中々腹落ちする内容でした。
    日本国民である子供や知識のあまりなき人に対しても「日本とはどんな国?」にという問いに自分の言葉で答えをできるようになるべきだと思ってます。
    そういう意味だと9条は欺瞞に満ちた、大人による都合の良い解釈をされているのだと思います。
    子供が9条を読むと自衛隊

    0
    2018年11月22日

    Posted by ブクログ

    #毎日新聞出版 #井上達夫 #憲法の涙


    憲法学者の解釈改憲を批判した九条論の本。著者の主張は「九条を削除して、安全保障政策を憲法改正発議により国民投票にかける」というもの


    9条2項削除論は聞いたことあるが、9条削除論は初めて聞いた。安全保障戦略の柔軟性、憲法の固定性、非武装中立の合憲性担保と

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    評判になった著者の『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください―井上達夫の法哲学入門』の続編で、前著で反響のあった憲法・安全保障問題に関する著者の考え方について、誤解を解き、批判に応答することにより、その趣旨をさらに明確にして再擁護することを目的としている。
    憲法第九条は文言上

    0
    2016年11月12日

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、憲法を巡る諸問題を論じています。
    前作よりも9条の問題にフォーカスしているので、その主張が明確に感じられるなっていますね。
    9条があるから侵略されない、というような主張の間違いが明確に理解できます。
    護憲派こそ改憲を主張すべきという主張がしっくりきます。

    0
    2016年10月18日

    Posted by ブクログ

    前作「リベラルを嫌いになっても……」の続編。平易ながらもより論議が深まり、井上さんが考える輪郭が見えてきた。参院選を前に必読だと。

    0
    2016年07月05日

    Posted by ブクログ

    安倍政権は立憲主義を破壊している!!
    集団的自衛権の行使は憲法違反!!
    9条守れ!!
    と叫んでる護憲派の方々・・・
    ちょっと待って・・・
    護憲派の方々が言うのも何だかおかしいでしょ?
    憲法守れ?いやいやいや・・・
    護憲派の皆様も随分欺瞞があるでしょ・・・
    9条守るんだったら専守防衛どころじゃなく、自

    0
    2016年05月10日

    Posted by ブクログ

    法学に精通する著者が世論を賑わせている日本国憲法の第9条と集団的自衛権との関係について自身の見解を述べた一冊。

    法学に精通している著者の憲法の見解は非常に勉強になりました。
    安倍政権が行おうとしている改憲についてや集団的自衛権について批判的に捉えている人々の考え方が一概に反戦の方向に向いていないこ

    0
    2017年12月06日

    Posted by ブクログ

    前著に続いてこちらも読んだ。前著は正義論についてだったが、今回は法哲学を中心とした憲法論。前著でも憲法についていくらか扱っていたが、その幅を広げてより深めた内容になっている。そんで今の日本の置かれている政治的状況からするとタイムリーな内容。

    井上達夫の立場はよくわかった。ロジカルで非常に筋が通って

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    自衛隊と憲法9条の整合性に焦点当てた本。いわゆる改憲派と護憲派の双方の主張の矛盾点を列挙し、9条をまるごと削除すべき、という持論を展開している。国の安全保障に関わるイシューを憲法に書き込むべきではない、というのがその主張の背景。

    "現在の9条は 、安全保障の基本を 「非武装中立 」に凍結

    0
    2017年01月17日

憲法の涙  リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

井上達夫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す