ハロルド作石のレビュー一覧
-
購入済み
感想 七人シェイクスピア(1)
スケールの大きな物語。
ストーリーと画のバランスが良く、読み応え、見応えが十分。
中世ヨーロッパの不穏な閉塞感のなかで、演劇が救いだったことがうかがえる。
そして、そのテーマは”タブー”である。
人間の判断基準の根底には、大抵”宗教”が有る。その教が狂だった場合、人間はどのような生物となるのだろうか。
決して宗教漫画では無いが、この舞台は中世ヨーロッパである。
中世ヨーロッパを襲った狂気の一篇がこの作品で読める気がする。 -
購入済み
感想 RiN(1)
青春群像劇に、謎の少女を絡ませた。
真っ直ぐな想いに、螺旋のような欲望がまとわりつく作品。
”からり”としたミステリアスな感触が感じられる。
主人公とヒロインの妙な共通性。
その二人の出会いが、どのような展開を作っていくのか。
予測が出来ない面白さは流石ですね。
-
Posted by ブクログ
ネタバレはじめの一歩のおまけで1話が丸丸々おまけについてたのを読んでまんまと購入。思う壺ですな。ネタバあります。もったいないからレビュー読む前に、1巻読め。
まぁそれはそうと、1話だけでもおもしろそうな予感がした。もう少し難航するのかと思ったけど、夏で一皮むけていっきに受賞。
1巻ラストで物語が回りだした。2巻が気になる。
最後の方の沢村さんの登場の数コマは、なんども見直してしまった。話が食い違ってるように見えて。まぁその通りなんだけど、これは見事にやられた。すごくいい。それにしても能力は本物なんだね。新人って呼ぶのはまさにそれを読者に告げるキーワード。