楪一志のレビュー一覧

  • レゾンデートルの誓い

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    前作で安楽死希望者だった渚がアシスターとなり、安楽死希望者に寄り添っていく話になっています。

    主人公にとって身近な存在の朱音が安楽死を望んでいるという辛い状況でも、懸命に寄り添っている姿に心を動かされました。

    自分も大切な人が苦しんでいるときに、そっと寄り添える存在でありたいとおもいました。

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    2025年11月17日
  • レゾンデートルの祈り

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    小説紹介のけんごさんの動画をみて購入しました。
    安楽死が合法化された未来が舞台で、主人公が安楽死希望者と面談し向き合っていく内容です。

    生きている限り死にたいと思うほど苦しいこともある。それをどう乗り越えるかが大事だと考えさせられました。

    いつか訪れる死の直前のとき、「幸せな人生だったなあ」と思えるように毎日を悔いなく過ごして生きたいと思えるました。

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    2025年11月09日
  • レゾンデートルの結び

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    もっと、続いて欲しい…!この先の、たくさんの人のかんがえかたや価値観、登場人物のアシスターからの視点の物語を読みたいと強く思うほど、私にとってこのシリーズが大切で、愛しいものだ。
    生きるって何?寄り添うって、何?こんな、言葉では言える簡単なものも、意味を問われると言葉に詰まる。だけど、この一冊を読んで自分にできることが少し見えた気がした。楪さん、読ませてくれて、ありがとう。

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    2025年10月05日
  • レゾンデートルの祈り

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    生きることについて、真正面から改めて考えさせられる本だった。
    死ぬことは悪じゃない、生きることは善ではない。
    でもそこからどうやって生きてもらうか。
    その人それぞれに意味や理由があって、そこからどう未来に繋げていくか、物語が面白かった。号泣不可避。
    生死とは尊いものなんだな。
    生きづらい気持ち、未来に進みたい道がない、とても分かる。そして「 生きてほしい」という自分の気持ちを他人にぶつけることの重さ。無条件で救える魔法があったらなと何度も思った。ある意味安楽死制度がその魔法なのかな。

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    2025年09月16日
  • レゾンデートルの誓い

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    第一作目で安楽死希望者だった少女がアシスターとなり、安楽死希望者、そして自分自身の過去や思いと向き合っていく
    今回は主人公の渚の身近な人や向き合わなくてはならない人が安楽死希望者となり前に現れるという、本人も相手もとても辛くきつい内容があったけれど、ひたすら相手と自分と向き合いお互いに心を通わせていくすがたが羨ましくもあり、綺麗に感じた
    また、自分の生き方の最後を考えさせられる安楽死希望者も現れ、ある意味彼のような最後は幸せの形の一つなんだろうな、と納得してしまうような場面もあり、一作目以上に読みごたえがありました。
    生き方や存在の意義を考えさせられるけれども答えは中々でないものだし。
    そんな

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    2025年08月22日
  • レゾンデートルの祈り

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    安楽死が合法化された世界が舞台
    私たちの世界も国によっては安楽死は認められていて、カナダは安楽死の先進国らしいです。
    タイトルのレゾンデートルが「存在理由」「存在意義」その存在が持つべき意味や、存在することで社会や周囲にどのような価値をもたらすのか、といった意味合いを含む言葉、
    この本の主人公に合っている言葉だと感じた。

    もしこの本の世界の様に安楽死が認められていて、生きづらさを抱えていていたら自分は申請するのかな?
    等考えながら読んだり、其々の章に登場する安楽死希望者の思いに泣きそうになったりと感情が忙しかった。
    エピローグで面談をした人たちがその後どうなっているのか、しっかりと拾っていて

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    2025年07月18日
  • レゾンデートルの祈り 第1話「星空と白い嘘 」  (1)

    無料版購入済み

    人の内面に触れていく

    希望を失ったときに、選択の余地があったら、という希望のひとつが描かれている気がする。安楽死(自死)を合法という、設定の上だからできることを描いている。面談(やセラピーや相談など)は人対人だから、相性等で良い方へも悪い方へも転がると思うけど、生きてきた年月を振り返ることは、それだけ「生き抜いてきた」重みをもつと思うので、その先の生きる力へとなるのではないか? 興味深い導入部、この先の物語が気になります。

    #深い #共感する

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    2024年12月25日
  • レゾンデートルの祈り

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    3.4点といったところ。
    主人公に好感が持てる。
    いろんな立場の登場人物とのシナジーのようなものが各エピソードから読み取れた。

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    2025年09月17日
  • レゾンデートルの結び

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    レゾンデートル3部作の完結編

    これまでの作品が、柳川陽菜の視点から描かれている。

    何事にも真っ直ぐで純粋な主人公気質の眞白のとなりで、人間味に溢れる存在として描かれていた陽菜の、心の葛藤を掘り下げている。

    うまくいかないときに見せる弱さに共感できる点が多く、物語に入り込みやすかった。

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    2025年08月22日