岡田悠のレビュー一覧

  • 駅から徒歩138億年

    Posted by ブクログ

    川歩きの日記といくつかのエッセイとコラムで構成された本。それぞれの紙が異なるもので作られていて、本自体が特殊な作りになっている。あちこち話が飛んで読みづらくないかなと思ったけど、岡田さんの語り口によって、自然に行き来できるようになっている。そして、この構成になっていることで飽きずに読み進められるようにできていた。
    一つ一つの記事もさることながら、川歩きや様々な実験的経験をしながらも「旅」に着いて思索を深めていくのがとても面白かった。気軽に読めるのでおすすめ。

    0
    2025年11月15日
  • 1歳の君とバナナへ

    Posted by ブクログ

    父である著者から子への手紙…と題して、お子さまの妊娠から1歳になるまでのパパ目線の記録。たまたまaudibleで見つけた本だけど、ほんっとうに素敵な内容で幸せな読後感。こんなお父さんに見てもらえるお子さんは幸せだなと思う。

    この本は、著者の感性とその文章表現が素敵で、心に響いたものを大量にブックマーク。母親ではなく父親だからこそある視点や、社会人が育休を取ること、悩み苦労した場面、ユーモアやおもわずグッとくるところなど、一緒に育児を歩み、感情を揺さぶられながら楽しむことができた。

    現在、自分自身もパパ育休中でまもなく3ヶ月の乳児の子育て真っ盛りである。本書に出てくる妊娠からのこれまでの内容

    0
    2025年10月23日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    購入済み

    海外編、国内編、近所編の3章仕立て。
    「海外編」は治安があまり良くない、一般的には旅行では行かない地域にも足を運んでおり、普通の旅行記としてもとても面白い。
    後半「国内編」「近所辺」は特に、著者のユニークな感性やアイデアが発揮されており、こういうふうに人生を楽しんでみたいな、と羨ましくなる。

    #ドキドキハラハラ #笑える #憧れる

    0
    2025年09月21日
  • 10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚

    購入済み

    携帯電話の取扱説明書を554冊読む、きかんしゃトーマスを490話見る...
    側から見ると「暇なのか?」と言いたくなることばかりやっているが、作者の文章力でなぜか最後には「ほう...なるほど」となってしまう。

    #笑える

    0
    2025年09月21日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    16350000メートルから、0メートルの旅まで!

    幅広すぎる!それがとても魅力なのです。

    そう、

    いきなり南極の旅から始まり、最後まで予想できない展開ばかりで、とても楽しかったです。

    臨場感あふれる文章で、私もいろいろなところを旅してきた気分になりました。

    ときにひやひやしながら、

    なんでこんなにうまくオチがあるのだろう、と

    感心してしまいます。

    後でネタにすると楽しいけれど、

    海外の場面ではお話を読んでいるだけでも、命がけの場面が多々見受けられる中、

    ここにいていいのか、とか、この人を信じていいのか、とか、

    そんな状況を人一倍経て来ての判断力や勘がかなり培われているの

    0
    2025年07月02日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    南極から家の中の旅(?)まで、どれもこれも楽しいエッセイ。実際にやってみる行動力とそれを実行できる体力と気力がもう半端ない!どのエッセイも面白くてどれもおすすめ。少しでも旅の好きな人ならぜひ読んで欲しい。

    0
    2025年06月09日
  • 1歳の君とバナナへ

    Posted by ブクログ

    育児がうまくいかない時、なんだか子供に対してモヤモヤしている時にいつも読み返します。
    こんな時あったな…と追体験し、子どもへの感謝と日々の生活の満足、幸せを改めて感じます。
    自分もコロナ禍で乳幼児を育ててきたので、そのあたりの共感も多かったです。
    ふっと肩の力が抜けるような、軽いタッチが読みやすく大好きな一冊です。
    パパ目線で書かれているところも、また女性の私とは違った気づきを与えてくれます。

    今度パパ育休をとる同僚に勧めたいと思います。

    0
    2024年10月16日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    とても面白かったので夫にも勧めたら、夫も楽しく読めたそう。
    海外編でのイスラエルやイランでの旅の話はトラブルがありながらもしっかりオチがあって笑えた。
    仙台での驚異の行動力も面白かったし、寿司屋のクーポンの話では普通なら目に留めないことをここまで追求して周期性を見出すと興味深いネタになるんだなと感心しました。

    0
    2024年07月31日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    2024.7.19発売の雑誌『CU』で書評をコラムを書かせていただいた。定期的に読み返したくなるワクワクする旅エッセイ。どの話も面白いのだが、とくに古地図片手に近所を歩き回るのが素敵すぎた。

    0
    2024年07月20日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    寿司屋のクーポンの歴史(?)がかなりよかった
    普通なら気付かないところに着目して予想して、実際に食べに行くのはかなり楽しいのでは

    0
    2024年07月10日
  • 10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚

    Posted by ブクログ

    平たく感想をいうと「なにこの人、超ウケる」
    もっと短くいうと「やばっ」なんだけど、それで言い済ませてしまうともったいない。
    この「どうでもいいこと」を考察(というかもはや研究)してしまうあたり、超ウケるし、やろうと思ってしまうあたり、ヤバイ。

    『1歳の君とバナナへ』で知り、めちゃくちゃおもしろいので『0メートルの旅』も、この本も、わりと短期間で続けて読んだ(感想を読書メモに入れていて、更新していなかった)

    子どもの自由研究の延長がどこまでも、何歳になっても、ずっと続いている感じが素晴らしい。
    イグノーベル賞やタモリ倶楽部が好きな人は、きっとこの本を楽しめるだろう。

    飲みかけのまま放置して

    0
    2024年04月18日
  • 10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚

    Posted by ブクログ

    作者の家の中にある物に対する執着と観察力。そこから始まる妄想ロマンス。
    自分の想像を超えてくる展開に目が離せなくなるし、結末が気になって仕方がない。
    一度引き込まれたら読み終えるまで抜け出せない、異世界の様な物語。

    0
    2024年02月04日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    (気に入ったフレーズ)

    映画「南極料理人」過酷な環境下での最大の楽しみが、食事である。

    クロハリオ

    まず歴史的遺産だ。かつて世界の半分と称されたエスファハーンに、ペルシャ帝国の古都ペルセポリス。ゾロアスター教の聖地ヤズドなど、世界史を専攻した人にとっては垂涎もののスポットがそこら中にあふれている。

    ポテンシャルタクシー

    旅行ガイドが好きだ。見知らぬ土地のガイドを読んで空想にふけることがある。特に、地球の歩き方シリーズは地域によって著者の個性がにじみ出ているのが良い。

    サマルカンドという言葉の響きに魅了される人も多いのではないだろうか。心の底に焼き付いた町の名の記憶が、知らずに呼び覚

    0
    2023年11月22日
  • 1歳の君とバナナへ

    Posted by ブクログ

    感動しました。ふっと笑ってしまったり、泣きそうになったり。
    これから子育て予定のパパママには、特に読んで欲しい。

    0
    2023年10月20日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    海外への旅から家の中での旅(?)まで。
    全てに心奪われました。

    旅は創ることなんだって、自分もわくわくしてしまいました。

    0
    2023年07月14日
  • 1歳の君とバナナへ

    Posted by ブクログ

    同時期に妊娠出産育児を経験している自分としては、まるで自分の経験を振り返っているかのようで、言葉にしていなかったけど当時思っていたことが蘇り、岡田さんに感謝したい

    0
    2023年04月16日
  • 0メートルの旅―――日常を引き剥がす16の物語

    Posted by ブクログ

    旅行の思い出が蘇って、めちゃめちゃ旅をしたくなりました。

    海外編も国内編もおもしろかったですが、私としてはご近所編がすごーくおもしろかった!!
    こんな風に日常を楽しめるってすごくステキだなと。
    旅好の友達に勧めたくなりました。

    0
    2023年01月24日
  • 1歳の君とバナナへ

    Posted by ブクログ

    とてもよかった。自分は子どもはいないし、今後も持つ予定はないけれども、自分の子どもに対していかに岡田さんが愛情を注いでいるのかが読んでいて感じられてほっこりした。書きぶりは淡々としているのに、そこに見える愛情に心を揺さぶられたように思う。
    特に、出産のところと結婚式のビデオレターのところ。なんだか泣きそうになってしまった。
    子どもを育てたことのある人もない人にも、おすすめです。

    0
    2022年09月10日
  • 10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚

    Posted by ブクログ

    著者の観察力と空想力と色々な物に対する偏愛がすごい。時間をかけて分析してデータ化する能力もすごい。無意味なことに全力で時間を費やすのって幸せな行為だなと思った。ニコルソンベーカーの中二階を彷彿とさせた。

    0
    2022年06月03日
  • 10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 部屋をめぐる空想譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【台所】
    【リビング】
    【トイレ】
    【寝室】
    【風呂】
    【書斎】
    【部屋】からなるオムニバス形式の本。

    【リビング】がめちゃくちゃ面白くて、腹がよじれそうになりながら、肩を振るわせ笑った。
    docomoの取扱説明書にでてくる、ドコモ太郎の人生が、めちゃくちゃ面白い。サイドストーリーの最後のオチが秀逸。
    【寝室】の2つの花の定期便サービスからなる、花言葉から恋愛リアリティーショーを、考えてしまうストーリーが、めちゃくちゃ面白い。サイドストーリーが、マジですごい。最後、怖ーって展開でした。
    他のストーリーも良かったですが、この二つは特に良かったです。

    0
    2022年04月16日