髙森美由紀のレビュー一覧
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読後感が良い物語。やさしくて強くて爽やか。
個人的には「リラの花咲くけものみち」を読み終えた感覚に近い。(物語自体はまったく違う。)
小田桐実さん、こういう真面目で自分に淡々と向き合ってる人にはなぜかちょっと厄介な人物が近づきがちだから心配だったけど、最終的に本当に悪い人は誰も居ないって感じで安心した。
そして、ちゃっけがとにかく可愛い。仕草や動きなどの描写がリアルで鮮明。著者は犬と暮らしていた経験があるのかな。ちょっと気になってGoogleさんに聞いてみたら、著者の高森美由紀さんと思われる方のX(旧Twitter)がヒットして、そのアイコンがちゃっけみたいな犬だった(笑)いや、ちゃ -
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声を出して何度も笑った。
この間私は人見知りだと話したと思うんだけど、基本的に笑顔でフレンドリー?な人見知りなのです。
相手がどんな人なのか分からないから笑顔でいる。という感じなのだけれども。
この主人公、淡々と無表情なの。
ちゃっけとの生活で色々がんじがらめになっていたことがほぐれて表情も感情も徐々にほぐれていったんだけども。
無表情でいられるって私にはちょっと羨ましい部分でもあって。
まぁどっちも良いところ悪いところあるとは思うけど。
本の中で沢山の本が出てくるんだけど、「ちいさいおうち」も出てきたの。
あの本の表紙に「her story」って書いてあるのご存知かしら?
あれは作者の方が -
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不器用で手芸とは基本、縁のない人生を送ってきたけれど、クロスステッチ刺繍にハマった時期が二回ある。大学の受験後、合格発表を待つまでの期間と、夫の留学にくっついて暮らしていた海外で流産した後に授かった長男がお腹にやってきてくれたばかりの悪阻の頃。結果ぎ出るまでは何も手につかず、不安に怯えるしかなかったその時は、無心にチクチクする時間に本当に救われた。
菱刺し、はこぎん刺しとはちょっと違うのかな?
小説の中にも出てきた用の美の代表的な物として興味はあった。いつかやってみたいと思いつつ、お陰様で育児と仕事に追われて座る間もない日々を送ってきたけれど、今がその時かも、と思った。
いつかいつか、と言って -
Posted by ブクログ
可愛らしい表紙とソフトカバーだけど、見た目に反し、ボリュームはずっしりで内容もしっかり。
通勤でサッと読めるかな?と思っていたら、甘かった。
泣きポイントがところどころにあって、そんな狙って泣かされるものか頑張るんだけど、つい涙腺がゆるんでしまう。
年をとって、自分の子供時代を知る人がみんな亡くなったら。甘えたことのある人が誰もいなくなったら。今の私はそれがこわい。
登場人物の短編エピソードとともに、より子さんの昔の話も出てきてとても良い。
お嫁入りするときの話もいいし、長男嫁と二人でお舅さんの介護をした話もよかったな。
個人的には認知症のお母さんと石田さんの話が、これから来る未来の可