作品一覧

  • 検察官の遺言
    4.6
    1巻1,232円 (税込)
    地下鉄で拘束された張弁護士のスーツケースには江検察官の遺体が入っていた。犯行を認めていた張は法廷で突如無罪を主張して……。
  • 知能犯之罠
    4.8
    1~2巻1,599~1,815円 (税込)
    犯人と探偵役である市公安局所長との二視点で描く倒叙物の中国ミステリ。 中国を舞台にしていながら「官僚連続殺人」という設定にやられた! 何よりもリーダビリティに優れており、犯人VS探偵の決着の付け方も上手い! ――作家 三津田信三さん推薦! ◎累計20億PV、中国で社会現象となった大ヒットサスペンスドラマ「推理之王」三部作(『バーニング・アイス 無証之罪』『バッド・キッズ 隠秘之罪』『ロング・ナイト 沈黙的真相』)の原作者・紫金陳の原点! ◎人気作家が東野圭吾『容疑者Xの献身』に挑んだ意欲作! ・本格×社会派 両立する傑作! ・全てを欺く犯人の罠!! 真の狙いとは?! ・生き生きと描かれた警察官僚の行動や思考から、中国独特の犯罪捜査や解決方法が見えてくる。 中国ミステリ作家・紫金陳『官僚謀殺』シリーズ 邦訳第一弾『知能犯之罠』 「十五人の局長を殺し、足りなければ課長も殺す」――殺された公安局副局長の死体の傍らには、そんな“予告状”が残されていた。警察幹部が殺害され、拳銃が奪われる大事件。しかし、当初は誇大妄想的な衝動犯の犯行とみなされ、解決は容易と思われていた。だが、捜査が進むにつれ犯人は、警察の人海戦術の弱点や科学捜査の限界、そして防犯カメラネットワーク「天網」の盲点すら熟知して周到な計画を練り上げていたことが明らかになる。そして予告通り起こる、第二、第三の殺人。 暗礁に乗り上げた捜査を立て直すべく、指揮官の高棟は学生時代の旧友・徐策に協力を乞う。徐は数理論理学の天才と称され、アメリカに渡って心理学に転身、論理的思考のエキスパートとして成功したバンカーだ。 「友達のためだと思って、事件を分析してみてくれないか?」 だが、高棟は知らなかった。徐策こそが、一連の事件の真犯人であることを。 そして高棟は、現代中国の社会システムそのものを嘲笑うかのような、恐るべき徐策の「殺人トリック」に直面することとなる……。 実際の事件に着想を得た、官僚連続殺人事件をリアルかつスリリングに描く、「官僚謀殺」シリーズ第一弾!

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  • 悪童たち 上
    4.1
    1~2巻990円 (税込)
    ひと気のない静かな山中。男は邪魔な義理の両親を殺した。それは完全犯罪になるはずだった。だが、その決定的瞬間を三人の子供が目撃していた! 彼らは男を恐喝しようとするが……。二転三転していくストーリーと、息もつかせぬサスペンス。華文ミステリの新境地にして、チャイニーズ・ノワールの傑作が登場!

ユーザーレビュー

  • 検察官の遺言

    Posted by ブクログ

    弁護士の張(ジャン)が地下鉄の駅で爆弾騒ぎを起こす
    そして彼のスーツケースから元検察官の江(ジアン)の遺体が発見される
    江は張の教え子で自分が殺害したと…
    しかし初公判で、張は突然自供を覆し、捜査は振り出しに戻る
    警察が再捜査を進めるが…そこには…

    初めての華文ミステリ!
    過去と現在が交錯しながら物語が進むが大変読みやすかった
    というかこんな作品、中国では大丈夫なの?圧力があったのでは…と思ってしまった…
    ラスト一行が意味深だな、と思ったら解説によると中国人ならどういうことなのか分かるらしい…
    中国社会の暗部!こわい…
    しかしそれでも
    巨悪に立ち向かっていこうとする男たちの姿には涙した
    すば

    0
    2025年11月28日
  • 悪童たち 上

    Posted by ブクログ

    悪童

    中国の東野圭吾と言われた作者のミステリー作品。
    夏休みを過ごす少年達のビデオカメラにたまたま写りこんでしまった殺人の様子から始まるハラハラな展開に序盤からとても引き込まれた。
    ストーリーが二転三転していき、まったくどうなるのか予想がつかず、先が気になって結果的に一日かけて一気読みしてしまった。
    まず、主人公含めてそれぞれのキャラクターがとても良く、夏の子ども達の青春も感じが後半のストーリー展開の対比にもなっていた。どんな手を使ってでも目的をやり遂げる子ども達VS殺人犯の頭脳戦の場面になっていきどちらが上回るのか最後の最後まで分からなかった。

    0
    2025年11月27日
  • 知能犯之罠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この人の本は本当に面白い。
    中国の事が分からなくても全然大丈夫。
    めっちゃ読みやすいし、わかりやすいです。

    事件が起きて高刑事が調べ始めると、事件現場の野次馬の中に旧友がいて久しぶりーって話したその人が犯人だったと読者は分かっている状態で話が進む。
    犯人が次はどうやって殺そうかなとか高刑事と仲良く話したりするスリリングな状態がずっと続く。
    そして続けて2人目、3人目と殺されていってこのあとやっぱり犯人は捕まるのかな?と思ってたらこの終わり方ですよ、最高です。
    奇しくも高が言った台詞をそのまま引用して下さいと丁寧にオチまでつけられるんだから、納得するしかない。
    中国といえばの特権を使った嫌がら

    0
    2025年05月31日
  • 検察官の遺言

    Posted by ブクログ

    弁護士の張は、教え子である元検察官・江の遺体をスーツケースに詰めて運搬していたところを逮捕される。一旦は殺人を認めた張だったが、初公判で彼は自供を翻した。捜査を進めるうちに浮かび上がったのは、かつて江が十年以上も追い続けていたとある事件。握りつぶされた告発と隠蔽された数々の殺人は、今回の事件にどのように関係しているのか。重厚な読みごたえとスリリングさが魅力のミステリです。
    女児に対する性加害事件を明らかにしようとした青年の死から始まった過去の事件は、あまりに悪辣です。しかも証人を見つけるごとに消されていくという恐ろしさもあって、現代の事件そっちのけで展開に囚われてしまいました。そしてそこで活躍

    0
    2025年01月30日
  • 悪童たち 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドラマ「バッドキッズ」を見た後で読んだのですが、ドラマの子供たちが基本的に「良い子」だったのに対して、原作の子供たちはかなりの悪童でした。

    そして、ドラマと原作でストーリーもかなり違いました。

    この作品、ドラマ版のストーリーがあまりに綺麗なので、あちらが主人公の作った裏のストーリーで、本当の真実は原作の物語みたいな感じで読むとめちゃくちゃ面白くて、よくできたお話だなと思います。

    0
    2024年12月19日

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