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Posted by ブクログ
どういうことなの? とタイトルを目にして手に取り、中身のぶっ飛んだ文章にびっくり。元はオモコロに掲載されたコラムらしく、ウェブの記事によくあるような「身近なインターネット自由研究」的な内容が続くわけですが、着眼点と題材の切り取り方、文章運びがとにかく狂気に満ちている。
ウェブで見るのと活字で読むのではかなり印象も変わるし、画像なしではわかりづらい部分もあるのだけれど、これは確かに文学だ。河出から単行本化されるのも納得せざるを得ない。
家から一歩も出なくても奇想の旅に出ることは出来る、というコンセプトと執念がひたすら刺激的。
各編をまとめるように添えられた短編小説の鋭さと余韻が印象に残った。
Posted by ブクログ
結論。メッッチャ面白い笑
東京の書店巡り旅の際に、タイトルと装丁に惹かれ、購入した本作品。色鮮やかで綺麗だなとしか思っていませんでしたが、この想定はまさに本作品そのものです。読んだ人はわかると思います。
内容としては、岡田さんが玄関から書斎まで部屋をめぐり、気になったものをとことん調べまくるという空想譚。10年間捨てられなかったミルクティーに、554冊の取扱説明書、100冊の地球の歩き方に122の花言葉。そしてバブの鼓動に490はなしのきかんしゃトーマス。
見ていて、「いやいや、確かに気になるけど笑」ってなります。でも調べなければ分からなかった事実や新たな発見もあり、それをまとめられた文章として読める自分はラッキーです!
なんと岡田さんは他にも出版しているみたいで。
とりあえず、読書離れしている皆さん、クスッと笑いたいみなさん本作品を!
Posted by ブクログ
ラノベっぽいタイトルに若干引いたけど、新しく入った本なので手に取ってみた。
読み始めたらすごく面白くてびっくりした。
膨大なデータを地道に集める丁寧さ、そこから読み解く意外な世界、
そこを踏まえてさらにフィクションへと昇華する。
思いつきだけでは到達できない、データを集めるだけではどうにもならない、
文体が馴染めなかったらそもそも読めない。
静かなテンションで追いかけていく、日常の中に隠された深い味わい。
ひとつの章を完結させるまでに、近道のない時間の積み重ねがある。
この圧倒的な作業量が説得力を支えてる。
午後の紅茶との関係、トリセツ内のドコモ太郎の日々、
花言葉でたどる愛の軌跡、入浴剤バブのポテンシャル。
ネタと見せかけて、ガチなドキュメントだよ。
この人の書くものをもっと読みたい。
けどそれなりの時間(ひと夏でもあり1年でもあり10年を超えるものもある)がかかるものだけに
簡単に言うのも気が引ける。
ウエブメディアの記事を加筆修正+書き下ろしでできている。
「オモコロ」というウェブを見たら、まあいろいろな書き手がいること。
ネットの中にある膨大な情報・ライターの中から、
よくこの書き手を見つけ、本にしようと思ったなと感心してしまう。
Posted by ブクログ
平たく感想をいうと「なにこの人、超ウケる」
もっと短くいうと「やばっ」なんだけど、それで言い済ませてしまうともったいない。
この「どうでもいいこと」を考察(というかもはや研究)してしまうあたり、超ウケるし、やろうと思ってしまうあたり、ヤバイ。
『1歳の君とバナナへ』で知り、めちゃくちゃおもしろいので『0メートルの旅』も、この本も、わりと短期間で続けて読んだ(感想を読書メモに入れていて、更新していなかった)
子どもの自由研究の延長がどこまでも、何歳になっても、ずっと続いている感じが素晴らしい。
イグノーベル賞やタモリ倶楽部が好きな人は、きっとこの本を楽しめるだろう。
飲みかけのまま放置していた午後の紅茶、ミルクティー味との日々と別れ方。
ドコモ太郎の「人とナリ」の研究。
トーマス合計490話の事故分析。
「色彩ヘルパー」という色の名前がわかるアプリで、部屋の中にあるモノの色の名前を片っ端から調べ、269色全てを家中から探し出してみたり。
いやはや…
自分の子どもが将来、空想を巡らせながら何かに興味を持ったとき、どうしようか。「そんなくだらないことを」と言うかわりに「あなたのアタマの中だけではもったいない、ブログかなにかに書いてみたら?」と言える大人でありたい。
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