庵野ゆきのレビュー一覧
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「竜の医師団」の2巻目。
ディドウスの娘ドーチェの死を巡って、ヤポネ、オパロフ、〈赤ノ人〉、〈死ノ医師〉の関係や経過が明かされていく前半、なんだかくどく感じて、なんとなく話についていけず。
1巻を読んでから少し間が空いたが、話の流れからすると立て続けに読んだほうが良かったみたい。
ディドウスの暴走に疾患を確定し治療のためにその体内に飛び込んでいく後半、ようやく面白くなってきたが、揃った役者が出来過ぎであまりハラハラもせず。
1巻では精緻で臨場感があった竜とその周りで勤しむ医師たちの描写もだんだん粗くなってきて、元々軽くて緩めの語り口ではあるのだが、もう少しかっちり書き込んで欲しかったかな。
まだまだ続巻が出ている話だが、ひとまずここで区切れそう。
好みの問題だが、私にはイマイチ話に入り込めないところがあって、次に進むかはちょっと微妙。 -
Posted by ブクログ
この世は竜の創りしもの。竜あるところに豊穣あり。だが竜が病む時、彼らは破壊をもたらす。〈竜ノ医師〉とは竜の病を退ける者──。
前からずっと気になっていたシリーズ。5巻目が出たのを見て、読んでみることにした。
虐げられし民ヤポネ人の少年リョウが、その境遇から抜け出すために、憲兵から逃れて治外法権の医師団がある〈竜ノ巣〉を目指すところから始まる物語。
異世界の巨大竜×医療ということだったのでもっとかっちりした話かと想像していたが、冒頭に主要キャラクターのイラストが載っているように劇画チックで、ゆるくてフレンドリーな展開と適度なユーモアも加わる語り口にスイスイと読める。
一方、竜とその周りで勤しむ医師たちの描写は精緻というか臨場感があって、その姿が目に浮かぶよう。
竜の体内をも透視しうる目を持つリョウ、完璧な記憶力のレオニート、メカニック好きで〈竜ノ巣〉の申し子のようなリリに、加えて〈赤ノ人〉ニーナをはじめとして変人だらけの医師たち。登場人物に悪い人は一人もおらずで、読んでいて心安い。
人間には気を遣いつつ検査や薬が嫌いで都合よく耳が聞こえなくなる老竜ディドウスも愛すべきキャラクター。各話の冒頭に置かれるカルテが何気にリアルで興を惹く。
あれよあれよというラストのリョウとレオニートの会話だったが、この巻は物語の世界観や人物の背景紹介といった小手調べのところもあって、色々なことはこれから深堀りされていくのだろう。
〈死ノ医師団〉って……、どうなるのかな? -
Posted by ブクログ
第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞を受賞したのに選評が厳しく感じた『水使いの森』の続編
賞を受賞したからなのか、選評を素直に受け取ったからなのか、もともと続編を書く予定だったのかは知りませんけど、続きが読めてよかったです
が、、、
やだ!
なんか続編やだ!
まず、ちょっと物語がわかりにくいです!
前半はそうでもなかったんですけど、後半になってくるとちぃーとわかりにくいです
(そう感じたのは私だけ?)
次に、丹導術をもっと使えよ!
前作であれだけワクワクさせてくれた丹導術をもっと使わないとだめでしょ
(そう感じたのは私だけ?)
そして、何と言っても推しキャラ水蜘蛛族のタータの出番が少なすぎ!
前作では主人公以上に活躍した最強キャラのタータ
何を隠そう前作で選評を読むまでタータが物語の主人公と思い込んでいました
えっ、、、!
タータって主人公違うんかーいって思わずツッコんでしまいました
そんなタータの出番が少なすぎというか、あーなってしまうはいや!
(そう感じたのは私だけ?)
なんか選評で厳しい意見を述べてた人たちよりもひどいこと言ってるかもしれません、、、
文句を言ってますがあと一冊読みますよ
ここまで読んだら、完結編が残っているのでもちろん読みますよ!
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回、シリーズもののファンタジーとして色々動いた感じがある。
まずは、カランバスのヤポネはなぜ差別されているのか?レオニートたち真珠の民はなぜ竜の治療にあたることが禁止されているのか。
過去に起きた出来事、それに対する各国や各民族たちはどのように行動して今に繋がってきてしまったのか。
実際の世界ではないけど、何か起きた時の動きというか人間って嫌だなぁみたいなところが詰まっていて、その意味でリアル。
また、今回は安楽死について取り扱っている。
ディドウスの娘ドーチェは、本当に死を望んでいたのか。医師に唆されただけではないのか。
これについては、過去の出来事で本人に聴く由もなく分からない。そもそも竜と人間は意思疎通できないことが殆どだから。
でも、私たち人間の世界で考えたらどうなるんだろう。私は、基本的には安楽死反対派なのです。
もう助かる見込みがない人に、これから生き地獄が続くしかない人に、医療の発展がまだ追いつかない病気に罹って死を待つしかない人に、健康な人が「生きろ」とは言えないと思う。そうなった人を見たら、苦しみから解放してあげたいと思ってしまう。
説明した上で、同意を取れるのであれば、安楽死は一つの選択肢になると思う。
でも、危険ではと思う。
どうなった場合、安楽死が許可されるのだろう。
特定の病気かつ本人の同意がとれた場合?でも同意ってどうはかればいいんだろう。
例えば、認知症とかでは同意を取れない気もする。
何歳以上は安楽死可能ってすると、「まだ安楽死しないで生きてるんだね」とか言われそう。
じゃあ安楽死ではなく、自ら死を選ぶとかはどうかと思うけど、自殺すらできない状態の人もいるわけだし……とか色々かんがえてしまう。