大島やすいちのレビュー一覧
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30年以上昔の作品ではある。メディアとして新聞テレビが大いに幅を利かせていた時代であった。今読むとなんだか時代小説を読むような隔世感があってなかなかに面白い。最も釜ヶ崎の貧困は今も同じだろうが。絵柄も時代を感じさせはするが、スッキリとしていて読みやすい。
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懐かしくついつい購入してしまいました。一本気な男の子とその母がいいですね。そしてそれを引き立てる父と姉の存在が話に深みを与えていて、大島先生のなかでもすごく好きな作品でした。
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枠にはまらず自由に生きていく主人公の二人がかっこいいですね。アウトローを粋にえがいており、これまでの野球や不良を描いた作品とは一線を画していて当時はとても新鮮にかんじていたなあ。
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15年程前だった。私にとっては「剣客商売」では珍しい事だったが、当時は軽く笑って読み飛ばした「時雨蕎麦」のエピソード。小兵衛や角五郎の歳になった今、何やら身につまされる。
案外、還暦と云っても、簡単には枯れられないものなのだと、実感する。 -
剣客商売は藤田まこと版をちょいちょい観たことはありましたが、さいとう・たかお版は読んでいませんでした。
絵柄に関しては、なんとなく雰囲気が藤田まこと版に通じるものがある気がします。あと、キャラデザからちょいちょい浦沢直樹感を感じるのはなぜなのでしょうか。 -
試し読み公開部分がいきなりちょっとエロい感じで始まっている。続きは読んでのお楽しみで。このあと度々でてくる元長ができる話が収録されています。