佐野広実のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
介護施設で働く娘の依頼により、認知症を患う"門前さん"(施設の門の前に放置されていた)の身元を調査することになった父。
ただの身元調査だったはずが、いつの間にか警察組織の闇に迫っていき、公安や暴力団なども絡んだ大きな渦に飲み込まれていくーという展開にハラハラさせられました。
なぜ"門前さん"は、自分を偽って生きてこなければならなかったのか。
真実が明らかになったとき、彼の辛さや悔しさを想像すると胸が詰まりました。
認知症の症状が進行し、過去の記憶が消えていってしまうなか、、、最後まで残された記憶は、どうか幸せなものでありますように。
切なさが残る作品で