紫金陳のレビュー一覧

  • 検察官の遺言

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    面白かった!
    華文ミステリは初読みですが、読みやすかったし、先が気になる構成でした(個人名、地名の中国読みは最後まで覚えられなかったのですが)
    創作とは言え、中国でこの内容は大丈夫なのかしら、と思っていた所、解説で現実でも似たような官僚の失脚があったと知り、ますます大丈夫なの、と思いました。失脚後の自殺と不審死多発って闇が深いです……。

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    2025年01月16日
  • 悪童たち 下

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    ネタバレ

    厳良元警部の気づきと1本の報告で、朝陽(チャオヤン)の人生が180度変わるかも…な最後やばかったな。てか厳良以外の大人を騙し切れる朝陽怖すぎだし頭良すぎ。学年1位、満点、はすごいんだな。でも中2がここまでやれちゃう周りの環境の悪さね、(^^;; 最後の朝陽の日記読んでて、なんかおかしいな今まで読んでた小説と違うじゃん、と思ったら警察を騙す用の日記だったの衝撃だったなー!!子ども3人が張東昇の家に行ってケーキとコーラが出てきた時、薄々怪しいなと思って読んでたけど、朝陽はすぐ気づいたんだろうか、そこは気づかなかったのかな、?
    普普と丁浩(耗子)が死んで終わる結末は見たくなかったけど、朝陽が今後平穏

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    2024年12月27日
  • 悪童たち 上

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    初めての中国の作品だったから楽しめるかな〜って感じで読み始めたけど、登場人物の名前が漢字だし、日本人は読みやすいと思う!
    翻訳のおかげか内容のおかげか分からないけど、結構読みやすくてドンドン読めるしドンドン読みたい1冊!
    既に殺人が2件(プラス1で3だね)起きてて、それぞれの結末が気になりすぎる…

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    2024年11月06日
  • 知能犯の時空トリック

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    前作に続き面白かったです。
    紫金陳さんの官僚謀殺シリーズに出る容疑者は絶対悪ではないので読者に同情を誘います。
    とはいえ、犯罪は犯罪なので容疑者を追う側の刑事には捕まえてほしいと思ってしまう。

    しかし、、権力とコネがモノをいう世界を渡るのは難しいと紫金陳さんの著書を読む度に思います。

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    2024年10月22日
  • 悪童たち 下

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    少年犯罪なのに本格的な殺人事件で終わる展開が面白かった。子供なのにこうも残酷な展開に持っていけるのかと。悪童たちではなく悪童人で終わりましたね。

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    2024年04月19日
  • 悪童たち 下

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    ネタバレ

    おもしろくて一気読み。『三体』と同じく全体的に多少ガバくても、設定と勢いで読ませるスケールの大きさに中華みを感じました。
    ほぼ本当のことの中に一滴嘘を混ぜるのが巧みな嘘吐きだということが嫌というほどわかるけど、顛末がわかってしまっている読者にとっては、さすがに日記のくだりはだるかったかなと思いました。

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    2024年03月25日
  • 検察官の遺言

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    個人的に構成が面白かったです。ただ話が進むにつれて最初から変わらない事実がどんどん悲しくもありました。
    解説を読むと、創作とはいえあまり踏み込むと圧力がかかったりしないのかなと心配しつつもこれからも中国ミステリーを楽しませてほしいです。

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    2024年03月13日
  • 検察官の遺言

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    駅で逮捕された弁護士のスーツケースから元検事の遺体が。殺害を自供したのに公判で覆す。12年前の事件と大きく関わる。

    初めて読む華文ミステリ。面白かった。なぜややこしいことを仕組むのかその長大なプロセスがすごく好み

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    2024年03月12日
  • 悪童たち 上

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    中国ミステリー。
    義父母を完全犯罪に仕立てて殺した数学教師。けれど養護施設から逃亡した兄妹と家に泊めてあげる優等生に殺害現場を目撃される。それに加え子供たちが殺人を犯すと言うミステリー。翻訳の方の表現がわかりやすく可愛らしい文。

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    2024年03月12日
  • 悪童たち 上

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    前半部は、野島伸司脚本のドラマ(特に90年代前半辺りの)を、華文作家が中国風にアレンジしたような感じでしたが、後半部は思いっきり「ハンニバル·ライジングinチャイナ」でした

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    2023年12月12日
  • 知能犯の時空トリック

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    官僚体質が甚だしい中国警察VS謀殺を企てる犯人! 一風変わった倒叙ミステリ #知能犯の時空トリック

    ■きっと読みたくなるレビュー
    中国の人気ミステリー作家先生の新作とのことで、気になって読んでみました。
    いや~、確かにこれは面白いです。

    本作、独特のプロットで物語が進行します。
    いわゆる倒叙ミステリーなんですが、古畑任三郎やコロンボシリーズのように、名探偵が少しの手がかりから犯人やトリックを見抜いていく…という面白さではないんですよね。

    どういう面白さなのか詳しくは読んでみてほしいのですが、「痛快」であることは間違いないです。

    また本作は中国独特の官僚体質の社会性が切り取られています。

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    2023年05月30日
  • 悪童たち 下

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    ネタバレ

    本当に面白かった。朱朝陽がまさかそこまで展開を読んで用意周到に準備をしていたのかという恐ろしさが存在した。最初は優等生であった人間がここまでのことをやってのけるのはある意味凄すぎる。また、事件の背景には中国社会の闇の部分が映し出されており、陰鬱な気持ちになった。

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    2022年02月13日
  • 悪童たち 上

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    殺人犯と3人の子供の頭を使った駆け引きがとても面白く、またもう一つの殺人もどのような展開になっていくのかが楽しみ。下巻も早く読みたい。

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    2022年02月01日
  • 悪童たち 下

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    CL 2021.9.9-2021.9.10

    とてつもなく嫌な話なのに、読ませるので途中で止めることができない。どうしてもラストが気になるじゃないか。
    おそろしく賢く、おそろしく非情。
    どの登場人物にも感情移入できないのに、面白かった!

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    2021年09月10日
  • 悪童たち 下

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    「悪童たち」と言う題では安易過ぎるような複雑な事件が繰り返されていき、その度に、ええっ!と叫びながらの読書。社会情勢も上手く絡められていて後を引く不気味な終わり方だった。

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    2021年08月10日
  • 悪童たち 上

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    中国のミステリー。貧しいが成績優秀で孤独な中学生の男子を訪ねて来た小学時代の「友達」と呼べる子とその妹ぶん。偶然カメラに写っていた殺人事件。事件はこれだけじゃない、これでもかと言う程の出来事にハラハラし通しだった。

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    2021年08月10日
  • 知能犯之罠

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    中国の警察ミステリ。官僚たちが次々と狙われる連続殺人。防犯カメラの死角を掻い潜り、目撃者も決定的な証拠も残さない恐るべき知的な犯人。事件を追う高棟と、彼の友人でありながら実は事件の犯人である徐策との攻防を描くサスペンス感溢れる倒叙ミステリでもあります。
    まあ中国に限らずなんだろうけれど……官僚の勢力争いがえぐい(苦笑)。事件の解決を目指すのも、メンツのためだけなんですねそうなんですね。だからこそこの結末での各所の動きにものすごく納得ができたし、理不尽だともあまり感じないんだよなあ。終章で、それまでに緻密に打たれた布石が一気に繋がってくるのが爽快だし、彼の最終的な目的がこれだったのか! ってのが

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    2021年03月25日
  • 悪童たち 下

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    色々なお国事情を纏う“海外ミステリー”

    一見すると家庭に問題を抱えた子どもたちが成長するさまを描いた……早々にイメージは覆される。

    「経済格差」「いじめ」「離婚」「犯罪の低年齢化」など経済発展した後の国々共通の問題、現代の中国に染み込んでいる様子が見え隠れする。

    子どもは経験が少ないだけで思考は大人と変わりがない。特に思春期では研ぎ澄まされる。

    あまり気持ちのいい物語ではないが、色々と考えさせられる。

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    2024年12月24日
  • 検察官の遺言

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    地下鉄で騒ぎを起こした男が持っていたスーツケースから死体が発見された。取り調べで男は殺人を自供するが、裁判では一転して犯行を否認してアリバイを主張。捜査は振り出しに戻る。男の意図は何なのか、警察は被害者の過去を調べることに…
    厳良は登場するが、犯人の軌跡を辿ってゆくだけであまり見せ場はなし。容疑者や被害者たちの過去が読みどころである。巨悪と戦う男たちの信念に泣ける傑作だと思うが、冒頭の事件に至るまでの軌跡が辛すぎて切ない。

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    2024年09月30日
  • 悪童たち 下

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    ネタバレ

    「悪童たち」というタイトルから、殺人犯 対 子どもたち という構図で進行していくと勝手に思い込んでいたのですが、裏切られました。

    朝陽というサイコ野郎が、悪童二人との出会いで才能を開花させるお話だったなと。最後の日記パートは半分くらい、一度読んだことだったのでちょっと疲れたうえに、厳良がもう少しキレのある人だったらな〜とか思いました。

    でも、よくある解決!というオチじゃないのも、本作の面白さかも知れません。

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    2024年09月16日