あらすじ
王妃と仲睦まじいと評判の国王のもとに、第二妃として嫁いだ辺境領主の娘ベルタ。王宮で誰も愛さず誰にも愛されないと思っていたベルタは予想外の妊娠をしたことで、子供とともに政治の濁流に呑み込まれていく――。
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王妃に惚れる。
漫画で試し読みして面白そうだなー→小説が原作なのか、よし読もう、と思って買ってみたのだが、なかなか面白かった。
こういうのって、王様がころっと側室に乗り換えたりあっさりしてたりするイメージだったのだが、むしろ色恋少なめで、なんていうか大人の愛情の深め方みたいなのが良く描かれていた。後書きにもあるように、英国の王族というよりかはもっと異国情緒溢れる雰囲気。若く賢い王妃を主人公に、ページ数からは思いもよらないほど読み応えのあるストーリーが展開されていた。欲を言えば、後日談というか、ベルタが地位を築き上げた後の話も読んでみたいなーと思った。
王妃ベルタになるまで
中世ヨーロッパのようで、異世界のようでもあり、とても読みごたえがありました。さっさと帰るつもりが、王子を産んだことで運命が変わります。王妃と国王、そしてヒロイン。陰謀や策略のなかで、物語が進んでいく。三者三様、苦しい決断もありながら王妃となるベルタ。素敵でした。
すごい。
過去にコミカライズの試し読みをしたことがあり気になっていたが、レビューが高評価だったのでこちらを購入。
独特の世界観で引き込まれ一気読み。
なるほど、この作品凄いな。
ベルダが王子を授かり、第二妃から正妃になるまでが1巻。
2、3巻も購入済みだが、レビューを投稿せずにはいられなかった。
たっぷり浸りました
王妃ベルタの…というタイトルなのですが、王朝のお世継ぎ問題をベルタ本人だけでなく、侍女、王やその側近、正妃や反対派、などそれぞれの心象を多角度的に綴ったお話。
ファンタジーなれど、現実現代にも通じるような物事の捉え方が描かれてあって、ふむふむなるほど、と思いながら読み進めました。
ベルタがとても魅力的。冷静で賢く、しかも情が深い。時折ほとばしる激情がさらに惹きつける。
美しき王ハロルドとの今後が楽しみです。
政治的背景など設定がしっかり
マンガの試し読みから原作のこちらへ。
マンガの題名「陛下の子供をうっかり妊娠…」から、ありがちな話かと思いきや、
国家間の力関係とか、国の成り立ち・歴史とかの設定もしっかり語られていて、ラノベじゃ物足りない人にはぴったりの小説。
大領主の総領娘として育てられた主人公が、立ち回りがうますぎて驚く。
小説の前半で不遇な状況に置かれた主人公が、後半生まれた土地に出向いたり、立場が強くなったりと読んでいてすっきりした。
仕事ができる女性や、上司と部下の関係から始まる恋が好きな人にもおすすめ。
読み応えあり
形式美か?と思われる程テンプレ化された話が多いWEB発小説(それはそれで面白いのですが)の中でも、良い意味で異色の話です。
webの時から楽しく読んでましたが、書籍化されて加筆されてるのも嬉しいです。
表紙も西洋画のようで、小説の内容とイメージがぴったりですね。
なろうから楽しく読んでいます
王妃ベルタが魅力的で大好きです。色々な出来事がや、なろう系にしてはハーレム要素が少なく最初から完璧ではない王妃ベルタや周りの成長過程など楽しく読めます。
物語の世界を楽しめました
韓流宮廷ドラマを彷彿させる面白さで3巻まで一気に読みました。1巻より2巻3巻の方が深いものがあります。読後感が良くて気分もすっきりでオススメです。
中世と大奥の掛け合いみたいな
どうしても子供が授からない国王が正妃との子供は諦めるしかなくなり侍女も手付きにするが授からず、宗教的にはタブーな第2妃を置き、ついに懐妊!男の子出産!と展開され読むのに疲れるシーンもあれば夢中で読んでしまうシーンもあったり2巻目も楽しみです。挿絵が全くないのが残念。
ベルタがカッコイイ
漫画を読み、続きが気になり小説家になろうで読んでいたのですが、小説がほしくなり購入してしまいました。ヒーローには最初イラッとしました。
奥が深い
歴史好き、ファンタジー好きにはもってこいのお話でした✨はじめ漫画で知ったのですが、そちらは続きが出るまで長くかかりそうなので、先にもとの小説を読みました。続巻出るのかな〜と期待していたので、出てくれて嬉しい!✨
Posted by ブクログ
テンプレと言っても良いくらい数多く見られる物語だと思う。
だが、それを補う登場人物の魅力に囚われた。
ページがあれば、ベルタと国王の心理的やりとりも読めたと思うと少し残念。
次作が楽しみな作家が出たことが嬉しい。
たったの三夜で、妊娠?
単なる政略結婚結婚で、夢も希望もなく、第二妃として嫁いで来たベルタ。
しかし、運命は彼女を物語の主人公に押し上げます。
彼女がこれからどのように、運命の荒波を泳いでいくのか、楽しみです。
Posted by ブクログ
政略的な結婚
第二妃としての輿入れだが、愛は望まず適当なところで帰る予定にも関わらず、まさかの妊娠
愛さず愛されず、まっさらな家族の形
なかなか立場や価値観を変えるのは難しいだろう
2人は恋愛関係よりも、協力関係な夫婦になっていくのだろうか
Posted by ブクログ
ベルタより国王だけどあまり有利な立場ではないハロルドがこれからどのように立ち回って行くのか気になる。
ベルタは、ちょっと達観しすぎな感じがした。
Posted by ブクログ
正直、あまり期待せずに読んだだけに存外に面白くて驚き。強いて言えばこれをよくラノベで出せたなぁと。少し駆け足すぎる展開が玉に瑕だけどこれがデビュー作と考えたら十分過ぎるぐらい。むしろこれをプロットとして大御所にガッツリと骨太歴史小説としてと期待したい程度には楽しめた。
Posted by ブクログ
面白かったけど、この枚数に収めるには無理がないかい? ある意味、よく収めたなぁという印象。そのせいで途中からあらすじ読んでいる気分に。もっとゆっくり、余裕を持って読ませてくれたらよかったなぁ。
Posted by ブクログ
血統至上主義の現王室は数世代に渡る血族結婚を繰り返し、血筋のみを重要視した悪政が続き、国力は低下するばかり。
斜陽にある王家が取った苦肉の策は、これまで被支配階級であった辺境の民族から妻を娶り、国内勢力と融和すること。白羽の矢が立てられたのが、辺境領主の中では最大派閥と噂されるカシャの嫡女ベルタだった。
ベルタは役目を終えた妃として市井に下賜される日を希望に第二王妃として輿入れする。
しかし、婚姻の三夜の儀式で、国王の子を身ごもってしまう。誰も予想をしていなかった出来事にベルタの周囲は急激に変化して。
国王、王妃、ベルタ、それぞれの価値観の違いが気持ちのすれ違いを生んでいく。
後宮の女官たちの嫌がらせに、考えのわからない陛下。気心のしれた侍女たちと逞しく立ち回るベルタ。
もう少し、気持ちの動きが詳しく描かれると感情移入して盛り上がれるんだけどなー。