掛川恭子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
赤毛のアン、久々に読み始めました。高校生の時、先生に勧められてハマった本でした。村岡花子さんの訳したものを読んでましたが、講談社文庫は、掛川恭子さんの訳で、最初はちょっとドギマギしましたが、直ぐに慣れました。
赤毛のアンは自分の年齢によって登場人物の誰に感情移入するか変わるのですね
以前に読んだ時もマリラ目線の自分でしたが、今回もそうです。感情を表に出さないマリラですが、心の中では、愛情溢れるほど、アンを愛しているのです。
赤毛のアン1巻は、アンが15歳までの、子供時代を描く。私達は、想像力豊かな彼女たちとグリーン・ゲーブルスで楽しく過ごすのだ。 -
Posted by ブクログ
子供のころシリーズで読んで、この巻あたりで挫折した。覚えてるのは1巻だけなんだけど、そのとき「なぜギルバートは短大を卒業するまで何年もアンと仲良くしようとするんだろう、都合のいい展開だナァ、でも仲直りしてよかった、ほんとよかった、アンはほんとはギルバートのこと好きだもんね」くらいは思いながら読んでたけど、大人になってみてその辺は片目をつむって読み続けてた。
なんというかギルバートの片思いって病的。
病的だけど女の子の憧れではある。少女マンガのセオリーを貫くし。
『アンの青春』で、マリラにはギルバートのお父さんは戻ってこなかったし、ミセス・ラベンダーにはポールのお父さんが何十年も経ってからでな -
Posted by ブクログ
ギルバートと結婚したアンは、アボンリーを離れ、フォア・ウインズに見つけた「夢の家」で暮らしはじめる。おだやかな内海沿いに建つ家に訪ねて来る、人間味豊かな隣人たちとの、出会い、ふれあい、別れ。そして、やがておとずれる新しい命。魂の邂逅が、いっそうの愛情あふれる人生をかたちづくる。
小学生くらいの頃にシリーズを読んだときは1~3巻が心に強く残ったのですが、少し年を重ねたせいかこのギルバートと夫婦になってからの穏やかな日々に共感というか、平凡な日々のありがたさというかその中にも必ずある喜びや悲しみに感情移入して、とても楽しく読めました。レスリー、ジム船長、ミス・コーネリアというご近所さんが登場する