鈴木エイトのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
鈴木エイトさん。山上さんが安倍元首相を暗殺事件で一躍有名になった感がある。
けれど本書を読むと、鈴木エイトさんは遥か前から統一教会について綿密なリサーチをし続けてきたことがよく分かる。
暗殺事件がきっかけとは言え、これは統一教会という宗教団体、そして統一教会と自民党との関わりについて知る、大きなキッカケだと思った。
それが事件と真剣に向き合うための、ひとつの形だと思う。
他のカルト教団がそうであるように、統一協会もまた褒められたところは何一つない。一人の人生を滅ぼすような。異常な献金体制など、読んでいて心底腹が立った。
山上さんというのは、そんな統一協会の被害者であった。安倍元首相とは別に、 -
Posted by ブクログ
へぇー、統一教会が票集め、それを分配するって、
これが民主主義国家ということか?
そうなんだ、民意は届かないのね。
自民党は、893ともCIAとも繋がっているから。
山上さんの安倍晋三暗殺した時、民主主義国家としてあるまじきと、よう言った。
あの森友加計問題でも、嫁は私人だからとうやむやにし、なんら罰を受けない、法治国家なら疑惑を追求し、解明させ善処するのが法治国家。
自民党の主張ってなに?金儲け、裏金作りに精を出し、
やりたい放題してダメになったら、我関せず国民に責任を押し付ける。
無責任極まりない。
しかし、山上氏が安倍晋三を暗殺しなかったら、またうやむやに終わっただろうね。
民意なんて -
Posted by ブクログ
友人が「自分の国のことだから」と紹介してくれた1冊。宗教団体が政治家にどうつけこんでいくのか、その部分に嫌悪感を感じながらもよくわかった1冊でした。政治家にとって自分の理想の政治があったとしても、選ばれ続けなくてはそれは実現できない。政党にとっての議席数も同様に死守すべきもので、その「席に座り続ける」ために、自分が使わなければ競合が使い自分たちの政治生命が断たれるリスクと鑑みれば、票田に協力を約束しながら手を出してしまう魅力があるのがよくわかった。そしてその手を出すことが結果国民を危険にさらすことになっても、自分の政治活動のためと比べれば、という力関係と優先順位があるのだなと。
そういう視点も -
Posted by ブクログ
統一教会の問題が世間の耳目を集めていなかったときも、鈴木エイト氏は、第二次安倍政権のもとで強大な権力を持っていた自民党と統一教会とのつながりを体を張って地道に取材し続け、貴重な情報を収集・蓄積し世に訴え続けていた。
安倍元首相銃撃事件後、統一教会の問題がにわかに騒がれるようになった。鈴木エイト氏と彼が取材で得た情報の存在がなければ、おぞましい「自民党の統一教会汚染」がここまで詳細に国民に広く認識されることはなかっただろう。
それにしても、教団最高権力者から統一教会を国の宗教にせよ、などというトンデモ指令を受任している政権与党自民党の国会議員がいるなんて…。ホラー映画顔負けであると思った。 -
Posted by ブクログ
2022年7月8日、安倍晋三元首相が参院選の応援
演説中に銃撃を受け、凶弾に倒れました。
その犯人は旧統一教会への恨みから、その教団の
「最も影響のあるシンパ」であることを理由に安
倍氏を標的にしたと、動機を明らかにしています。
そこからは各メディアは自民党議員が旧統一教会
とズブズブの関係であったことを報道しはじめま
した。
あまりの関係の深さに驚いた国民も多いのではな
いでしょうか。
なぜ特定の宗教団体との繋がりが今まで表に出て
こなかったのが不思議です。
しかしこの本の著者であるジャーナリストの鈴木
エイト氏が地道に追っかけたことによって、真実
が白日の元にさらけ出されたと言っ -
Posted by ブクログ
いつ、誰が、どこで、何をしたか、この本は基本的にそれだけが大量に書いてある。
だから特に面白いわけでないかもしれない。
しかし、すごい!凄すぎる!!
まだまだ追求の途中。そのたたき台のような本である。
まずは岸田文雄、そして菅義偉と統一教会の関係が明るみに出るまで世間は感心を持っていて欲しい。
鈴木エイトさんがいつも言っていることがエピローグに書いてある。
「…信者を私利私欲のために使い捨てにする政治家は更に問題視されるべきだ。
…政治家の問題を追求するモチベーションは此処にある。」
この視点にとても賛同するし、この視点を忘れずに今後もこの問題、いや、政治自体を見ていきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
安倍元首相は、憲法改正を初めとする、己の政治目的、政治的野心の実現のために、己の政治基盤を盤石なものにするため、2012年第2次安倍内閣発足時に禁断の札を切った。それが統一教会との癒着の始まりだ。一読して思ったのは、祖父岸伸介、父安倍晋太郎の統一教会とのつながりは、反共産主義という、まがりなにりも政治的な理念を感じるものであるのに対し、2012年からの安倍晋三のそれには極めて安直で軽薄な姿勢を感じる。統一教会に同情も共感もしないが、信者たちの信仰などにほとんど興味もなく、ただで選挙協力をしてくれる便利な駒程度にしか考えてなかったのではないだろうか。なぜなら元首相のお墨付きを得て統一教会に協力を