楪一志のレビュー一覧
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ネタバレ個人的にすごく好きな作品だと思いました。
死んだら天地中界へ、と始まる。ラノベには良くあるけど一般文芸としては珍しい始まり方だなと気になりながら読みはじました。
主人公の千弦は地獄界から来世を変えるために、魂の修行を行い始める。
来世を変えるため、だったけれど修行を通して自分の過去や自分の犯した罪に向き合う千弦。
なんで自分が地獄界なんだよ、と思っていたけれど自分がそこに行くことになった理由に気づいていく。
物語を通して、どちらかと言えば悲壮感のある内容。けれど、瑠璃香の明るさによって爽やかさが出て読みやすいと感じました。
そして本作を読んだ多くの人は好きになる場面だと思いますが、p.30 -
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久し振りに没頭する作品と出会いました。
高野和明さんの『幽霊人命救助隊』が好きな方は、是非オススメしたい一冊です♪
■勝手に予告編
真っ白な広い空間にぽつりと、仰向けに倒れた男性が一人。
見知らぬ場所に戸惑い始めた男性の前に、純白の衣をまとった女性が現れる。
「うわっ……だ、誰……すか」
女性は、自分が神の使いである神使(シンシ)なる存在であること、これから四十九日の間、男性に修行が課されることを淡々と告げる。
男性は半信半疑に思う一方で、十分すぎるほどの心当たりがあった。自分はもう、死んでいるのだと…。神使に導かれ、男性は修行への白い扉を開けた。
「貴方の来世がより良くなることを -
Posted by ブクログ
第一作目で安楽死希望者だった少女がアシスターとなり、安楽死希望者、そして自分自身の過去や思いと向き合っていく
今回は主人公の渚の身近な人や向き合わなくてはならない人が安楽死希望者となり前に現れるという、本人も相手もとても辛くきつい内容があったけれど、ひたすら相手と自分と向き合いお互いに心を通わせていくすがたが羨ましくもあり、綺麗に感じた
また、自分の生き方の最後を考えさせられる安楽死希望者も現れ、ある意味彼のような最後は幸せの形の一つなんだろうな、と納得してしまうような場面もあり、一作目以上に読みごたえがありました。
生き方や存在の意義を考えさせられるけれども答えは中々でないものだし。
そんな -
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安楽死が合法化された世界が舞台
私たちの世界も国によっては安楽死は認められていて、カナダは安楽死の先進国らしいです。
タイトルのレゾンデートルが「存在理由」「存在意義」その存在が持つべき意味や、存在することで社会や周囲にどのような価値をもたらすのか、といった意味合いを含む言葉、
この本の主人公に合っている言葉だと感じた。
もしこの本の世界の様に安楽死が認められていて、生きづらさを抱えていていたら自分は申請するのかな?
等考えながら読んだり、其々の章に登場する安楽死希望者の思いに泣きそうになったりと感情が忙しかった。
エピローグで面談をした人たちがその後どうなっているのか、しっかりと拾っていて -
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3作目。
やはり、3作目でも慣れなくて心が苦しい。
いつか日本も安楽死が合法化されるのかな?
安楽死を阻止することが仕事な訳でもないんだよね、アシスターは。安楽死がダメなこととは言えないし、それがいい方向に繋がることもある。でも、安楽死をするのであれば、未練とかの心残りは解消してからの方がいいと思うけど、それは私のエゴなのかなあ。いずれにしろ、アシスターの仕事が重すぎる。私にはやっぱり耐えられないな。色々思うこともあるかもしれないけれど、アシスターに助けられている人はたくさんいるはずで。仕事だからと言ったらそれまでなんだけど、機械的にはできない仕事だと思う。ただプライベートまで踏み込んでいい