あらすじ
「ミッドナイトスワン」「マッチング」の内田英治監督が紡ぎ出す、珠玉のオリジナルストーリー
子供のためにドラッグの売人になった母。夢を叶えるために夜の街に棲む女性総合格闘家。強く生きると決めたふたりが出会ったことで起きる、奇跡の愛の物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
女性の強さ 家族を守る 生きる為にどうするか
とにかく色んなことを学んだ作品
愛があれば幸せとか努力は必ず報われるとか
よく言われるけどやっぱりお金がないとそう感じる
豊かな心さえ忘れてしまう。人生の厳しさを
描きつつ暖かな小さな幸せもあるから
夏希 多摩恵 小春 小太郎 海のことを大好きに
なってしまいラストの怒涛の展開にはうっ…
やめてあげて…となりつつ、でも裏社会で
お金儲けるってこういうことだよって
教わった気がする…。
終わり方がめっちゃ私たちにどうなったか
想像させてくれる終わり方でもあった。
みんなが幸せでいれますようにと願わずに
いられない作品、、、
「人間の愛と欲望がある場所に金は生まれる。」
まさにその通りだなって刺さりました。
お金も麻薬と似てるのかも…。
稼げることに気づきお金があれば
幸せになれると気づいたら、、、
やめるにやめれなくなる…
Posted by ブクログ
借金苦で二人の子供と東京へ逃げてきた夏希は必死に生きるため、子供のために。偶然出会った多摩恵は格闘家という夢のため。ドラッグの売人になりお金の余裕とひとときの幸せを得られたけど、子供の笑顔と幸せのためにどんどんエスカレートしていく危険な夏希が必死で応援したいのになんとも複雑だった。。夏希と多摩恵が違う形で出会っていたら良かったのに。
Posted by ブクログ
とても読みやすかったです。
この映画を監督されている内田英治さんが書かれているということで、想像しやすく、難しいところがなく、すらすらと読み終わりました。明るいお話しではないのですが、一生懸命生きる登場人物達の姿を見に、映画も観てみたいです。
Posted by ブクログ
映画前の予習に。と、思ったけど、子持ちの親御が読むと身をつまされる思いになりそう。てかなった。
映画は観たいけど、結構キツイから観たくないという矛盾がある。終わり方はホッとしたけど。
Posted by ブクログ
内田英治『ナイトフラワー』講談社文庫。
今年の11月に北川景子主演で公開される映画原作のヒューマンサスペンス小説。
最近の日本映画らしいウエットなストーリーと爽快感の余り無い結末。現代の日本を象徴するような貧困と貧困から這い上がるために犯罪に手を染めるという負のループ。まるで海外の貧困国のようだが、それが現実なのだろう。こうした状況が当たり前のように映画に描かれるというのは非常に恐ろしいことだ。
夫が借金で失踪し、シングルマザーとして昼夜問わずに様々な仕事を必死にこなしながら2人の子どもを育てる永島夏希。働けど働けど暮らしは楽にならず、夫の借金を返済しながら、時にはガスを止められることも。
そんな中、夏希は飲み屋の仕事の帰り道に1人の男が若者たちに襲われる場に遭遇する。倒れた男を介抱した夏希は男のポケットから零れ落ちた違法ドラッグを手に入れる。
一方、アマチュア総合格闘家としてリングに登る芳井多摩江は格闘技だけでは食えず、昔の不良仲間の伝手でデリヘルで働いていた。
夏希は子どもたちのために、手に入れた違法ドラッグを捌いて少しでも生活を楽にしようとするが、暴力団に目を付けられ、暴行される。多摩江がそんな夏希を助けたことから、2人でヤクの売人となる。
子どもたちを含め、強くなる夏希と多摩江の絆……
本体価格660円
★★★