楪一志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
安楽死が合法化された未来。いつかはこうなっていくんだろうか。安楽死が悪いとは言えないし、むしろいいと思う。でも気軽にできるのものでもないし、1度取り下げしてしまうともう二度とできない。決断の連続だと思う。
そういえば、生きている意味なんていちいち考えたことが無い。ただただ毎日を生きている。
死ぬのは怖いけど、それ以上に生きていくのが怖くて、生きるのも面倒だけれど、苦しんで死ぬのも嫌、多分これはみんな思ったことがあるのでは?
桜って咲いているともちろん綺麗だけど、散るのも綺麗。むしろ私は、桜は散るからこそ、限りあるからこそ綺麗なのではないかと思う。ずっと綺麗であり続けるのもいいけれど、散る儚さ -
Posted by ブクログ
安楽死が合法化されている未来の日本が舞台。近未来SFではなく、安楽死希望者と面接を重ねて1年後に最終意思確認をする職業「アシスター」の物語だった。
『死ぬのは正直怖いですよ。でもそれ以上に生きていくのが怖い』『生きるのも面倒だが苦しんで死ぬのも嫌だ』アシスターの眞白が面接する人たちの言葉だ。
こんなデリケートなテーマを、綺麗事だと一度も感じさせないで書き切るこの作者ってどんな人なんだろうと読んでいて何度も思った。
映像化を希望する声もたくさんあるそうだ。
どうかこの内容が安易に誤解されることなく、必要な人に届いてほしいとけんごさんと同じく思った。 -
Posted by ブクログ
アイドル、死後の世界、気になる!!くらいの軽い読み始めとは打って変わって、罪とは、生死とは、命とは、なんだろうと考えさせられる作品だった。
人を殺したから、ものを盗んだから、自ら命を絶ったから。たしかにどれも罪で、疑いようもなかったことのはずなのに、じゃあ環境がかわったら?考え方が変わったら?罪を犯すことで、救われる"なにか"を見出してしまったら?
今まで自分の中にあった常識や正しいと思うことが、一定の条件が揃ったら覆される可能性もあって、そのとき自分がどう感じてどう動けるのか、そんな自問自答をずっと繰り返しながら読み進められた。
私はまだ人間界で生きているのに、魂の修行