藤吉豊のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本は、単なる「話し方のテクニック集」ではなく、人としてどう在るかを問う一冊だと感じた。
100冊分のエッセンスが整理されており、広く浅く全体像を掴むにはとても良い。ただし、話し方の本を何冊も読んできた人にとっては、やや深みに欠けるかもしれない。
印象的だったのは、「話す力」よりも「聞く力」「共感力」「誠実さ」といった、内面の姿勢に重きが置かれている点だ。
特に「相手を中心に」「否定しない」「話すより聞く」といった基本を改めて見直すことで、コミュニケーションの原点に立ち返らせてくれる。
また、「PREP法で整理して話す」「話にメリハリをつける」「間を意識する」など、伝え方の具体的な技術もシンプルながら実用的だ。
スピーチやプレゼンの場面では、「導入と締めを決めておく」「話し言葉で原稿を作る」といった準備の重要性が強調されており、実務にも直結する内容だった。
一方で、「褒め方」「叱り方」「丁寧な言葉遣い」「悪口を言わない」など、人との関わり方の根底には常に思いやりと誠実さが流れている。
結局のところ、「話は人なり」という言葉の通り、話し方そのものが人柄を映し出す。
どんなに話術を磨いても、誠実さや真心が伴わなければ、心には届かない。
この本を通して、話し方を磨くことは、自分を磨くことなのだと改めて実感した。
家庭でも職場でも、言葉を通して相手に安心感を与えられるような人でありたい。
テクニックの前に、まずは「相手を思う心」を大切にしたいと思う。
【備忘録:印象に残ったポイントまとめ】
〇相手中心のコミュニケーション
1. 会話は相手を中心に(話すより聞く=3:7)
・相手が求める話をする
・相手を否定しない
2. いい質問で話を引き出す(5W1Hで具体的に)
3. 相槌と頷きで共感する
・興味を示す、感情を込める
・相手の言葉を繰り返すだけでも良い
4. 相手の目を見る
5. 相手の名前を覚えて会話で使う
6. 悪口は言わない・聞かない・関わらない
7. 相手の話を遮らない
〇 伝わる話し方の技術
1. PREP法(結論→理由→具体例→結論)
2. 話にメリハリをつける
・声の大きさ・高さに変化を
・ゆっくり話す(1分間に300文字)
・間を意識する
3. 話を短く、要点を絞る
・「思います」「させていただきます」より「します」で言い切る
・テーマは1つに
・「ポイントは3つあります」を口癖に
4. 具体的に話す
・数値や固有名詞を入れる
・体験談で共感と説得力を高める
5. 比喩を使う
6. 導入と締めを意識する
・冒頭で掴みを作る(今日の出来事、人から聞いた話など)
・NG例:「苦手ですが」「突然のご指名で」などは言わない
7. スピーチの準備が9割
・話し言葉で原稿を作る
・伝えたい情報・キーワードを明確に
・想定問答を考える
・練習を重ねる
〇人柄・内面を磨く話し方
1. 褒めるときは理由・プロセスも含めて、人前で褒める
2. 怒らず叱る
・感情的にならない
・理由を説明し、キャラを否定しない
・他人と比較しない
・寝にもたない、個別に伝える
3. 子どもの叱り方
・「ダメ」「違う」は極力使わない
・プロセスを見て、人格ではなく行為を叱る
・親の気持ちを伝える
・理由を説明し、分かる言葉で伝える
4. 目上の人には敬意を
・合意:「敬服いたしました」
・反論:「お言葉を返すようですが」「ひと言よろしいでしょうか」
・報連相は尋ねられる前に。結論→事実→質問の順で。
5. 自己開示は自分から
・自慢話よりも弱みや失敗談を
6. ポジティブな表現を使う
7. 笑顔・姿勢・身振り手振りを意識
8. 緊張克服は「準備」と「大声」
9. 断るときは「謝罪+理由+断り+代替案」で
10. 使える語彙を増やす(読書・辞書・メモ)
〇締めの言葉
話は人なり。その人柄が滲み出る思いやりの言葉が、相手の心を打つ。
話術を磨く以上に、
「誠実に振る舞うこと」
「真心を持って接すること」
「相手の気持ちを思うこと」
が大切。
結局は、内面の深さが伝わり方を決める。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ締切を決める
始める締切を作る
小さな目標
まず終わらせる
いつかではなく今すぐ始める
任せる時は具体的に
整理整頓で時間の浪費を防ぐ
余白を作る
スキマ時間にすることをリストアップ
休憩はこまめに取ったほうが効率が上がる
スマホの使いすぎはパフォーマンス、集中力が下がる
残念ですが、お引き受けできませんと断る
寝る前は部屋を暗くする
お金で時間を買う
午後のスタミナ切れは昼寝で防ぐ
ひとりの時間を持つ
集中できる環境を作る
好きなことに時間を使う
辞書登録
成長のために時間を使う
3ヶ月に一度歯科検診に行く
死ぬまでにやりたいことリストを作る -
Posted by ブクログ
どんな想いも、伝わらなければ自己満足になってしまう。
この本は、有名な文章に関する書籍100冊の大切なポイントを学ぶことができる。文章を学ぶには、
始めにこの本を読むことをおすすめしたい。
デジタル化が進み、文章を読む媒体も、書籍や新聞からパソコンやスマホへと変わってきた。
しかし、形は変わっても、生活する中で文章を書く、読むといったことは変わらず行われ、日々
何かしらの文章に触れている。
スポーツ選手は毎日欠かさず練習する。社会人にとっての「練習」は、文章力を鍛えることだ。
素晴らしいアイデアも、伝えられなければ形にできない。未来に訪れるチャンスに備え、
文章力を磨いていこう。 -
Posted by ブクログ
前作の「文章術」「話し方」「勉強法」「お金の増やし方」に続く第5弾です。
本書は、時間術に関する「100冊」のエッセンスを1冊にまとめたもので、共通のノウハウを洗いだし、ランキング化したものです。
これまでのシリーズでは、多くの著書で紹介している内容は、重要に違いない、という視点で順位付けしていますので、客観的で分かりやすく、これまですべてのシリーズを読んでおります。
今回も、重要な内容がランキングされていて、面白い内容ではあります。時間術に関してはベストセラーや名著が多く、すでに読んだことのある著書も多いのですが、振り返るにはちょうどいい。それにしても、これだけの本を読み込み、集計し、ランキングしていく作業は大変なんだろうなと、このシリーズを読むたび、つくづく思います。時間術についてはいろいろな立場で書かれているものが多いので、他のシリーズと同様、気になった内容から出典に戻るというガイドブック的な読み方が適していると感じます。
本書の9つのメリット
①集中力を高めて仕事効率をアップさせる方法が身につく。
②先延ばしグセが直って、「すぐに行動できる人」になれる。
③ワークライフバランス(仕事とプライベートの割合)が整う。
④無意味な時間、ムダな時間がなくなる。
⑤最短距離で目標を達成できる。
⑥「時間を大切にしたほうがいい理由」がわかる。
⑦他人に自分の時間を奪われること、他人の時間を奪うことがなくなる。
⑧「何をして、何をやらないか」が明確になる。
⑨「楽しい時間」「うれしい時間」が増える。
▼本当に大切な7つの基本ルール
1位 「締め切り」の決め方で充実度と達成度が変わる
2位 「優先順位」を決めて行動する
3位 ゴールを起点に考える
4位 大事なことほど「朝」にやる
5位 完璧を目指すより、まず「終わらせる」
6位 メールの処理に時間をかけない
7位 「いつか」ではなく、「今すぐ」始める
<目次>
発表!「時間術」大事な順ランキング ベスト40!
Part.1 100冊を集めてわかった本当に大切な「7つの基本ルール」
Part.2 100冊がすすめる時間効率の最大化「13のポイント」
Part.3 限りある時間を大切にし、さらに人生を豊かにする「20のコツ」