ちばてつやのレビュー一覧
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イメージ通りの相撲界の世界観
先日、相撲部屋を見学しました。とても現代的な空間で、力士さんたちもジャージを着て部屋には普通の現代的なものばかり。国技、伝統、丁髷、から連想していたイメージとは何か違うなー、とガッカリしてました(勝手な話ですが)
でも、「のたり松太郎」はその理想通りの世界観が描かれてます。浴衣を着て、畳の部屋に雑魚寝して、普通のちゃんこを囲んで、親方は袴を着て。あーこれこれ、これが見たかったんだと納得できました。昔はどこもこんな風だったのかな?
とはいえ、この漫画の中でも、リアルの現代の相撲界にも、上位力士からの「カワイガリ」だけは共通してたのがなんとも皮肉。伝統なのですかね、カワイガリは。 -
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祝!文化勲章
漫画の黄金時代を作った大作家のひとり、ちばてつやさんの新作が読める喜び。ひねもすのたり日記は一巻から毎回楽しみにしています。特に満州時代の話、引き上げの話。恐ろしい事と悲しいことの中に愛情や人情を描いて心揺さぶられます。これは活字では伝わらない漫画ならではの力だと思います。平和ボケした政治家たちは全員正座して読みなさい。
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理想の相撲界風景が見られる
相撲の現場ってこんな感じだと思ってた(今では待ったか違うけど)という風景が見られる。瓦葺きの日本家屋の相撲部屋。浴衣と袴を着て、畳部屋で生活する力士たち。稽古場では強烈な可愛がりという名のシゴキ。稽古後のオーソドックスなちゃんこ鍋。
こんな風景が今も残っていたら、相撲も「歴史と伝統」が残った国技、といわれても、そーかもな〜と思っちゃうね。現実は鉄筋ビルにジャージにプロテインと現代的ですけど。
ちなみに、ストーリーは破天荒な不良の松太郎が、相撲界にスカウトされ、しきたりも破りまくって暴れまわる破戒僧みたいな話。面白かったです。 -
THE「スポ根少年漫画」
「スポ根少年漫画」と言う言葉を聞けば老若男女を問わず100%近くの人がこの「あしたのジョー」や「巨人の星」を逐一連想するでしょう。「身寄りのない非行少年」から「一流ボクサー」へと変貌していきます主人公の「矢吹丈」の姿にとても感動しました。彼にとっての「宿命のライバル」で「無二の親友」でもある「力石徹」は勿論ですが、主人公も「パンチドランカー」と化して悲劇的な結末をむかえましたね。
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Posted by ブクログ
悲しみと後悔と別れ、どんなにつらい思いをしてきたんだろう。想像を遥かにこえるものだろう。その中でこれが好き!を認識し向き合っていったやなせたかし先生素敵すぎる。
昔の人は強いと耳にすることがあるが、何でもやっていかなきゃ食べていけないからやらなきゃ!って気持ちが強いのかもしれない。
やなせたかし先生は色んなお仕事をされてる。その全てが積み重なってアンパンマンを描けたのだと思う。アンパンマンの歌は沢山あるが、そのほとんどがやなせたかし先生の作詞であるから驚き。才能の塊。
この書籍は他の著名人からのコメントも掲載されているのが良い。立場が違えば見る視点が違うし考え方も違う。「あ~なるほどそういうこ