岩佐めぐみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アフリカにいる暇を持て余しているキリンが思い立った手紙。
それは、同じように暇を持て余していたアフリカにいたペリカンが、器に貼り付けた一枚の張り紙から閃いたことだった。
暇を持て余したアフリカのキリンとペリカンが、手紙を通し、水平線を超えペンギンやアザラシ、鯨と出会い仲良くなるお話。
日々、「何もしなければ、何も始まらない」ということを教えてくれるお話であり、少しの勇気を持つことで始まったワクワクする想い、キラキラ輝き出す日々。
文通を通して友達が増え、それぞれが考え、たくさんのことを知る。
他者との関わりで知らなかったことを学ぶことなどが描かれていて、単純だが、いいお話だと思う。 -
Posted by ブクログ
文章がとても軽快で楽しい。子供と一緒にげらげら笑って泣いた。
登場するクジラ海の住人たちも個性的。とある謎を追ってゆく話の展開は、大人には先が見えるかもしれない。でもきっと子供はドキドキしながら、自分の推測が正しいかどうか心に訊ねながら先の展開を考えていたのだろうなと思う。
ストーリー…ふるさとを離れ、今はクジラ海コンブ林に住むラッコのプカプカ。ふるさとに未練もなし、ひとりでもへっちゃらだと「旅ラッコ一匹ラッコ」を気取っているが…。そこへ一匹の旅海ガメ、カメ次郎がやってくる。カメ次郎は大きなカバンを持ち、いつもそこからノートを出しては何かを書き込んでいる様子。いったい何者?! -
Posted by ブクログ
ペンギンのぺぺくんが、いかだに乗って海の冒険に出かけます。
ぼくは ぺぺごうの せんちょう。
これから ぼうけんに いくんだ。
ぺぺが しゅっぱつすると
ひゅーんっと かぜが ふいて きて
ふねが ぐらっ!
「わあっ、こわいよ~」
ぺぺの めから なみだが ぽろりん。
「きょうは かぜが あるから
ぼうけんは やめて おこうかな」
でも、ぺぺごうは ゆっくりと すすみはじめます。
「そうだ! ぼくは せんちょうなんだ」
ぺぺは なみだを ふきました。
このあとも、おばけが出た! と思って「なみだが ぽろりん」
真っ暗な夜の海でパパ、ママを思い出して「