鈴木エイトのレビュー一覧

  • みんなの宗教2世問題

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    ネタバレ

    宗教者、精神科医、ジャーナリストなどこの問題に向き合っている様々な専門家との対談や取材と2世当事者の声を集めた章が秀逸。
    むしろそこだけでも良かったのでは、と思うくらい。
    最後の方の章は著者自身の著作や宗教関連の文学や映像作品の紹介と見解が多く、興味を惹かれるものもあったが映像に関してはほとんど見ることのできないものが多いこともありちょっとうるさく感じてしまった。蛇足感がある、と言ったら言い過ぎだろうか。

    p253で著者が創価学会について、エホバの証人のように2世問題を唱えてる人や宗教被害を受けたと言っている人が実数からすると多いと思えない、ゆえにエホバが2世問題を生み出しやすい宗教と言える

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    2023年07月08日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    闇が深すぎてGW初日に一気読みする本ではなかった
    裕福じゃなくても、イケメンじゃなくても、宗教2世に比べて一般家庭に生まれた自分がいかに幸せか思い知る
    選挙と宗教団体の相性良さが最悪だなと感じる

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    2023年04月29日
  • みんなの宗教2世問題

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    1章は聞書のためか整っていない文章に読み取りにくさを感じると共にとてもリアルに訴えかけてくるものがあった。3章の識者による宗教2世論はとても興味深く、宗教、特にカルトの問題をどう捉えるかの指針となる。特に釈撤宗氏の項で述べられているように宗教教団側の取組むべき課題を明確にし、2世問題を家族の問題だけに留まらせないように社会はしっかりと向き合っていかなくてはならないと感じた。
    宗教問題を取り扱った本や映画の紹介もあり、続けて手にしていきたい。

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    2023年04月27日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    書店で並んでいるのを見て気になっていたけど、本の雑誌・年間ランキング入賞を見て、やはり読んどかないとってことで。著者も言っているように、本書の内容を出し惜しみせずに各方面に提供してくれたおかげもあって、政治家の汚染ぶりは広く知られるところになった。自分も、新聞やら他の書籍で目にする機会を得、結果、本書から受けたインパクトは、おそらく発売当初のそれより小さいものにはなった。でも本書が示す事実は変えられず、その清算はうやむやなまま。一時、結構盛り上がっていた問題追及も、日々出来する新たな問題に糊塗され、かなり影が薄れがちな気がする。最近では、第何回目の質問状、みたいな話題でしか聞かなくなってしまっ

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    2023年04月12日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    これは良かった。よくここまで調べた、という感じ。政治家としては支援してくれるんなら、顔も出すし、リップサービスもするんだろうけど、それが被害者を出してる反社会的な集団かどうかは、判断すべきだろう。山上の犯行は是認できないけど、国家を牛耳る権力者たちがパンハクチャを礼賛してるのを見れば絶望する人は他にもいたであろう。
    宗教2世の方たちを抜きにしても、反日の宗教団体と影でズブズブだった自民党、もう期待できない。

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    2023年01月24日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    内容としてはとんでもないけれど、1冊の本としてはひたすら自民党と統一教会の繋がりを示す事実を羅列していくだけで正直、面白味はない。

    国民として今後も注視していく必要がある。

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    2022年12月31日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    時の防衛副大臣への取材。統一教会との関係を問う。警察が来る。交番への同行。開放。この国はなんとか法治国家を保つ。だが、取材対象はもういない。「知る権利」は守られない...巻末に掲載される関係ありの議員リスト。弁護士の申し入れに聞き耳もたぬ方々。野党もいる。少しは期待していたあの人も。半日思想を持つその教団が目指すは”国家復帰”。総理大臣を指導者に侍らせる。報道を自粛するメディア。知らせない構造は怖い。多くの反対の下、行われた”国葬”。今なおも着々と進む支配。亡き者は帰らず。この国が帰らぬ存在になる前に…。

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    2022年12月10日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    著者が統一教会や政治家たちを粘り強く取材し続けた長年の奮闘ぶりが伝わってきます。安倍元総理暗殺で一躍注目をあびた統一教会ですが、今その背景についてここまで包括的に知ることができたのはその苦労のおかげです。

    取材内容を誇張することなく、できるだけフラットに語ろうとする文章にも、非常に信頼感と好感が持てます。でもその反面、正確に記載された日付や人名や組織名の羅列で感情抜きの事実が淡々と書かれています。正直ストーリーとしての面白さには欠けるところ残念ですが、そこは仕方ないですね。

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    2022年11月19日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    鈴木エイトさんの取材力は素晴らしい。個人でここまで取材し、これが元になり多くのジャーナリストが教団の悪事を暴き、教団が法の裁きを受けて欲しい。

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    2022年11月08日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    ネタバレ

     大変意義深い本ではあるのだけど、間違いがあって訴訟などが起こったら困るからなのかとても硬い。もっとエキサイティングなスキャンダルを期待して読み始めたので、あまりに硬くて頭にさっぱり入ってこない。裏では何があるか分からないけど、出てくるお金の金額がほんの数万円などでもしかしたらそんなに悪くないのかもしれないと思うほどだ。政治家に流れたり、政治家が払うお金は大した額でないけど、信者の献金はとんでもない金額だし、選挙で変に自民党が強いのもおかしいと思っていたのでやっぱり解散して欲しい。

     岸田総理は統一教会の問題に前向きに取り組む姿勢を見せており、支持率が下がっていても菅元総理などズブズブの人に

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    2022年11月05日
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日

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    現在絶え間なく旧統一教会にまつわる報道が取り沙汰されている。献金問題、宗教2世の苦悩、そして政治家との癒着である。ここで鈴木エイトが長い年月をかけた渾身の取材で旧統一教会と自民党議員との接点を炙り出していく。それは選挙における票集めの手段としてあまりに軽率な自民党議員の行動を筆者が許さないからであり、弱者を救うべき政治がこれほどまで腐敗していいのかと読者に問いかけてくる。言葉で逃げる、ごまかす、世間を甘くみる為政者は即刻退場を願う。教団信者や元信者の救済、これが優先事項であり、同時にこの反社会的団体との解体を信教の自由の侵害だと論点をずらす小細工に時間を浪費してはならない。私たちはこの問題に正

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    2022年10月04日
  • みんなの宗教2世問題

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    編者は自身が宗教二世であることを明かしている横道氏。自身の発達障害についても触れている。

    第一章は宗教2世らの生の声。
    そして著名人らによる様々な意見。
    いろんな人の声に耳を傾けるということの大切さがよくわかる。

    後半は宗教二世を扱った作品についてデータベースのようになっている。今まで気づかなかったが、これだけ作品化されているということは、表現者がそれぞれに問題意識を持って発信しているということでもある。

    安倍元首相銃撃事件から3年経過し、改めて読んでみようと手にした一冊。

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    2025年07月11日
  • 統一教会との格闘、22年

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    統一教会に徒手空拳で立ち向かい続けるジャーナリスト、鈴木エイトさんの戦いの記録。
    安倍晋三襲撃事件を得て、本当にようやく日の目が見れた感じで、ここに至るまでの果てしない苦労と努力、そしてそういった中で得た言動の一貫性というものが本書からもグッと伝わってきた。

    本書の読みどころは後半に集約されている気がする。
    本書の中に「政治家は保身の為なら警察などあらゆる権力を使ってくる」とあるが、自分さえ良ければよい、霊感商法等の悪行に何にも思わずむしろ手を組む政治家...、一般人には強く出て権力者にはへりくだる(一部)警察官...、そういった奴らと戦う著者を今後とも注目しつつ応援していきたい。

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    2025年05月04日
  • みんなの宗教2世問題

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    私も宗教2世、いや、正確には3世です。
    皆さんの体験談は、自分と重なるところも多く、改めて、自分もいろんなことを我慢してきたんだろうな、本当の自分を出すことができずに大人になったんだろうなと感じました。

    せっかくなので、私の記録も(長くなりますが)ここに残します。
    私は、父方の祖母、母方の祖父母が創価学会に入会し、父と母は子どもの頃から学会員で、学会活動の中で出会って結婚し、私が生まれました。
    父母は地元でちょっと有名な活動家だったので、その長女である私も期待されていると(勝手に)感じていました。
    小学生になる頃、母から勤行唱題を教わり、土日には未来部として会合や合唱団の活動に参加しました。

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    2024年06月21日
  • 「山上徹也」とは何者だったのか

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     この事件はとても奥が深く、様々な見方ができる。偏った立場からではなく丹念に事実を調べている。裁判所がどのような判断をするのか注目される。

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    2024年02月10日
  • 「山上徹也」とは何者だったのか

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    一貫して統一教会を取材して来た鈴木エイト氏の本作。恥ずかしながら、エイト氏の著作を初めて読ませていただきました。衝撃の事件から一年半、次々と政治家の不正も起こり、安倍晋三襲撃事件もヒトの口にのぼらなくなった今日この頃だが、改めて読んでみると、正直山上被告への同情を覚えます。ずいぶん前から、街頭での怪しい募金活動をしている団体、統一教会=勝共連合ということは知ってはいました。桜田淳子などの合同結婚式が大いに話題になったことも憶えています。エイト氏には引き続き頑張ってこの問題を追求して、世に知らしめて欲しいし、社会の関心が向け続けられ、世論の力で解散まで持っていって欲しいと思います。
    暴力では解決

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    2024年01月13日
  • 「山上徹也」とは何者だったのか

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    こういう本はあまり手に取ったことがないのでなかなか判断しづらいのですが、何とも言えば良いのか、違和感を覚えるのが正直なところ。
    対象者本人よりも著者含めた政治家・ジャーナリストなどと自称する人たちに信頼が置けないというか。
    ただ、追い詰められた対象者の深みが際立って立ち止まらざるを得ないことを感じただけでも読んで良かったし、それが
    ジャーナリストの仕事なのかもなぁと。

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    2023年11月27日
  • 「山上徹也」とは何者だったのか

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    だらだら引き延ばされた挙句、うやむやに幕引きを図るのかと思いきや、すこし次の展開が出てきそうにも見える統一教会問題。あの事件から1年以上経つけど、まだ不明な点ばかり。そんな中、最大の当事者の核心に迫らんとする著者の存在は頼もしいし、真実も近いところにはあるんじゃないかと思える。本書はまだ途中経過だけど、引き続き注視していきたい。

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    2023年09月06日
  • みんなの宗教2世問題

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    安倍元総理大臣襲撃事件の容疑者山上氏の行動からクローズアップされた宗教2世 さまざまな宗教2世の生の声がつづられている。一時はマスコミも騒ぎ立てたが今では、冷めてしまったようだ。この本を読みもう一度宗教2世について考えることとなった。

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    2023年08月31日
  • 自民党の統一教会汚染2 山上徹也からの伝言

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    鈴木エイトのジャーナリスト活動をチェックしている人びとにとって、本書は彼のルポのおさらいとなる内容で物足りないのが正直な感想であるが、購買による彼の支援だと思えば決して損はない。旧統一教会から被害を受けた信者や元信者、二世の人びとの救済へと突き進んでいく時流を願う。利権しか頭にない非人道的な人びとに社会を牛耳らせてなるものか。

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    2023年06月01日