甲斐千鶴のレビュー一覧
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ネタバレ「私たちは魔法が使える」と聞いて、どう思うだろうか。何を幼稚園児みたいなことを言っているんだ、使えるわけがない、と思う人が多数だと思う。少なくとも私もそうだった。
「カフェ」の言葉でなんとなく手に取り、小学生の頃にハーブの薬屋を営む女の子の話が好きだったため、面白そうだと思った。この本のあらすじには、「魔法」「魔女修行」「ウソがわかる能力」というような非現実味を帯びた言葉があり、ファンタジー物語なのかと思っていたが、実際は違った。いや、半分はそうで半分は違うと言った方が正確かもしれない。
主人公の万結は、ウソがわかる能力のせいで人を言じられないハーブカフェの店員である。嘘をつく人の声にノイ -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常によく練られた、読み応えのあるストーリーだった。
正直なところ、最初は「ありがちな王道BL」なのかなとあまり期待せずに読み始めたのだが、読み進めるにつれて独特の世界観に没入していった。
敢えて区分けをする必要はないのだけれど、この物語はどちらかといえばBLジャンルに入るのではないかと思う。が、艶っぽいシーンはもちろん、主人公美青年2人があからさまに「恋愛感情」を抱いたり表現したりするシーンは皆無なので、実は「BL」とも言いがたい。ぴったりな言葉があるとすれば、「ブロマンス」であろう。
表紙を見て判ると思うが、コチラは大人気を博し、いまだにその魅力が語り継がれている華流時代劇「陳情令」や -
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義妹を見返したいと、王妃になりたいと思った。
それが叶った時、その先は、何も考えていない事に気づいた。
国王になった、第二王子も、同じだった。
優しい2人、良い国を築いていって欲しい。
余り長くなくて、読み易かった。 -
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年の差婚
後宮で育ったヒロインが政略結婚で他国の11歳年上のヒーローの元に嫁ぎます。しかしヒーローは見た目にも幼いヒロインをゆくゆくは手放すつもりで白い結婚を約束します。しかし時は流れ、ヒロインは美少女から美女に成長し、領内、城内共に政務をこなし提督という役柄、船で外に出ることが多いヒーローが寄港するたびに暖かく迎えてくれます。そんなヒロインにヒーローも陥落寸前でしたが、とある出来事がきっかけで素直にヒロインへの思いを認め目出度く結ばれます。
ヒーローが年の差を気にしてなかなか手を出さずヒロイン共に読者も焦らされ状態でした。きっかけは嫉妬したことですがそこから反乱までドタバタだったので2人の結びつきより -
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かわいい
両片思いの幼馴染みのお話。
ヒーローは言葉足らずでヒロインは意地っ張りで素直になれず。ヒーローはヒロインが年上の男性を好きと思い、ヒロインはヒーローが男色だと思っていましたがひょんな事から婚約します。
婚約してからはヒーローが随分と頑張ったと可愛く思えました。ヒロインの思い込みが激しいところも描写がヒーロー限定なので可愛らしかったです。
周りから見たら素直になれない相思相愛がバレバレな二人でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人の痛みを自分の痛みのように感じられる姪御ちゃんが少しでも生きやすい世界になってほしいなと願ってやまない。
心を閉ざしていたこの子が段々心を開いていく過程が愛おしい。
その心を閉ざす原因になった事件は酷いけれども。
毒親にして毒子あり。
あんな親にはなりたくないものだ。
と言いつつも、劇的には世界は変わらない。
姪御ちゃんの件もそうだが、主人公と先生との関係性もそう。
この二人の関係性はこの先どうなるのか、どうとでも取れる形で物語は終わる。
果たして、主人公は過去の恋愛のように彼に拒絶されてしまうのか。
それとも、受け入れてくれるのか。
初読時はすっきりしない終わり方だなと多少不満を覚えたけ -
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イマイチ
作者さん買いでしたが、これはイマイチでした。ヒロインが頑なにヒーローを男色と思い込もうとしてて。ヒーローも王子なのに俗っぽくて今一つ好感が持てませんでした。