内田英治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっとナジャ・グランディーバ
ってなことで内田英治の『ミッドナイトスワン』
草彅剛くんの映画をやってたのは知ってたけど内容は知らなくて、ちょっと興味あって読んだんじゃけど、泣ける~
トランスジェンダーの凪沙は幼い頃から身体は男で気持ちは女の子でずっと悩み続けて高校を卒業後に東京のニューハーフショークラブで働きながらお金を貯めて身体も女の子に生まれ変わろうとしてた時に、地元の親戚の女の子の一果が母親から育児放棄を受け避難させる為に凪沙へ預けることに。
心も病んでいた一果は誰にも心を開くことなく孤独な中にクラシックバレエに生きてく光を見出す。
そんな一果の夢を叶える為に風花や周りの人々の愛を受けてく内に一果の心もゆっくりと開いていくんじゃけど……。
人それぞれ色んな人生があって、苦悩、挫折、絶望と生きてくのが辛い世の中でも、希望を必死で掴み取ってく様、叶わぬ夢が美しくも悲しい。
これも映画観たいな。
読んでる時は凪沙がずっとナジャ・グランディーバにしか浮かんでこなかったけど
滅茶苦茶良かった。
2026年13冊目 -
Posted by ブクログ
映画を観てからの本だったので、すっと頭に入ってきて、人物像もよりはっきりした。夏希が子どもたちを育てるため夜どうし働き、子どもたちは生活が大変なことを知りながら、お母さんにご飯を作ったり、自分たちで路上でお金を稼いだり。毎日がカツカツで、でもどうすることもできなくて。無理心中のニュースがよく目に入ってくるが、きっとこのような毎日を苦にしてなのだろうか。多摩恵の母親や、海の母親、サトウの母親は逃げて、家族を捨てていた。そんな中、夏希だけは子どもたちと向き合い、愛し、精一杯の愛情を注いでいた。「強くなりたい」という気持ちは誰かを守るための熱になるし、時に人を狂わせるものであるとも思った。多摩恵が元チャンピオンに負けた時、夏希が抱きしめ、それを見た海の悲しそうな顔が印象的だった。幸せになるためには周りを不幸にするしか無かった。4人家族となった夏希はこれから楽園に流れていくのだろうか。夏希と多摩恵をリークし、星崎に拳銃を渡した元反社の岩倉がすごくタチが悪い。
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Posted by ブクログ
普段は書籍を読んでから映画をみることがおおいのですが、この本の場合逆で
最初はyoutubeの映画の宣伝でその存在を知って、草彅剛さんの演技に心をつかまれ、映画を観て、余韻にひたり、書店に行き本を探して読むというスタイルで読みました。
とても温かく優しいのに、現実の辛さ、冷たさを突きつけられ、そんな中でも光を見つけて足掻いたり、そこに向かっていく強さをかんじとても余韻の残る本だった。
映画を先に観たためか、ずっとテーマの「Midnight Swan」が頭の中に流れていた
一人の人を母として愛するのに性別がひつようなの?
凪沙の愛情はもしかしたら女性に対する憧れも含まれていたのかもしれないけれど、それだけでは決して解決できないほどに深いものがあったと思う。
映画のラストに少しだけその後の話しが描かれていて、小説の一果もそうなっていて欲しいとねがってしまった。
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Posted by ブクログ
ネタバレトランスジェンダーの“凪沙”(なぎさ)は故郷の広島を離れ東京、新宿を舞台に生きている。あるきっかけで親戚から預かった一人の少女と暮らす事になってしまった。母から愛を注がれずに生きてきた少女、一果(いちか)と出会ったことにより孤独の中で生きてきた凪沙の心に今までにない感情が芽生える。
一人の少女との出会いにより凪沙に芽生えた自らの“性”の葛藤と、実感した事の無かった“母性”の自覚を描く、奇跡の物語。
めちゃくちゃ切ない物語なので、読む時を選ぶ。
トランスジェンダーの凪沙が親戚の女の子を通じて母になりたいと願う。貧困に直面しながらも少女の一果はバレエにのめりこんでいく。
とてもじゃないけどハッピーな作品ではない。でも一果の努力やその境遇に胸を打たれる作品。
私は本当の意味でLGBTの方の気持ちは分からないけれども、LGBTでなくとも人生が楽なものでない。地に足をつけて1つ1つ積み上げるしかないのだと思う。
弱者に優しい社会であってほしいなと思う。
映像も楽しみ。