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安倍元首相と教団、本当の関係。
メディアが統一教会と政治家の関係をタブーとするなか、教団と政治家の圧力に屈せずただひとり、問題を追及しつづけてきたジャーナリストがすべてを記録した衝撃レポート、緊急刊行!
〈事件の10か月前、この宗教団体のフロント機関が主催するオンライン集会に予め撮影したビデオメッセージでリモート登壇した安倍は基調演説の中で、教団の最高権力者への賛辞を述べていた。全世界へ配信された安倍の基調演説を見た山上は犯行を決意。この“動機”は山上の思い込みなのか、それとも一定以上の確度をもって裏付けられるものなのか。その検証は第2次安倍政権発足後、9年間、3000日以上にわたって自民党とこの宗教団体の関係性を追ってきた私だけがなし得るものだった。日本の憲政史上最も長い期間、内閣総理大臣を務めた安倍が殺害されるに至った道程を記す。〉(プロローグより)
(底本 2022年9月発売作品)
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Posted by ブクログ
安倍元首相は、憲法改正を初めとする、己の政治目的、政治的野心の実現のために、己の政治基盤を盤石なものにするため、2012年第2次安倍内閣発足時に禁断の札を切った。それが統一教会との癒着の始まりだ。一読して思ったのは、祖父岸伸介、父安倍晋太郎の統一教会とのつながりは、反共産主義という、まがりなにりも政治的な理念を感じるものであるのに対し、2012年からの安倍晋三のそれには極めて安直で軽薄な姿勢を感じる。統一教会に同情も共感もしないが、信者たちの信仰などにほとんど興味もなく、ただで選挙協力をしてくれる便利な駒程度にしか考えてなかったのではないだろうか。なぜなら元首相のお墨付きを得て統一教会に協力を仰いだ主に自民党議員たちの態度にそのようなC調さを感じるからだ。親分がそうだから子分も同様、ちょっと講演をしたり祝辞を送ってやるだけで無償で選挙や政治活動に協力してくれる便利屋、その程度の認識だったのではないだろうか。それは岸田総理が当該団体との関係を、あっさりと「問題のある団体」との「不適切な関係」と断じた態度にも表れる。当の統一教会の関係者はこういう手のひら返しな態度にどういう感情を持っただろう。せいぜいが日本で10万人の信者数しかない統一教会が自民党の閣僚中枢部にピンポイントで接触したとはいえ、本気で自民党を乗っ取るようなことは現実味がないと思う。WINWINの関係ではあるが圧倒的に政治家側優位な関係であったように思う。統一教会が問題のある反社会的な団体であることは間違いないことだが、そうと知ったうえである意味純粋な信仰心で自分たちの信義や理想の実現のために真剣に取り組んだ末端の信者たちを利用しなけりゃ損とばかりに軽い気持ちで使役し、全国弁連が正式に議員たちに付き合いを断つよう勧告したのを無視し続け、彼らの犯罪行為に結果としてお墨付きを与え、結果として多くの被害者を生み出し続けたたことに一役買った議員たちの浅ましさにはより醜いものを感じる。本著は世間がほとんど関心を向けてこなかった、安倍第2次内閣からの政治家と統一教会とのふしだらな関係に唯一注目し、丹念に根気強くまさに3000日取材を重ねた労作で、山上容疑者の元首相暗殺事件が起きてようやく世間が気づいたこの異常な状況を一人地道に追っていった記録であり、もし著者がこの取材をしてこなければ、それこそ安倍晋三に対し「民主主義への冒涜と戦って散った名君」のような間違った歴史認識で元首相が語られることになったかもしれないのだ。そう考えると心底恐ろしい。
Posted by ブクログ
友人が「自分の国のことだから」と紹介してくれた1冊。宗教団体が政治家にどうつけこんでいくのか、その部分に嫌悪感を感じながらもよくわかった1冊でした。政治家にとって自分の理想の政治があったとしても、選ばれ続けなくてはそれは実現できない。政党にとっての議席数も同様に死守すべきもので、その「席に座り続ける」ために、自分が使わなければ競合が使い自分たちの政治生命が断たれるリスクと鑑みれば、票田に協力を約束しながら手を出してしまう魅力があるのがよくわかった。そしてその手を出すことが結果国民を危険にさらすことになっても、自分の政治活動のためと比べれば、という力関係と優先順位があるのだなと。
そういう視点も頭に入れながら、自分たちのやることを考えていけるといいなと。
Posted by ブクログ
統一教会の問題が世間の耳目を集めていなかったときも、鈴木エイト氏は、第二次安倍政権のもとで強大な権力を持っていた自民党と統一教会とのつながりを体を張って地道に取材し続け、貴重な情報を収集・蓄積し世に訴え続けていた。
安倍元首相銃撃事件後、統一教会の問題がにわかに騒がれるようになった。鈴木エイト氏と彼が取材で得た情報の存在がなければ、おぞましい「自民党の統一教会汚染」がここまで詳細に国民に広く認識されることはなかっただろう。
それにしても、教団最高権力者から統一教会を国の宗教にせよ、などというトンデモ指令を受任している政権与党自民党の国会議員がいるなんて…。ホラー映画顔負けであると思った。
Posted by ブクログ
2022年7月8日、安倍晋三元首相が参院選の応援
演説中に銃撃を受け、凶弾に倒れました。
その犯人は旧統一教会への恨みから、その教団の
「最も影響のあるシンパ」であることを理由に安
倍氏を標的にしたと、動機を明らかにしています。
そこからは各メディアは自民党議員が旧統一教会
とズブズブの関係であったことを報道しはじめま
した。
あまりの関係の深さに驚いた国民も多いのではな
いでしょうか。
なぜ特定の宗教団体との繋がりが今まで表に出て
こなかったのが不思議です。
しかしこの本の著者であるジャーナリストの鈴木
エイト氏が地道に追っかけたことによって、真実
が白日の元にさらけ出されたと言っていいです。
TV報道の元ネタは、ほぼ鈴木氏の取材によるも
もであることも本書から伺えます。
それら一連の内容が本書に綴られており、臨界点
に達したのが銃撃事件なのです。
ではなぜ犯人の恨みが臨界点に達したのか。
この本を読めば、自民党が「いいとこどり」をし
ていたのがよく分かります。
選挙では旧統一教会を利用するだけ利用して、公
にはその関係性は認めようとしない。その末路だ
と言えます。
政治家に求めるものを、今一度全国民が考え直す
きっかけとなって欲しい一冊です。
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ビジネス・実用
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