ながしまひろみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルから勝手に子供向けの作品と思い、手をつけなかったが、何気に読んでみたら、とても面白かった。表紙の子供時代の泉ちゃん、大人の泉ちゃん、作中のイラストも良かった。
泉ちゃんは素直で自然体でとてもいい。郵便物の誤配で郵便屋さんを責め立てるのにはひいたが、彼氏の井田歌男さんへのアパートに行くのがめんどくさいのは、それほど好きではなかったのではと思った。現にかわいい三つ下のいとこの家には理由をつけて行くのだから、そこを言う歌男さんの言い分もわかるが残念ながら言い過ぎだった。縁がなかったのでしょう。
両親の仲が悪く、二年ほどおばあちゃんに預けられていた泉の「親の仲がいいのは最高。それ以上の最高 -
Posted by ブクログ
練習試合の相手チームの監督が失踪中の父親である事に気付き、お互いに合わせる顔がないと気が付きながら避け合う。
ゆきちゃんは野球を辞めて普通になりたい、と悩むが、
それが嫌なみのるは、気持ちを正直に口にする。
オニくんは相手チームのたけしくんを、誤って傷付けてしまい、自分が鬼の子であり悪者なのでは、と悩んでしまう。
みのるは、相手チームの監督、つまり失踪中の父親に「とりあえず隣にいて」とゆきちゃんを誘い、勇気を出してオニくんの事を謝りにいく。
泣ける。
最後には練習試合でみんながイキイキと頑張る。
相手チームとも仲良くなる。
オニくんがどうやって、ここまで来たのかとかは謎のままだ -
Posted by ブクログ
「わたしは九歳でゴリラに引き取られました。自分で頼んだわけじゃないけど、そうなったのです。九月のある日のことでした。」で始まる2005年にスエーデンで出版2021年に翻訳本として出版された物語。
表紙はオレンジの地に、花柄のシャツを着たらゴリラと三つ編みの金髪の小さな女の子の絵で、とても可愛らしい。
孤児院では皆んなで掃除をしている。養子する人をひとり見つけにお客様が来ることになっているからだ。そんな中わたし.ヨンナは、ヤード(孤児院であるヨモギギク園の園長)先生に手を洗わない事を叱られていた。私は手を洗うって事を覚えられないのだ。
養子を貰いにやってきたのはゴリラのゴリランで、選ばれた