掛川恭子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアンがレドモンド大学で過ごす4年間の記録。
パティーの家で、プリシラ、ステラ、フィル、ジェムジーナおばさんと暮らす時間がが温かく、大学時代の自由な香りを思い出させてくれる、そんな話です。
アンが大学とアボンリーを行き来する中で、新しい出会いや別れ、双子の成長と、ギルバートとの行末。
特に本巻ではアンとギルバートとの関係性が見どころだと思います。
他にも
新しい友達『フィル』との出会いや、運命の人『ロイ』との出会い。
フィルは考え方がぶっ飛んでいて、ものすごいいいキャラでした。
最終的にはフィルと結婚する人が現れるし、最後の最後でアンの恋のキューピットになるところとか良かったです。
アンがモテモ -
Posted by ブクログ
ネタバレアンがアボンリーで教師をはじめ、アボンリーで過ごす最後の日々、レドモンド大学へ旅立つ前を描いている。
前巻からアンは成長した部分もありつつ、要所でやらかしてくれるアンに和まされる。
【お気に入り】
◯ハリソンさんの牛を間違えて、アンが勝手に売却してしまう話は面白かった。
特にハリソンさんに謝罪しに行く部分で『処刑場に引かれていく人の気持ちが、いまわかった。』という表現は、いかにもアンらしく、言葉選びが秀悦であった。
◯モーガンをグリーンゲイブルズへ招く時の話。グリーンピースを調理しているとき、マリラ、アン、ダイアナ、みんな大さじ1杯の砂糖を入れて、激甘グリーピースを作る部分
◯こだま荘 -
Posted by ブクログ
ネタバレNHKにて赤毛のアンが始まっており、その影響から読み始めてみた。500ページ✖️10冊の長編に挑む。
話はカナダのプリンスエドワード島で、その島に住む、マリラとマシューが、孤児院から人手が欲しいため男の子を要求したが、手違いでアン•シャーリーをもらうところから始まる。
1巻はアンが教員になって、アボンリーの学舎で教師をやろうとするところで終わる。
マシューが亡くなった後、悲しい出来事だけどギルバートが男前すぎて救われます。二人の関係性にも注目かと。
マリラがアンの本当の母親のように、愛情持って接しているところがいいし、年数を重ねるごとにアンが成長し、マリラの心情の変化も見所。
この本の魅力 -
Posted by ブクログ
大学生活とシェアハウスが楽しそうで、アンにとっての新しい世界で、とても良かった。フィルも今までにないタイプで、ルビーとの対比も面白かった。美人で賢くて天真爛漫なお嬢さんで嫌味がないって最強では笑 言い方アレだけど、やっぱり知的好奇心のレベルが合った友達との会話って楽しいよなぁと思った。そうじゃない地元の友達は自分とは違う考え方を持っていたり、自分はしない選択をしたりするので、それはそれでとても貴重だし、成長によって差が大きくなっていくのも興味深いんだけどね。大学進学で新しいコミュニティを獲る一方で地元の親友たちと距離ができてくる感じ、リアルだった。この時代のカナダの話なのに、こういった共感ポイ