髙森美由紀のレビュー一覧
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伝統工芸の津軽塗の職人の娘を主人公にした、
お仕事小説です…。お仕事小説は数あれど…、
忠実なまでの、王道の設定に、お話でしたね。
地方の伝統工芸にチャレンジする娘さんに、
ものづくりのお仕事小説、といぅ設定は…、
大好物のジャンルなので、面白かったですよ!
でも…、ふと考えてみると…、意外と、
伝統工芸を題材にした作品の記憶がなぃので、
そぅいう意味では、新鮮な感じもしました…。
作者と主人公が、等身大に近ぃからなのか?、
起承転結のあるお話も、読みやすかったけど、
何となく、起伏が少なぃ印象も感じたかも…。
でも…、舞台の青森感はよく感じれたけど…、
作中の津軽弁は、結構、読みづら -
Posted by ブクログ
青森にある小田せんべい店の子の弘樹。
小学校の課外授業で自分の家が見学先に決定した。
それまで不登校だった潤を課外授業に誘ったところから、少しずつ物語は動き出していく。
それまでせんべいってなんかダサい…って思っていた弘樹だったが、楽しくせんべい焼きを始めた潤を見て、小さい時ぶりに始めることになった。
じいちゃん、ばあちゃん、両親に姉ちゃんに囲まれながら、伸び伸びと育っていそうな弘樹にもいろんな事情があって…
いろんな人の思いや、その中での衝突、子ども目線での感情の揺れ、とても懐かしい感覚が蘇ってきた。
周りに見守ってくれる人がいる温かさを切に感じられる作品だった。
数年後の話を読んでみた -
Posted by ブクログ
舞台は青森。主人公・美也子、22歳。
スーパーのレジ係をやめ、稼業である津軽塗の手伝いをすることに──。
職人としての腕はいいが、頑固で呑兵衛な父。
そんな父に愛想を尽かして出て行った母。
楽天的なオネエの弟。
この弟(妹?)がとてもいい味で、主人公の美也子よりも気に入ってしまった。
驚いたのは津軽塗の工程。
塗り・乾燥・研ぎを繰り返し、完成まで四十八工程、二か月近くかかるらしい。
唐塗り・七々子塗り、紋紗塗など色々あって、
その写真も載っていて興味深かったです。
正直言うと、漆器ってお手入れを考えるとつい億劫で、滅多に使わないんですよね。
どんな器も、日常に使ってこそ。
しまいっぱなしの