岡田悠のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
会社員時代、移動中や昼休みにむさぼるようにオモコロ記事やブログを読んでいた岡田悠さん、書籍化されたものを読むのは初めて。既読エッセイも含めて楽しく読んだ。
出版時のコロナ禍を思い出させる、家の中や近所で工夫して「旅」をするエッセイも著者ならではの面白さだが、海外旅行好きとしては海外編に特にわくわくした。
イスファハーンのイスラム建築だとか、サマルカンドのミナレットだとか、インドとパキスタンの国境で行われる後納式応援合戦だとか、異国情緒に惚れ惚れ。
ただ本書で訪れている場所は今危なくて行けないような国も多く、戦争は悪だと改めて思う。
歳をとり、生活もどんどん便利になっていき、予定調和から外れ -
Posted by ブクログ
結論。メッッチャ面白い笑
東京の書店巡り旅の際に、タイトルと装丁に惹かれ、購入した本作品。色鮮やかで綺麗だなとしか思っていませんでしたが、この想定はまさに本作品そのものです。読んだ人はわかると思います。
内容としては、岡田さんが玄関から書斎まで部屋をめぐり、気になったものをとことん調べまくるという空想譚。10年間捨てられなかったミルクティーに、554冊の取扱説明書、100冊の地球の歩き方に122の花言葉。そしてバブの鼓動に490はなしのきかんしゃトーマス。
見ていて、「いやいや、確かに気になるけど笑」ってなります。でも調べなければ分からなかった事実や新たな発見もあり、それをまとめら -
Posted by ブクログ
ラノベっぽいタイトルに若干引いたけど、新しく入った本なので手に取ってみた。
読み始めたらすごく面白くてびっくりした。
膨大なデータを地道に集める丁寧さ、そこから読み解く意外な世界、
そこを踏まえてさらにフィクションへと昇華する。
思いつきだけでは到達できない、データを集めるだけではどうにもならない、
文体が馴染めなかったらそもそも読めない。
静かなテンションで追いかけていく、日常の中に隠された深い味わい。
ひとつの章を完結させるまでに、近道のない時間の積み重ねがある。
この圧倒的な作業量が説得力を支えてる。
午後の紅茶との関係、トリセツ内のドコモ太郎の日々、
花言葉でたどる愛の軌跡、入浴剤バブ -
Posted by ブクログ
まさに「一人遊びの極み」。
知的好奇心と実験的思考と、それらを元にしたフィールドワークは、今回もずいぶん遠くまで僕を連れて行ってくれた。心が豊かってこういうことなんだろうな。
「旅」というずっと岡田さんが大切にしてきてものと、時間というテーマが交錯する一冊。
予定を決めない海外への旅が、最大の趣味だった岡田さん。しかし「子供が産まれたことで当面難しくなった」「川の近くに住みたくなって多摩川沿いの街へ引っ越し、散歩が日課になった」という近況が綴られるところから始まる。
この散歩が岡田さんの心に火をつける。橋を渡って神奈川へ行ってみたり、整った芝生を見つけたり、堤防の建設現場に遭遇したり、草が -
Posted by ブクログ
「旅は距離じゃない、深さと切り口だ!」と思わせてくれた。旅行エッセイはときにうらやましさから来る嫉妬が混ざることがあるんだけど、岡田さんの本は、誰も思いつかないような思考やテーマで敢行するもんだから、タイパのタの字もない。だからとんでもなくおもしろいんだけど。
それに岡田さんの筆致で哲学的なことを織り交ぜてくるもんだから、ときに読んでて切ない気持ちになったりもした。
川日記だけじゃなく、エッセイやコラムも収録されていて、岡田さんの思考の詰め合わせだった。
なんでも机上でわかる時代だからこそ、岡田さんのように試してみる、行動してみることが日常に彩りをもたらしてくれるなと感じた。 -
Posted by ブクログ
父である著者から子への手紙…と題して、お子さまの妊娠から1歳になるまでのパパ目線の記録。たまたまaudibleで見つけた本だけど、ほんっとうに素敵な内容で幸せな読後感。こんなお父さんに見てもらえるお子さんは幸せだなと思う。
この本は、著者の感性とその文章表現が素敵で、心に響いたものを大量にブックマーク。母親ではなく父親だからこそある視点や、社会人が育休を取ること、悩み苦労した場面、ユーモアやおもわずグッとくるところなど、一緒に育児を歩み、感情を揺さぶられながら楽しむことができた。
現在、自分自身もパパ育休中でまもなく3ヶ月の乳児の子育て真っ盛りである。本書に出てくる妊娠からのこれまでの内容 -
Posted by ブクログ
ネタバレ16350000メートルから、0メートルの旅まで!
幅広すぎる!それがとても魅力なのです。
そう、
いきなり南極の旅から始まり、最後まで予想できない展開ばかりで、とても楽しかったです。
臨場感あふれる文章で、私もいろいろなところを旅してきた気分になりました。
ときにひやひやしながら、
なんでこんなにうまくオチがあるのだろう、と
感心してしまいます。
後でネタにすると楽しいけれど、
海外の場面ではお話を読んでいるだけでも、命がけの場面が多々見受けられる中、
ここにいていいのか、とか、この人を信じていいのか、とか、
そんな状況を人一倍経て来ての判断力や勘がかなり培われているの