岡田悠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
旅とは何なのか。
なにが私たちを旅へ駆り立てるのか。
私にとって旅とは何なのか。
最近ちょうどそんなことを考えていた。
長野と九州を何度も車中泊で往復し、その道中を埋めるように寄り道を重ねるなかで、「旅は距離なのか?」という問いが頭から離れなかった。
思えば、2019年から約2年間バイクで放浪し、伊豆へ移住したあとも、訪れた知人に「コニタンは旅人だよ」と言われた。そのときは「もう定住したのに?」と思ったけれど、それ以来ずっと「自分にとって旅とは何か」を考え続けている気がする。
数日前の日記には、こんなことを書いた。
「私が求めているのは、予想を裏切られること。思いもしなかった世界へ -
Posted by ブクログ
とあるテレビ番組で紹介されていて気になっていた1冊。
旅の良し悪しは距離では測れない。
冒頭の、学校の帰り道の「白線を踏み外したら死ぬ日」が、これもまた冒険であり旅である事に共感した。学校→家という何の変哲もない毎日のルーティンにこういった遊び要素や寄り道などを入れる事による特別感。新しい発見があって小さなドキドキの宝庫だったなぁ。
どの旅も笑いあり、驚きあり、ハラハラありで面白かった。誰かに決められたものではない旅は本当に魅力的だと思う。
観光地ではないところの面白さが詰まっていた。
距離的に遠いところから始まり、最後は部屋の0メートルの旅。
こんな楽しみ方があったのか、と。
NHKでやって -
Posted by ブクログ
著者の事はWeb記事でしか知らなく今回初めて著作を読んだ。
とても旅に行きたくなる1冊だった。それも、どこか遠い国ではなく、近場のちょっとした日帰り旅行に。
散歩は好きだが、自分が住んでいる地域が「少し行ったら熊が出る」みたいな所なので最近はめっきり歩かなくなってしまっているなと思った。
少し都会に出ても目的地から目的地をハシゴする事しかなく、当てどなく歩いた記憶が年単位で無い。今度街に出たら目的も無くブラブラしてみようかな。そんな気持ちになる1冊だった。
特に多摩川を遡行する「川歩記」はとてもおもしろく、私自身が川が多い街出身ということもあり、今度実家に帰った時やってみようかな〜という気にな -
Posted by ブクログ
「旅と時間」がテーマのエッセイ集。
著者の「旅」というものの捉え方、考え方がとても素敵で、新しい視点をたくさん教えてもらえた作品でした。
確かに遠くに出かけて有名観光地をまわるだけが旅ではないよなと。
日常の風景や小さなことでも面白がって深掘りしていく著者の姿勢が本当に素晴らしく、どのエピソードもワクワクしながら読みました。
「古いカーナビの案内で歩く」は、調べたら初出の男性ブランコの単独ライブ「駐車場」のパンフレットで2年前に読んでいました。
岡田悠さん初めて読むと思っていたけど、実は初めてじゃなかった。
クスッと笑えるファニーさと、情緒的でエモーショナルな側面が両立した文章は確かに男ブラ -
Posted by ブクログ
会社員時代、移動中や昼休みにむさぼるようにオモコロ記事やブログを読んでいた岡田悠さん、書籍化されたものを読むのは初めて。既読エッセイも含めて楽しく読んだ。
出版時のコロナ禍を思い出させる、家の中や近所で工夫して「旅」をするエッセイも著者ならではの面白さだが、海外旅行好きとしては海外編に特にわくわくした。
イスファハーンのイスラム建築だとか、サマルカンドのミナレットだとか、インドとパキスタンの国境で行われる後納式応援合戦だとか、異国情緒に惚れ惚れ。
ただ本書で訪れている場所は今危なくて行けないような国も多く、戦争は悪だと改めて思う。
歳をとり、生活もどんどん便利になっていき、予定調和から外れ -
Posted by ブクログ
結論。メッッチャ面白い笑
東京の書店巡り旅の際に、タイトルと装丁に惹かれ、購入した本作品。色鮮やかで綺麗だなとしか思っていませんでしたが、この想定はまさに本作品そのものです。読んだ人はわかると思います。
内容としては、岡田さんが玄関から書斎まで部屋をめぐり、気になったものをとことん調べまくるという空想譚。10年間捨てられなかったミルクティーに、554冊の取扱説明書、100冊の地球の歩き方に122の花言葉。そしてバブの鼓動に490はなしのきかんしゃトーマス。
見ていて、「いやいや、確かに気になるけど笑」ってなります。でも調べなければ分からなかった事実や新たな発見もあり、それをまとめら -
Posted by ブクログ
ラノベっぽいタイトルに若干引いたけど、新しく入った本なので手に取ってみた。
読み始めたらすごく面白くてびっくりした。
膨大なデータを地道に集める丁寧さ、そこから読み解く意外な世界、
そこを踏まえてさらにフィクションへと昇華する。
思いつきだけでは到達できない、データを集めるだけではどうにもならない、
文体が馴染めなかったらそもそも読めない。
静かなテンションで追いかけていく、日常の中に隠された深い味わい。
ひとつの章を完結させるまでに、近道のない時間の積み重ねがある。
この圧倒的な作業量が説得力を支えてる。
午後の紅茶との関係、トリセツ内のドコモ太郎の日々、
花言葉でたどる愛の軌跡、入浴剤バブ