内田英治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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トランスジェンダー、歪んだ家族関係、
経済的貧困、偏見と差別に苦悩し、
受け入れられることはないと諦めながらも、
それでもあるがままの自分で生きたいと願い、
抗って生きる人たち。
結末に胸が締め付けられて、同時に希望を
持ちたいと願わずにはいられない。
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理解を示さない親と距離をとり、田舎から
離れて新宿で自認する性別になるために
ひとりで生きるトランスジェンダーの凪沙。
育児放棄を受けて育ち、全てに心を閉ざして
無表情になった一果。
通報を受けて保護された一果は、親戚の
話し合いで凪沙に預けられる。
最初、凪沙は面倒ごとに巻き込まれたと
不満に感じて一果と関わりを持とうとせず、
一果も周りに興味もたずひとりの殻に閉じ
こもっていた。
でも一果がバレエに出会ったことがきっかけで、
互いに壁を作って関わり合おうとしなかった
二人の間に少しずつ変化が起こる。
期間限定だった二人の生活を、いつしか
ずっと続けば良いと感じ始めた頃に
二人を引き裂く出来事が起こる。
些細なきっかけで堕ちていく人がいる一方で、
小さな関わりから生きる道しるべを見つける
人がいる。
不安な日々に揺らぐ一人ひとりの姿が
鮮明に記憶に刻まれる物語。
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Posted by ブクログ
はい!明けました!(人´∀`).☆.。.:*・゚
明けましておめでとうございまーーーす⤴⤴⤴
三が日、家でボーッとしながら読書を楽しみたいですが、そういう訳にもいかないですね…
大人の事情がありますね(;^ω^)
とりあえず、2024年一発目のレビューはコレだ!
ジャジャ〜ン♪
『ミッドナイトスワン』
なぜこれかというと……、
特に理由はナシ!
たまたまタイミング的なものですw
新宿のニューハーフショークラブで働くトランスジェンダーの凪沙
母親から育児放棄・虐待をされた一果
とあるきっかけで凪沙が親戚の一果を預かり生活を共にすることになる
トランスジェンダーと虐待、孤独の中で生きてきたふたりはなかなか心を開くことができない
しかし、一果の大好きなバレエと、凪沙が一果にそして自分自身に言った、「うちらみたいなんは、ずっと一人で生きて行かなきゃいけんけえ・・・ 強うならんといかんで」の一言がふたりの関係性に変化を与えていく
一果との出会いにより凪沙に芽生えた自らの“性”の葛藤と、実感した事の無かった“母性”の自覚を描く涙の物語
さぁ、2024年も読書楽しみまーす\(^o^)/
みなさん今年一年もどうぞよろしくお願い致します!
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Posted by ブクログ
本作は、内田英治さん監督・脚本の同名タイトル映画の、ご自身によるノベライズ版です。
個人的に、原作→映画化の場合は、「映画は観ない派」ですが、本作は逆パターン‥。互いに補い合う部分があるのか、作者(監督)の意図も不明で‥。
映画では、草彅剛さんが主演し、日本アカデミー主演男優賞を受賞‥。う〜ん、どうしましょう。(で、結局読んだんかい! 映画じゃないんかい!)
日々体と心の葛藤を抱えるトランスジェンダー・凪沙と、親(実は親戚)の虐待を受け一時預かったバレエダンサーに憧れる少女・一果の物語です。
凪沙と一果。この2人を結びつけたのは、世の中の生きにくさや孤独であり、そこにバレエという共通の希望が見えた時、運命が動き出します。
著者は、この2人の姿を通して一つの家族愛の形を描こうとしたのかもしれませんが、後半の急展開とラストは、少々不完全燃焼の感が‥。
感動とか、美しいとか、泣けたとかの凡庸な言葉の前に、個人的には切ない以外の何ものでもないなあ、という思いです。
当事者でない立場から見た、「(可哀想な)トランスジェンダー像」が拭いきれません。これがリアルだとすれば考えるきっかけをもらったと言えるでしょうが、やるせなさだけが残るような‥。当事者は共感できるのでしょうか? LGBTは社会全体で考えていく必要がありますね。 -
Posted by ブクログ
熱意と世の中が噛み合わなくなり、苛立ちや自分も気付いていない焦りで暴走していた主人公の成瀬が、音楽を通して自分を取り戻していく話だった。
今まで警察に音楽隊があるということをぼんやりとは知っていたが自衛隊の方とごっちゃになっていたし、ただでさえハードな警察の通常業務と音楽隊を兼ねている隊が多いとは知らなかった。
また別作品になるが、元警察官が描いている漫画の「ハコヅメ」では、寝る時間や入浴さえもままならないくらいに警察官の仕事がハードに描かれていたので、音楽隊まで兼ねている隊員の体力はどうなっているんだろうと驚いた。
並の体力精神力ではとてもこなせそうにない。
それでも続けているのは、やはり音楽が生きる力になっているんだろうと思う。
そんな音楽と切っても切れない隊員たちと、やる気のない成瀬が互いに影響を受け合って、音楽家としても警察官としても成長していく姿が清々しく、正にエンターテイメントだった。
ただ前半を読んでいる時に、成瀬がもっともっと自分は刑事なのか音楽家なのか葛藤し、最後まで揺れ動いて悩み続け、そのどちらを選ぶのかがテーマだと予想していたので、予想よりあっさりと選んでいたように思えた。
映像作品としては充分葛藤を表現していたのだろうが、小説としてはもう少し彼の内面を見たかったように思う。