あらすじ
実質的に王家の女主人の座を手中に収めたベルタ。
王妃としての初仕事で「遷都」という国家の一大事業に携わることになる。
公私ともに変わっていく、国王ハロルドとの関係性に戸惑う日々をおくる中、ある日ベルタに南部からの密使が届く。王妃であると同時に、南部最大領主の娘であるという立場に翻弄されながらも、ベルタはハロルドと共に遷都先の二つの候補地へ視察に赴くことに。
――「私たちの都に、この先ずっと、不断の富をもたらすために」
激動のヒストリカル・ロマン、待望の続刊!
感情タグBEST3
重厚でありながら軽快な語り口
2巻はさらに王と王妃の関係と政治が絡まって、読み応えありました。
重厚な設定と世界観なのに、読み手にスルスルとページをめくらせる登場人物の言い回しの軽快な語り口とか…。この作品のすっかりファンになりました。
とても好きな作品です。
ベルタの理知的で高貴な感じが良いですね❗
ハロルドが帝王学の中でガチガチになっているのをベルタがどう包んで行くのか…?二人がどう近づいて行くのか…細やかな描写が楽しみです。
南部に視察に行った時の回はとてもスカッとしました。
読みごたえのある本でした
自粛期間中のGWにのんびり読もうと1,2巻を初日に購入しました。そして、初日の昼下がりに読み終わってしまいました!重厚なお話でとても満足です。余韻に浸りながら、残り6日を過ごします。
2巻が出て嬉しい
1巻に引き続き、2巻も書籍化されて嬉しいです。
1巻は話が主人公ベルタの嫁入りから始まり、色んな事が起こり話がどんどん進んで行きましたが、2巻はどちらかというと登場人物の心情について奥深く描写されています。旦那の国王ハロルドが唯一の妻となったベルタに歩みよろうとしているのに対し、ベルタがとまどい悩むのがいじらしい。2巻の最後でようやく、寄り添うだけでなく、お互いの心に向かい合い始めた夫婦。続きが読みたい所ですが、現在webもここまでなので、これ以上は続かないのかな。
歴史小説のよう……
マンガで読み、その先が知りたかったので、こちらを購入しました。
実在した人物を元にして書かれているようです。マンガを読むつもりで軽い気持ちで読み始めましたが、思っていたより重く、内容はしっかりしていました。
王妃ベルタと国王ハロルドの甘いストーリーを期待する人には期待外れかもしれません。が、歴史物が好きな人には楽しめる内容かと思います。
Posted by ブクログ
であり王である彼との関わり方に悩むベルタ
喧嘩をして少しだけでも本音を漏らして、少しずつ夫婦として歩み寄る
故郷も息子も大切だけれど全てを守ることは出来ないし、正妃という立場でしがらみも多くより1人で抱え込んでしまう
これは…続刊希望したい!!
王妃は重労働
政略結婚させられて、後継ぎも生んで、正妃になっても悩みの尽きないベルタ。
本当、王妃なんてなるもんじゃないわね。
颯爽としたベルタはかっこいいと思う。
ハロルドと心が通じ合う夫婦になれるといいと思う。そして、ベルタの力が発揮できるようになるといいと思う。
次の巻が待ち遠しいです。