内田英治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレひさびさにこういうラストの本を読んだので打ちのめされた。
最後に望みを叶えられた凪沙が不幸だったとは言い切れないけど、幸福だったというには辛いことが多すぎる。
一果はこれから世界に羽ばたいて成功するかもしれないししないかもしれない、瑞貴は政治家になってみんなの生きやすい世の中を作っていくかもしれないし、そもそも選挙で勝てないかもしれない。
ハッピーなのかアンハッピーなのか分からない。冷たいような、しかし底の方でじわじわと熱を持っているような、なんとも落ち着かない読後感。
LGBTs的なことで言えば、この作品が「リアリティがない」と評価されるような世の中であってほしいと思う。 -
Posted by ブクログ
内田英治『マッチング TRUE LOVE』角川ホラー文庫。
映画『マッチング TRUE LOVE』原作小説。
前作『マッチング』が予想外に面白かったので、この続編も読んでみることにした。今回は本作に描かれる南国マッチングツアーの参加チケット風栞が特典として挟まっていた。
どうやら二匹目の泥鰌は居なかったようで、味のなかなか決まらないごった煮のようなホラーサスペンスだった。
既にプロローグで主人公の唯島輪花の恋人の永山吐夢が殺人に手を染めていたことが描かれているのだが、それとは別な殺人鬼が居るようで、その辺りの辻褄を無理矢理合わせるかのようなストーリーが何とも苦しい感じだ。
アプリ婚活殺人事件から2年が過ぎ、唯島輪花は恋人の永山吐夢と暮らしていたが、ある日、白いバラの花びらを残して行方をくらましてしまう。
吐夢の行方を捜す輪花は、スタッフとして男女のマッチングツアーに同行することになった。そのツアーには2年前の事件で犠牲者となった輪花の友人・伊藤尚美の愛羅も参加していた。
ツアーの行先は沖縄からクルーズ船で移動した孤島だったが、恋人探しに夢中になる参加者たちを嘲笑うかのように2年前の事件を彷彿とさせる殺人事件が起きる。
本体価格880円
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Posted by ブクログ
マッチングをテーマにしているからもっとマッチング相手が怖くてぞわぞわするものを期待してたんだけどホラーよりはミステリ寄りかな?
色んな人の視点で事件を追っているからよりミステリっぽい。主人公の視点で恐怖や感情を表現してたらホラーっぽくなるのかな
でも面白かったです。序盤から中盤まではまあまあありきたりな展開が続いてふーんと思いながら読んでたんだけど終盤のひっくり返しが勢いもあって良かった
これ2回ラストにどんでん返しがあるんだけど(もっとあるかも)受け入れられる人とそうでない人で別れそうだなぁと思った
実は私もどんでん返しに次ぐどんでん返しっていう何回も真相が変化するタイプの作品よりは一発バシッと決めてくれるタイプの作品の方が好きなんだけどこの作品はまあ楽しく読めたかな
昔からの関係者が集まりすぎてリアリティ色は薄まってしまったけどエンタメとしてまあまあでした
あとは犯人が分かりやすすぎる…けどこの第一犯人はメインじゃないだろうからいいのか