玉の輿マウントをとってきた義妹を見返すため王妃を目指しているのに、腹黒第二王子が求婚してきました

木野美森 / 甲斐千鶴

エルド王国のディトン伯爵家の長女・レイリアは、嫁ぐ義妹を前に奥歯をギリギリと噛みしめていた。事あるごとに張り合ってきた義妹アンジェラが、小国の第三王子とはいえ玉の輿婚を果たしたのだ。悔しさに唇を噛むレイリアは、義妹を超える「王妃」の座を目指すことを誓う。そんなある日、王立銀行の使者が彼女を訪ねてくる。首を傾げるレイリアに銀行員が告げたのは、彼女の祖母が、生前、身寄りもなく仕事を失った青年に船を与え、その青年が今や海運王と呼ばれるほど財を築いたという話だった。その恩返しとして、レイリアに財産の半分を相続させたいという。一夜にして大富豪となったレイリアだが、義母の広めた噂によって、財産目当ての求婚者が押し寄せる。追い詰められた彼女の前に現れたのは、第二王子アシュレイン。彼はレイリアを救い、「俺と結婚するのはどうだろう？」と提案する。王子の求婚は断れない、しかし第二王子では「王妃」にはなれない。悩むレイリアは、親友アリスのアドバイスで「夫選びの競技会」を開催することに。果たしてレイリアは、目指す「王妃」の座を手に入れることができるのか!?

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル
• 出版社: 天海社
• 掲載誌・レーベル: DIANA文庫
• 電子版発売日: 2024年12月02日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[zuiunzan.r · ★★★★☆]

義妹を見返したいと、王妃になりたいと思った。
それが叶った時、その先は、何も考えていない事に気づいた。
国王になった、第二王子も、同じだった。
優しい２人、良い国を築いていって欲しい。
余り長くなくて、読み易かった。

＃切ない ＃ドキドキハラハラ ＃シュール