【感想・ネタバレ】ゴリランとわたしのレビュー

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Posted by ブクログ

こどものいえから少女を引き取ったのはゴリラでした。
社会からはみ出してしまった人、見た目で嫌な先入観を持たれてしまう人。それをゴリラに託すのは物語の妙。
初めは怖がっていたのに、少しずつゴリランとの生活を楽しみ出す流れが素敵。

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2023年09月25日

Posted by ブクログ

「わたしは九歳でゴリラに引き取られました。自分で頼んだわけじゃないけど、そうなったのです。九月のある日のことでした。」で始まる2005年にスエーデンで出版2021年に翻訳本として出版された物語。

表紙はオレンジの地に、花柄のシャツを着たらゴリラと三つ編みの金髪の小さな女の子の絵で、とても可愛らしい

孤児院では皆んなで掃除をしている。養子する人をひとり見つけにお客様が来ることになっているからだ。そんな中わたし.ヨンナは、ヤード(孤児院であるヨモギギク園の園長)先生に手を洗わない事を叱られていた。私は手を洗うって事を覚えられないのだ。

養子を貰いにやってきたのはゴリラのゴリランで、選ばれたのはヨナンだった。ヨナンはボロいボルボ(車の後ろのシートはゴミだらけでした)に乗ってゴリランの住居兼仕事場の古い工場地帯やってくる。アーロン(孤児院の仲間)にゴリラは食べるために養子を貰うのかもと吹き込まれたヨナンは、最初はビクビクしていたが、ゴリランの優しさを知り、ゴリランの商売(ゴリランの裏庭に捨てられたゴミを売る)を手伝いながら楽しく暮らし始める。
しかし、そこにゴリランの土地にプールを作りたいトードがやってきて、2人の生活を壊そうとする。

よく読むとあちらこちらに、伏線がはられていた事が分かる。全部読んでからそう言えばと前を見直してみるのが楽しい。ゴリランもヨナンも優等生ではない。どちらかと言うと変なのだけど、人としてまっすぐで愛おしくなる。

危機もあるし冒険も謎解きもあるけど、全体としてはなんだかのほほんとした可愛らしい話で、読後も気持ち良い。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

大事な土地よりハンナをとったゴリラン。優しさがぎっしり詰まった本。これくらいだと四年生くらいで読めるかな。

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2022年02月20日

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ネタバレ

「次世代のアストリッド・リンドグレーン」と評されているんですって。
リンドグレーンは大好きな『長靴下のピッピ」の著者。
彼女は、スウェーデンの今人気の作家ですって。

ゴリラのママとヨンナのお話し。
児童文学の面白さを堪能させてもらいました。

不器用だけど誠実なゴリランとおしゃまなヨンナ。
二人の暮らしは身勝手な大人にこわされます。
でも、未来に向かう二人に拍手。

登場人物も魅力的です。

≪ 期待した ママじゃないけど それ以上 ≫

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2021年06月16日

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書評で高評価だったので、読んでみました。

ゴリラの養女になる、という設定にひっかかってしまって、私は物語に入りきることができなかったのです。
頭が固くなっちゃったかなぁ。

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2022年04月19日

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スウェーデンの人気児童文学作家による作品。(日本初翻訳らしく他書はまだないよう)
孤児院にいた女の子ヨンナが主人公。孤児院では掃除ばかりさせられていて、ヨンナはいつも気をつけようと思うのに手を洗うのを忘れてしまって怒られ、ビクビクして生活していた。孤児院の院長は、大人や役所にばかりいい顔をするタイプ。こんなところからは抜け出したいと思っていたが、ある日、ゴリラン(本物のゴリラ)がやってきて、引き取られてしまう。
ゴリランは廃工場に住み、そこで廃棄物を売って暮らしている。
初めは逃げたいと思ったが、ゴリランとの生活は孤児院とは全く違い、清潔さや決まりには無頓着でヨンナの気持ちや意見を大事にしてくれる。次第に2人での暮らしがしっくりしてきた頃、民生委員⁉︎が偉そうにやってきてゴリランがヨンナを養育するに相応しくないと、無理矢理元の孤児院へ連れ戻されてしまう。ゴリランが立ち去った後に残された「さよなら」の張り紙をもらったヨンナは、その一枚の紙切れから、ヨンナだからこそわかるゴリランの秘密を推理し、行方を捜そうとする。
子どもが育つために本当に必要な物は何か?きちんとした人間よりも、人間らしい優しさを持ったゴリランに学ぶ事は多い。
子どもの読者もユニークな生活を楽しみながら、ゴリランの少し不器用な愛情に大切な物を見つけ、心に刻めると嬉しい。
4年生くらいから。

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2021年09月18日

Posted by ブクログ

孤児院の「ヨモギギク園」で育ったヨンナは、9歳の時ゴリラ飲みながらゴリランに引き取られ、町はずれのスクラップ置き場で暮らすことになります。怖いと思っていたゴリランは、実は子どもが好きな良い人で、二人は自由にユカイに暮らしていますが…。

ゴリラの養子?なんとも驚きの設定だが、思わず笑ってしまう。ピンチも協力して乗り切る二人にエールを。
スウェーデンのお話。

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2021年07月27日

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