土山しげるのレビュー一覧
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作・久住昌之、画・土山しげる『荒野のグルメ 3』日本文芸社。
都会という名の荒野にオアシスあり。その名は『小料理よし野』。主人公の某企業の課長は『よし野』で日常の疲れを癒す…
こういうワンテーマで、ゆっくりと時間の過ぎていく漫画というのも良いものだ。一年以上も前から酒を一切飲んでいないが、相変わらず酒の肴は好物。本書に描かれる『よし野』の女将の作る肴に魅力を感じる。
意図してだと思うが、初巻から『よし野』の女将の顔は描かれていない。読者それぞれが思い描いた顔が女将の顔ということなのか。それはそれで粋な演出。何しろオトナの漫画なのだから… -
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オトナ版『孤独のグルメ』の第2巻。定年を迎えた主人公が自らを野武士に例え、オトナのグルメを楽しむ。9編を収録。いずれも、面白かったが、『寝覚めの家飲み』が一番面白かった。
『ココロのコロッケ』。肉屋のコロッケを缶ビールで味わう…オトナの楽しみ。
『野武士のライスカレー』。独り留守番をする主人公が昼飯に思い付いたのは…はちゃめちゃな野武士のカレーにニヤリ。
『さすらいのイタリアンランチ』。散歩の途中にイタリアンレストランに入った主人公は…
『秋の新サンマ塩焼き』。神保町で古書店を巡り、近所の馴染みの居酒屋へ…純米大吟醸で味わう新サンマの塩焼きは格別。
『銀座の蕎麦屋で昼酒』。いきなりの -
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これは面白い。読みながら、ひとりニヤニヤした。主人公は定年を迎えた香住武60歳である。定年退職した元サラリーマンの自分を野武士に例える香住武が、ひたすら食と対峙するのだ。
あの谷口ジローが漫画化した『孤独のグルメ』の姉妹作ともいうべき本作は土山しげるが、漫画化している。しかも、単行本化にあたり、四話が描き下ろしという豪華な内容。
中でも『かっこ悪いスキヤキ』には笑った。泉晴紀と久住昌之の名コンビ・泉昌之の『かっこいいスキヤキ』のパロディーになっている。
描き下ろしの『釜石の石割桜』は、『孤独のグルメ』のあとがきが原作であり、まさか漫画で読めるとは思わなかった。 -
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主人公が
主人公が大食い道を極めるために目覚める一冊。
サラリーマン時代と違い、真摯に取り組む姿勢に今後の期待が持てる。ここから更に面白くなる。 -
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自分はけっこう好き
正直言って、
「大食いを一種のスポーツとしてとらえ、理論やテクニックで戦って行く」
って話だけど──無理があるよ(笑)。
所詮は、大食いは大食い。スポーツじゃない。
たくさん食べたり、速く食べたりするのに、それなりの技があろう、とだ。 -
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加藤ジャンプ、土山しげる『今夜はコの字で 完全版』集英社文庫。
都内近郊に実在する『コの字酒場』から10店の名店を厳選し、加藤ジャンプの原作をもとに土山しげるが漫画化。加藤ジャンプのエッセイも掲載。
『コの字酒場』とはコの字カウンターがある大衆酒場。カウンターの中にいる店主と客の距離は均等で、故に客を平等にもてなそうという意識が垣間見える。
BS放送の『酒場放浪記』や『孤独のグルメ』、地上波の『オモウマい店』など個性の強い、人間味あふれる店主が経営するディープな店を紹介する番組が人気だ。世知辛い今の時代だからこそ、そういう店がウケるのだろう。
主人公の吉岡が仕事の失敗で落ち込むや大学の