あらすじ
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広告代理店「集英企画」に勤める吉岡としのりは、今日もダメな後輩の尻ぬぐい。ある日、大学時代の先輩・田中恵子のススメでコの字酒場の扉をおそるおそる開く。コの字型カウンターならではの人と人のふれあい、店主自慢の酒と肴、恵子との恋……。吉岡はコの字の魅力にハマっていく。実在のコの字酒場を舞台に繰り広げられるグルメ&恋愛漫画。コの字酒場で呑みたくなる加藤ジャンプのエッセイも収録。
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Posted by ブクログ
加藤ジャンプ、土山しげる『今夜はコの字で 完全版』集英社文庫。
都内近郊に実在する『コの字酒場』から10店の名店を厳選し、加藤ジャンプの原作をもとに土山しげるが漫画化。加藤ジャンプのエッセイも掲載。
『コの字酒場』とはコの字カウンターがある大衆酒場。カウンターの中にいる店主と客の距離は均等で、故に客を平等にもてなそうという意識が垣間見える。
BS放送の『酒場放浪記』や『孤独のグルメ』、地上波の『オモウマい店』など個性の強い、人間味あふれる店主が経営するディープな店を紹介する番組が人気だ。世知辛い今の時代だからこそ、そういう店がウケるのだろう。
主人公の吉岡が仕事の失敗で落ち込むや大学の先輩である恵子に薦められた『コの字酒場』に足を運ぶ。そのうち、二人で『コの字酒場』で飲む仲になり……
いずれも味のある名店、神楽坂『焼鳥 しょうちゃん。』、錦糸町『三四郎』、横浜『のんきや』、自由が丘『ほさかや』、町田『酒蔵 初孫』、一之江『大衆酒場カネス』、赤羽『まるます家』、松戸『酒処 ひよし』、秋葉原『赤津加』、新橋『美味ぇ津』が描かれる。
本体価格680円
★★★★