あらすじ
『BECK』『ゴリラ―マン』『RiN』ハロルド作石が世界的文豪にまつわる"世紀の謎"を解き明かす異色作、待望の電子版刊行スタート! 『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『マクベス』etc……数々の名作を著した、史上最高の劇作家にして詩人。現代の英語を作り上げたとも言われるシェイクスピアとは、いったい何者だったのか――。 物語は、16世紀イギリスに生きた、一人の女性の悲劇から始まる……。
...続きを読む感情タグBEST3
感想 七人シェイクスピア(1)
スケールの大きな物語。
ストーリーと画のバランスが良く、読み応え、見応えが十分。
中世ヨーロッパの不穏な閉塞感のなかで、演劇が救いだったことがうかがえる。
そして、そのテーマは”タブー”である。
人間の判断基準の根底には、大抵”宗教”が有る。その教が狂だった場合、人間はどのような生物となるのだろうか。
決して宗教漫画では無いが、この舞台は中世ヨーロッパである。
中世ヨーロッパを襲った狂気の一篇がこの作品で読める気がする。
ストーリーの規模は大きい
エリザベス一世統治下のイングランドを舞台にさまざまの登場人物を組み合わせて、大きなストーリーを展開している。
シェイクスピアとは何者か?という語りつくされたようなテーマ以外に宗教問題や治安問題など多くのテーマを絡めている。
惜しむらくは絵がやや稚拙。
友人にすすめられて読んでみました。最初はハムレット の話しなど織り交ぜて面白かったのですが。途中からは、ある特殊能力を持って生まれた中国人娘リーの話になり、私が想像していた内容とは違ったので残念でした。