今井喬裕のレビュー一覧
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大河ドラマを見終えたような……
面白かったので、1作めから一気に読み切りました。
初めは、名家の嫡女が政略的に王家に嫁いでいき偶然にも後継者の母となり…といういち女性の生涯なのかと読み始めましたが(それだったとしても面白かった)
読み終えた今、ある王家の一時代を外部からお嫁に来た者の目線で描いた大河ドラマのようだったなぁと思っています。
これで完結だとも続編有りとも書いてませんが、私的にはここで終わるのが余韻があって好きですね。
何百年も前の人間も、現代とあまり差がなく悩みもあれば楽しみもある、並行したパラレルワールドのようでもあり、あれこれその後を想像する余地があって良い作品でした。
今、良い紅茶を頂いた後のように、その芳 -
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たっぷり浸りました
王妃ベルタの…というタイトルなのですが、王朝のお世継ぎ問題をベルタ本人だけでなく、侍女、王やその側近、正妃や反対派、などそれぞれの心象を多角度的に綴ったお話。
ファンタジーなれど、現実現代にも通じるような物事の捉え方が描かれてあって、ふむふむなるほど、と思いながら読み進めました。
ベルタがとても魅力的。冷静で賢く、しかも情が深い。時折ほとばしる激情がさらに惹きつける。
美しき王ハロルドとの今後が楽しみです。
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購入済み
重厚でありながら軽快な語り口
2巻はさらに王と王妃の関係と政治が絡まって、読み応えありました。
重厚な設定と世界観なのに、読み手にスルスルとページをめくらせる登場人物の言い回しの軽快な語り口とか…。この作品のすっかりファンになりました。 -
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読みごたえあります
久しぶりに読み返しました。
やっぱり面白かった。
架空の国のお話だけど、やはりとある国のお話のようでもあり、史実とすり合わせてみたりとか。
続きはあるのかなぁ。出来るなら、ベルタがその生涯を終えるまでの物語も読んでみたいです。 -
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とても好きな作品です。
ベルタの理知的で高貴な感じが良いですね❗
ハロルドが帝王学の中でガチガチになっているのをベルタがどう包んで行くのか…?二人がどう近づいて行くのか…細やかな描写が楽しみです。
南部に視察に行った時の回はとてもスカッとしました。 -
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ベルタの為の物語✨
読後、綺麗?爽やかな終わりかただと、思います。
二巻で、感じた終わりかと、残念な気持ちに答えてくれた、三巻でした。
今も、同じ想いで、第四巻は、続きは無いのでしょうか(ToT)
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購入済み
ご褒美みたいな
この緻密に作り込まれた世界観。中世のイベリア半島辺りのパラレルワールドとのことですが、とても好きです。2巻で終わりだと思っていたので、昨日の朝、続巻の通知が来た時には、何のご褒美?!と小躍りしちゃいました。
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読みごたえのある本でした
自粛期間中のGWにのんびり読もうと1,2巻を初日に購入しました。そして、初日の昼下がりに読み終わってしまいました!重厚なお話でとても満足です。余韻に浸りながら、残り6日を過ごします。
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購入済み
中世と大奥の掛け合いみたいな
どうしても子供が授からない国王が正妃との子供は諦めるしかなくなり侍女も手付きにするが授からず、宗教的にはタブーな第2妃を置き、ついに懐妊!男の子出産!と展開され読むのに疲れるシーンもあれば夢中で読んでしまうシーンもあったり2巻目も楽しみです。挿絵が全くないのが残念。
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ネタバレ 購入済み
政治的背景など設定がしっかり
マンガの試し読みから原作のこちらへ。
マンガの題名「陛下の子供をうっかり妊娠…」から、ありがちな話かと思いきや、
国家間の力関係とか、国の成り立ち・歴史とかの設定もしっかり語られていて、ラノベじゃ物足りない人にはぴったりの小説。
大領主の総領娘として育てられた主人公が、立ち回りがうますぎて驚く。
小説の前半で不遇な状況に置かれた主人公が、後半生まれた土地に出向いたり、立場が強くなったりと読んでいてすっきりした。
仕事ができる女性や、上司と部下の関係から始まる恋が好きな人にもおすすめ。 -
購入済み
ベルタがカッコイイ
漫画を読み、続きが気になり小説家になろうで読んでいたのですが、小説がほしくなり購入してしまいました。ヒーローには最初イラッとしました。