鈴木エイトのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつ、誰が、どこで、何をしたか、この本は基本的にそれだけが大量に書いてある。
だから特に面白いわけでないかもしれない。
しかし、すごい!凄すぎる!!
まだまだ追求の途中。そのたたき台のような本である。
まずは岸田文雄、そして菅義偉と統一教会の関係が明るみに出るまで世間は感心を持っていて欲しい。
鈴木エイトさんがいつも言っていることがエピローグに書いてある。
「…信者を私利私欲のために使い捨てにする政治家は更に問題視されるべきだ。
…政治家の問題を追求するモチベーションは此処にある。」
この視点にとても賛同するし、この視点を忘れずに今後もこの問題、いや、政治自体を見ていきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
安倍元首相は、憲法改正を初めとする、己の政治目的、政治的野心の実現のために、己の政治基盤を盤石なものにするため、2012年第2次安倍内閣発足時に禁断の札を切った。それが統一教会との癒着の始まりだ。一読して思ったのは、祖父岸伸介、父安倍晋太郎の統一教会とのつながりは、反共産主義という、まがりなにりも政治的な理念を感じるものであるのに対し、2012年からの安倍晋三のそれには極めて安直で軽薄な姿勢を感じる。統一教会に同情も共感もしないが、信者たちの信仰などにほとんど興味もなく、ただで選挙協力をしてくれる便利な駒程度にしか考えてなかったのではないだろうか。なぜなら元首相のお墨付きを得て統一教会に協力を
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Posted by ブクログ
ここまで調べ上げた事、それに加えて自らの危険を晒すような出版に敬意。危険を晒す?なぜ、そう感じたのか。でも、統一教会に汚染されている自民党と、その統一教会の過去の出来事を綴るならば、少なからずリスクがあるのではないのだろうか。あるいは、そう感じる方がおかしいのか。いや、そう感じさせる社会は、やはり何か間違っているのではないだろうか。この件では家族が破滅したり、元首相が亡くなっているのだ。
ー メールによる投票依頼は公職選挙法違反だが、北村経夫に対して期日前投票を呼びかける教団内部のメールを明かした。安倍首相が直々に後援を依頼し、菅官房長官の仕切りによって統一教会で講演した北村は、教団の組織票 -
Posted by ブクログ
前作に引き続き,ここで問われたことは,キチンと回答していかなくてはならないことだと感じた.
特に,「信者も被害者」の視点がキチンと表現されていることは出色だと思った.
だからこそ,このカルトに関わった政治家はキッチリと裁かれる必要があるし,とり逃してはいけない.
それと…太田光が思ったよりまともな(ホッとした)視点でこの問題を捉えていたこと,ひろゆきは,やっぱり思考がうっすーいこと.そこが顕になっているのも良いところ(本題とは離れるけど).
インフルエンサーと言われる人たちの意見にも,キチンと判断力を働かせる必要のあることを,図らずも示している. -
Posted by ブクログ
本としてというより、自分の問題意識だけから巨大権力を追求する姿勢がすごい。
ずいぶん怖い目にも遭っていることだろう。
安倍氏が射殺されなければ、無視されて終わった可能性も高い。
自民党議員の「何が問題なのかわからない」と言い切る頭の悪さ、感度の鈍さには愕然とするが、人間の多くは、自分と関係のない所ではこんなものなのだろう。
いまだにこれらの議員を選んでいるのは(選挙制度の歪みも影響しているとはいえ)国民なのだから。
思考の整合性が欠如している点で、この人たちの主張は間違っていると言える。
ロシアやロシアを擁護する国・人も同類だ。
自分の視点からしか物事を見られない。
逆の立場なら平気で違うこと -
Posted by ブクログ
ネタバレ「カルトの子」に衝撃を受け、何度も読んでいる身としては読まずにいられないテーマ。宗教と発達障害の関係については考えたこともなかったけど、人生がうまくいかずに宗教に助けを求めることを思えば、生きづらさを感じやすい人たちがはまってしまうのはなるほどと思う。当事者のインタビューは読みやすかったけど、専門家のところはちょっと読み飛ばすところも。信田さよ子さん、久しぶりに読んだけど、やっぱ分かりやすかった。斎藤環さんとの対談のとこも。こういう本を読むと、あの高校時代のエホバの子を思い出す。今どうしてるんだろうなぁ。エホバの個別訪問が辛い思いをさせて、コミュニティへの帰依を高めるためだという意見にはなるほ