鯨井あめのレビュー一覧

  • 白紙を歩く

    Posted by ブクログ

    本好きの小説家志望『明戸類』と陸上部の有名人『定本風香』。
    接点がなかった二人の少女が、本を通して自分を見つけようとする。
    良くない意味の本好きが新鮮だった。押し付けがましく独善的。小説の力を信じ過ぎている。小説を書いているがバッドエンドにしかならない。
    方や『走れメロス』に真っ当な感性でツッコミ「合わない」とはっきり自覚する定本さん。
    本好きこそ、読むべきだと思うフレーズがたくさんありすぎて、まだ消化しきれていない。

    0
    2024年12月09日
  • 白紙を歩く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    若いからこその悩みや空虚な感じを言葉にするって難しい。この難しさを難しいまま表現してる。すごいなぁ。悩む時間、空白の時間を美化するでもなく、無駄でいいし忘れてもいい、と伝えるストーリーは初めて出会ったな。

    0
    2024年11月16日
  • 【無料電子版】『きらめきを落としても』スピンオフ掌編集

    購入済み

    題名の通り

    題名の通りキラキラした掌編が次々と登場してきた。一読しただけでは意味がわからないものも少しはあったが、それでも 語り口が可愛らしいのでどんどん読み進めることができる。ただどの作品もこの調子だとだんだん飽きてきそうな気もする。本編はどんな感じなのだろうか?

    0
    2024年10月01日
  • アイアムマイヒーロー!

    Posted by ブクログ

    やり尽くされたタイムスリップもの。かと思いきや少し違う。やり直し物には違いないが、読中、読後に苦さと痛みと寂しさと希望が滲み出てくる作品。読んで少し元気出た。

    0
    2023年08月26日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    夜の学校に忍び込むところなど、青春のワクワクを思い出すシーンがたくさん。
    くらげが空から降る美しい光景が目に浮かびました。

    0
    2023年07月25日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    p13「春の空は柔らかく、引きちぎられた綿菓子のような雲が青の半分を占めていた」
    とても良い表現!好き。空をこんなにきれいに表す言葉、初めて。

    p182「無関心である事は、人に優しくできないという事だ。自分勝手である事は、感情の矛先を間違えるということだ。優しさの本質は他者への興味だ。」
    先輩が読書家で、よく本に出てくる言葉を言うシーン。本好きな人って、語彙力高そうで憧れる。

    p246「小説は現実に影響を及ぼすよ。人の考えを変える力がある。」
    p285「小説はいいよ。真っ白な紙にインクで文字を写しただけなのに、人の心を動かす。魔法みたいなものだ。生み出される意味があるものだよ。」
    p333

    0
    2022年11月06日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    たった2冊の売れない本を残した作家の言葉は呪いか、標か。様々な理不尽に抗う高校生の青春群像。

    そぉかぁ、くらげ、降るんだ…。 ま、いいか。

    亨くん、いつか「未完成本」を完成させるんだろうな。

    0
    2022年09月20日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    表紙の装丁が素敵。
    実在する小説が出てきて、この本読んだことある!と思ったり、読んだことのない本に興味をもったりした。
    心に残る文章やセリフがたくさんあった。
    この作家さんの他の作品も読みたい。

    0
    2022年08月23日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    作品内に、実在の本が色々出てくるので、同じ世界線のどこかで、このお話が実在しているように感じられる。
    ヒロインの「くらげを降らせる」というちょっと変わった目標をきっかけに主人公が少しずつ変わっていく様子は心温まる。そして主人公を取り囲む人々が、大人も含め、心優しい人が多くて嬉しくなる。「目撃者の義務」の話がとても心に残る。

    0
    2022年07月19日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    新刊の時に読んでて
    めちゃくちゃ面白かった!
    けど内容ちょっと忘れてたので文庫本版も購入

    やはり良い話だ
    こういう世界ならば
    この前の様な悲劇は起こらなかったであろう

    これが受賞時は大学生だっというのも凄い話

    0
    2022年07月12日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    最近、気になっていた作家さんだったため、お試しがてら本作を手に取りましたが、青春真っ盛りな感じが好みでした。
    無気力な主人公、クラゲを呼ぶ後輩、運動部で明るい親友、図書室の主である先輩など、どこかベタではあるけれども登場人物のキャラクターが粒立ってて魅力的でした。
    ところどころ陰りが見られますが、全体的に明るくてホッコリするような作品であったと思います。

    0
    2022年07月02日
  • 晴れ、時々くらげを呼ぶ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人的にすごくじんわり温かくなったな、と。

    はじめはクラゲを呼ぶ?降らせる?ってファンタジー要素にちょっと読む手が遅くなった部分があったけど、読めば読むほど、本の本質的な部分がみれたきがして、

    優しさってなんだろう
    なんで人は小説を読むのだろう

    答えのない、何時間でも考えられるお題に関して少しずつ自分なりの考えが出てくるような

    優しくて、温かくて、
    こんなに大事に文字を読んだのは久しぶりな気がしました

    0
    2022年07月01日
  • 白紙を歩く

    Posted by ブクログ

    陸上を続ける理由を探す定本と小説家になりたいという明戸の2人の女子高校生の話。その設定だから当然といえば当然なのだが、ひたすら2人の思考を描いている。ちょっと回りくどいししつこいような気もしてしまった。明戸は特に学校とかルールとかを面倒だと行ってひたすら批判し、家族にも向き合わずひたすら逃げ回る、若干厨二病のようなものを感じてしまいキツかった。一方で定本のキャラは好きだった。周りに左右されなくて努力を努力と思わないで走り続けられるのがアスリートなんだろうと思った。

    0
    2025年10月29日
  • アイアムマイヒーロー!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    20代前半に向けた、少年少女向けの小説という感じ。物語の構成や伏線回収の仕方がありがち。ありがちだからこそ良い。この作者は物語が、小説が本当に好きなんだなあと感じた。
    爽やかな読後感で、繰り返し読みたくなりました。

    0
    2025年10月28日
  • 白紙を歩く

    Posted by ブクログ

    すご!と思ったところは視点が切り替わることによって書き方がガラっと変わるところ。最初、定本さんの視点読みにくくて、う〜んってなってたけど明戸さんの視点になってから書き方がガラッと変わって読みやすくなった。それを感じてすげ〜と感動した。
    メインのふたりの話や、恭一郎の話は個人的に好きだったんだけど他のサブの子の話がもうちょい濃くてもいいかな…?と…
    サブの子とメインのふたりの話をもうちょいいれても良かったかなと思ったりもするが、話のテーマはすごく好きだった。無駄は無駄であって、無駄ではない。あとタイトルは読み終えてから見ると感動する。

    0
    2025年10月25日
  • 白紙を歩く

    Posted by ブクログ

    白紙を歩く メイン2人の話は良かったが、その他の登場人物の話が中途半端というか、これあらないんじゃね?とか、中盤から後半ダルくなったかなと。まぁ終わり方はそれなりに良かったと思うけど。話をあくまでメイン2人だけに絞って欲しかったなと。家族の話やジェンダーの話とかいるかって言われればいらないかなぁ。

    0
    2025年08月23日
  • 白紙を歩く

    Posted by ブクログ

    学校 ★★★ 大人 ★★☆

    陸上選手だった両親をもつ高校2年の定本風香。自身もスポーツ科に所属しインターハイ出場経験がある長距離ランナーである。しかし膝の故障で無心に続けてきた走る意味を見失ってしまった定本は『走れメロス』を読んで、走る理由を見つけようとする。ただ今まで本と無縁で読み始めると眠たくなり、なかなか読み進めることができない。
    そんなとき司書室で出会った小説家を目指す明戸類に小説のモデルにさせてほしいと頼まれ、明戸の家のブックカフェに誘われる。
    一方、明戸はモデルを頼んだ以上ハッピーエンドを書いて定本の理由になると意気込むが、実は明戸はすべてバッドエンドで終わってしまう小説しか書け

    0
    2025年08月06日
  • 消えゆく街の秘密の友だち

    Posted by ブクログ

    鯨井あめさんの新作は、小学6年生の女の子・小晴(こはれ)が主人公のYA作品だった。還暦目前のおっさんが読むのはどうかと思うが、あめさんのファンなので仕方がない。
    小晴は〈ふしぎの街〉の地図を持っている。それは〈ふしぎの街〉のカギで、一人きりで目を閉じて深呼吸すると行くことができる。そこには管理人の少年・ラッタッタがいて、小晴は彼と遊んだり、話を聴いてもらったりしている。中学受験を控えた小晴には様々な悩みがあり、彼と過ごすことで気持ちが落ち着くのだ。
    あめさんならではの不思議世界が構築されていて楽しく読めた。

    0
    2025年07月13日
  • 消えゆく街の秘密の友だち

    Posted by ブクログ

    自分の感情を押し込めて生きづらそうにしている小晴が最後に選んだのはイマジナリーフレンドを消さないこと。イマジナリーフレンドに励まされながら自分の心の声を大切にすることが出来るようになった小晴はきっと素敵な大人になるよ。ちょっと息苦しさもあったけど、自分を大切に出来るよう成長した小晴の素敵なお話でした。

    0
    2025年07月05日
  • 白紙を歩く

    Posted by ブクログ

    怪我をきっかけに走ることの理由を探す陸上部のエース定本風香と物語は人を救うと信じている小説家志望の明戸類の2人の友情物語。

    読書好きというよりも小説家になるという強い志しを持っている類は、強気でズバズバと言いたいことを言うタイプで、風香はマイペースで真面目なタイプで全く正反対で交わることのないままかと思っていたが、類が風香をモデルに小説を書くということから2人の距離が近くなる。

    類と関わる人たちやその交流からも人生とは何かを深く考えることになる。
    悩ましい年代だからこそ思いはいろんな方向に触れたりするが、結局は「自分と陸上」「自分と小説」に真剣になれたのだろう。
    出会えてなければ気づかなか

    0
    2025年04月09日