あらすじ
38歳、一人暮らし、会社員の「その」。近頃眠りが浅く、夜中の3時ぴったりに目を覚ますように。浅い眠りの中で見た夢の中に登場する知人や家族の言葉は、何かの暗示のようで…。眠れない夜に読むと心が少し軽くなる、イラストレーター・ながしまひろみのコミック! 仕事でもプライベートでも取捨選択を迫られることが増え、心にモヤモヤを抱えた人たちに寄り添う、「夢」がテーマのお話。「ダ・ヴィンチWeb」の人気連載に描き下ろし3本(24ページ)を加え、オールカラーで書籍化!
「自分の願いが反映された夢を通し、現実を見つめ直せば、やり場のない切なさがしみじみと心に染みる。丁寧な質感と柔らかな色合いで描かれた世界は優しく温かいのに、どこか寂しくてたまらなくなった」
(フリーアナウンサー・女優 宇垣美里)
「この世の誰しもときどき真夜中に別の世界を旅している、なんて夢のような話だけど、この漫画はその夢が迷わず朝に辿り着くための良き友人になってくれる事でしょう」
(『三拍子の娘』著者・町田メロメ)
【電子特典:描き下ろしイラスト付き】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
試験中で学校から早く帰れて、ひとりで部屋に寝っ転がってて、外は薄い曇で、季節は季節と季節の合間。
スピッツの愛の言葉みたいな曲のイメージの日。
そんな日になる気持ちになる本。
生きていくのは誰にとっても無理ゲー。
だけど、こやこやした細かい気持ちを忘れずに掬って生きていく方がいいって気持ちになる本。
静かな気持ち。
なかじまさんに似顔絵を書いてもらった日に買ってきた記念の本。
Posted by ブクログ
夜中3時に目を覚ますようになってしまったその。
夢では、大好きだったおばのさきちゃんの夢やその他些細な夢など様々な夢を見る。
夢を通じてさきちゃんのことがわかり、色んなことがとても切なく悲しい。
切なくもあり、なかしまさんの作風のどこかほっとひと息つけるような感じもあり、くり返し読みたくなる作品でした。
Posted by ブクログ
ぱらっとページをめくった時、不眠症の話だと思った。
何を隠そう(別に隠さなくて良いが)、ここ数週間、自分もなぜか2:30から4:00くらいに一度目が覚める。
そこからしばらく起きてしまって、二度寝をするので、寝た感がないし、睡眠時間もかなり少ない。
そんな状況なので、この本は、それを治療するような内容だと思ったら、違ってた。
でも、想像とは違う内容だったけれど、読み終わって、「ああ、この本を読んでよかったな」って思ている。
さきちゃんの件には少し驚いたけれど。
Posted by ブクログ
どこがどうのという訳じゃないんだけど、とても良かった。
さきちゃんの自死がとても暗い影を落としてるんだけど、それだけじゃなく毎日が愛おしく大事に過ごそうと思える一冊。