あらすじ
ロキア帝国の皇女・ルドミラは、父皇帝の命により、隣国オケアノスの辺境伯で海軍提督のエルネストへ嫁ぐことになった。外界を知らぬ16歳ながら国と国の架け橋となることを誓う彼女だったが、初対面の夫から告げられたのは「これは白い結婚だ。いずれ好きな男と結ばれるといい」――。戸惑いながらも、持ち前の明るさと聡明さで新たな環境に馴染んでいくルドミラ。しかし、夫婦としての絆は深まらぬまま時は過ぎた。6年後、22歳になったルドミラは、輝く美しさをまとい、領土の発展に尽力する。そんな彼女を見つめるエルネストは、かつて放った自らの言葉を悔やんでいた。やがて、祖国ロキアから届いたのは、父皇帝の崩御の報と、第一皇子で異母兄のアレクサンドルの皇帝就任式への招待。しかしアレクサンドルの真の目的は、ルドミラを愛人にすることだった! エルネストから引き離そうとするばかりか、さらなる非道を企む新皇帝に、エルネストは……。
...続きを読む感情タグBEST3
年の差婚
後宮で育ったヒロインが政略結婚で他国の11歳年上のヒーローの元に嫁ぎます。しかしヒーローは見た目にも幼いヒロインをゆくゆくは手放すつもりで白い結婚を約束します。しかし時は流れ、ヒロインは美少女から美女に成長し、領内、城内共に政務をこなし提督という役柄、船で外に出ることが多いヒーローが寄港するたびに暖かく迎えてくれます。そんなヒロインにヒーローも陥落寸前でしたが、とある出来事がきっかけで素直にヒロインへの思いを認め目出度く結ばれます。
ヒーローが年の差を気にしてなかなか手を出さずヒロイン共に読者も焦らされ状態でした。きっかけは嫉妬したことですがそこから反乱までドタバタだったので2人の結びつきよりも心の信頼関係のほうがメインな作品でした。