紫金陳のレビュー一覧
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ネタバレ厳良元警部の気づきと1本の報告で、朝陽(チャオヤン)の人生が180度変わるかも…な最後やばかったな。てか厳良以外の大人を騙し切れる朝陽怖すぎだし頭良すぎ。学年1位、満点、はすごいんだな。でも中2がここまでやれちゃう周りの環境の悪さね、(^^;; 最後の朝陽の日記読んでて、なんかおかしいな今まで読んでた小説と違うじゃん、と思ったら警察を騙す用の日記だったの衝撃だったなー!!子ども3人が張東昇の家に行ってケーキとコーラが出てきた時、薄々怪しいなと思って読んでたけど、朝陽はすぐ気づいたんだろうか、そこは気づかなかったのかな、?
普普と丁浩(耗子)が死んで終わる結末は見たくなかったけど、朝陽が今後平穏 -
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官僚体質が甚だしい中国警察VS謀殺を企てる犯人! 一風変わった倒叙ミステリ #知能犯の時空トリック
■きっと読みたくなるレビュー
中国の人気ミステリー作家先生の新作とのことで、気になって読んでみました。
いや~、確かにこれは面白いです。
本作、独特のプロットで物語が進行します。
いわゆる倒叙ミステリーなんですが、古畑任三郎やコロンボシリーズのように、名探偵が少しの手がかりから犯人やトリックを見抜いていく…という面白さではないんですよね。
どういう面白さなのか詳しくは読んでみてほしいのですが、「痛快」であることは間違いないです。
また本作は中国独特の官僚体質の社会性が切り取られています。 -
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中国の警察ミステリ。官僚たちが次々と狙われる連続殺人。防犯カメラの死角を掻い潜り、目撃者も決定的な証拠も残さない恐るべき知的な犯人。事件を追う高棟と、彼の友人でありながら実は事件の犯人である徐策との攻防を描くサスペンス感溢れる倒叙ミステリでもあります。
まあ中国に限らずなんだろうけれど……官僚の勢力争いがえぐい(苦笑)。事件の解決を目指すのも、メンツのためだけなんですねそうなんですね。だからこそこの結末での各所の動きにものすごく納得ができたし、理不尽だともあまり感じないんだよなあ。終章で、それまでに緻密に打たれた布石が一気に繋がってくるのが爽快だし、彼の最終的な目的がこれだったのか! ってのが