内田英治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレひさびさにこういうラストの本を読んだので打ちのめされた。
最後に望みを叶えられた凪沙が不幸だったとは言い切れないけど、幸福だったというには辛いことが多すぎる。
一果はこれから世界に羽ばたいて成功するかもしれないししないかもしれない、瑞貴は政治家になってみんなの生きやすい世の中を作っていくかもしれないし、そもそも選挙で勝てないかもしれない。
ハッピーなのかアンハッピーなのか分からない。冷たいような、しかし底の方でじわじわと熱を持っているような、なんとも落ち着かない読後感。
LGBTs的なことで言えば、この作品が「リアリティがない」と評価されるような世の中であってほしいと思う。 -
Posted by ブクログ
マッチングをテーマにしているからもっとマッチング相手が怖くてぞわぞわするものを期待してたんだけどホラーよりはミステリ寄りかな?
色んな人の視点で事件を追っているからよりミステリっぽい。主人公の視点で恐怖や感情を表現してたらホラーっぽくなるのかな
でも面白かったです。序盤から中盤まではまあまあありきたりな展開が続いてふーんと思いながら読んでたんだけど終盤のひっくり返しが勢いもあって良かった
これ2回ラストにどんでん返しがあるんだけど(もっとあるかも)受け入れられる人とそうでない人で別れそうだなぁと思った
実は私もどんでん返しに次ぐどんでん返しっていう何回も真相が変化するタイプの作品よりは一発バシ -
Posted by ブクログ
※映画の感想です
ミッドナイトスワンが好きだったので期待を持って観賞。違法薬物の売人に踏み出してしまった主人公には必ず悲しい未来が待っていると分かっていながら子供たちとの幸せな時間を見守るもどかしさが鬱映画としての醍醐味であり、そして貧しい中でささやかな幸せを重ねる描写もさすが絶妙でした。
ラスト10分がSNSで物議をかもしているとはうっすら知っていたものの、いざ喰らうと本当に消化不良。色んな人の上げている考察を読み、なんとか自分なりに解釈したものの、自力では辿り着けない要素(Tシャツの柄など)もあり、やっぱり釈然としない。
とはいえ、主役二人や子役、女子高生の親子の演技力は抜群でラスト -
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内田英治『スペシャルズ』講談社文庫。
内田英治監督最新映画のノベライズ。
さらっと読めたが、それ程面白くはなかった。
最近はオリンピック競技にブレイキンが採用されるなど、ダンスブームが再来しているようだ。そんなブームに乗る形でこの娯楽映画も作られたようだ。
裏社会のトップを暗殺するために1億円の報酬で集められた一流の殺し屋たち。半年後に開催されるダンス大会に裏社会トップの孫娘が出場し、その会場にトップも来るという情報が入る。集められた殺し屋たちもダンス大会に出場し、そこで暗殺を決行するためにダンスチーム『スペシャルズ』を編成する。
本体価格640円
★★★ -
Posted by ブクログ
東京で暮らす主人公のシングルマザー
出奔した夫の借金を背負い、子供2人と貧困生活を送るが、ある時出会った格闘家の女性とドラッグの密売人となる話
抜けだせない生活の苦しさと、子供のための必要なお金を工面するためにどんどん危険を犯していく
社会でもがきながら生きてきた主人公夏希と格闘家の多摩恵はドラッグによって結びつき、今やひとつの運命で繋がっている
行くつく先は破滅⋯
筋書きは面白いけど
これは小説とは言い難い
序盤は丁寧に描写してたけど後半描写が足りなくていきなり場面が変わって急にあらすじを説明しだす不自然さがある
3枚の絵画
母親という存在
楽園
キリスト教
聖書
マグダラのマリ -
Posted by ブクログ
内田英治『ナイトフラワー』講談社文庫。
今年の11月に北川景子主演で公開される映画原作のヒューマンサスペンス小説。
最近の日本映画らしいウエットなストーリーと爽快感の余り無い結末。現代の日本を象徴するような貧困と貧困から這い上がるために犯罪に手を染めるという負のループ。まるで海外の貧困国のようだが、それが現実なのだろう。こうした状況が当たり前のように映画に描かれるというのは非常に恐ろしいことだ。
夫が借金で失踪し、シングルマザーとして昼夜問わずに様々な仕事を必死にこなしながら2人の子どもを育てる永島夏希。働けど働けど暮らしは楽にならず、夫の借金を返済しながら、時にはガスを止められること