ハロルド作石のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
酷評だったデビューを経て、ラストチャンスと挑んだ作品は『ヨーク・ランカスター両名家の戦い』です。ばら戦争を題材にした作品。
その興業が会心の出来栄え。公演前に詩を掲げた場面が、個人的白眉です。わくわくを煽ってくれますよ。
シェイクスピアの栄光の始まり、のはずですが、彼らの成功を見つめる視線が。
クリストファー・マーロウ。
人気の脚本家としての表の顔、異端者狩りのスパイとしての裏の顔を持つ彼。その視線でとらえるのは、好敵手としてのシェイクスピアか、処刑対象としてのシェイク一味か。
裏に存在するプロテスタントとカトリックの戦争が、シェイクスピアの行く末を大きく左右するのは間違いないだろうけど、 -
購入済み
感想 七人シェイクスピア(1)
スケールの大きな物語。
ストーリーと画のバランスが良く、読み応え、見応えが十分。
中世ヨーロッパの不穏な閉塞感のなかで、演劇が救いだったことがうかがえる。
そして、そのテーマは”タブー”である。
人間の判断基準の根底には、大抵”宗教”が有る。その教が狂だった場合、人間はどのような生物となるのだろうか。
決して宗教漫画では無いが、この舞台は中世ヨーロッパである。
中世ヨーロッパを襲った狂気の一篇がこの作品で読める気がする。 -
購入済み
感想 RiN(1)
青春群像劇に、謎の少女を絡ませた。
真っ直ぐな想いに、螺旋のような欲望がまとわりつく作品。
”からり”としたミステリアスな感触が感じられる。
主人公とヒロインの妙な共通性。
その二人の出会いが、どのような展開を作っていくのか。
予測が出来ない面白さは流石ですね。