岩佐めぐみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに児童書を読む。
2001年の本で、表紙はよく見ていたのだけれど読んだことがなく、年末(だったと思う)の毎日新聞で紹介されていて、がぜん興味が湧いたのだ。
たいくつでたまらないアフリカに住むキリンがたいくつなもので郵便配達を始めたペリカンに「地平線のむこうで、さいしょにあった動物に、わたしてほしいんだけど」と手紙を託す。それがペリカンからアザラシの郵便配達の手に渡り、そしてクジラ岬に留学中のペンギンのところに配達されます。
そこからのやりとりが楽しい。
ペンギンの特徴を聞いてペンギンがどんな姿をしているかをペリカンと一緒に想像して真似して会いに行こうと決めるキリン!サイコー。
どうも続 -
Posted by ブクログ
気の小さいサメのサメ次郎。
引っ込み思案な性格と、サメというだけで友達が出来なかった彼に、偶然出会った亀のカメ次郎との縁で、ラッコのプカプカ、くじら先生、アザラシ配達員などたくさんの友達ができて…というお話。
手紙という、今ではほとんどなくなってしまった通信ツールがつないだ、海の生き物たちの不思議な縁。アザラシ配達員とザラシー配達員の手紙の話なんか、児童書の中の一エピソードなのにちょっと泣けるし、無性に手紙が書きたくなる。
何かというと、伝えたい誰かに宛てるより、SNSで不特定多数にイイネ目当てでバラまく時代。正確性よりスピードの時代。こう思うと、手紙が流行らないのも仕方ないけど、なんとも -
Posted by ブクログ
ネタバレアフリカにすんでいる友達のいないたいくつなキリンが、退屈しのぎに郵便配達を始めたので、お手紙を書いて配達してもらうことにした。
そうすればお互い退屈じゃなくなるからね。
そんな発想でお手紙を書いた。
届け先は「地平線のむこうでさいしょにあった動物」
何度かお手紙をやり取りするうちにお友だちが増えて……。
電子メッセージ時代の今、なんとものんびりしたお話に首をかしげながら、後付けを見たら発行年が2001年。20年前に発行の本。
古さを感じない挿絵だったので、てっきり最近発行の本だと思い込んでいた。
今の子たちに理解してもらえるかしらと思いつつ
がまくんとかえるくんの、黒ヤギさんと白ヤギさんの