小田くん家は南部せんべい店

小田くん家は南部せんべい店

1,980円 (税込)

9pt

絶賛の声続々!

幸せとはこういう日常が続いていく事なのかもしれない。
(有隣堂町田モディ店 原田明美さん)

伝統の南部せんべい店を営む一家の心優しい人間ドラマに、全身がぽかぽかと温かくなりました。
(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん)

家族のこと、友達のこと、生死や、家業のこと。それらを見つめ、考え、少しずつ自分なりに気付き成長していく弘毅の姿に、大人の私も新鮮な気持ちを取り戻していくようでした。
(東京旭屋書店 新越谷店 猪股宏美さん)

激動の日本を優しく癒してくれる格好の特効薬になるのかも。
(テレビ東京 深谷守さん)

「さあ、焼くぞ。大切な人のために、そして自分のために」

青森県の片田舎にある「小田せんべい店」。小学四年生の弘毅は嫌だった。課外授業でクラスのみんなが家に来ることになったのだ。南部せんべいなんか、バカにされるに決まってる。しかし当日、不登校の同級生・潤が来たことで弘毅は南部せんべいを焼くことになり……。六十九年間せんべい一筋の祖父・よっしーを始め、家族みんなに見守られて弘毅は少しずつ大人になっていく。

ひと口かじると涙がほろり
あなたの心を優しく癒すぽかぽか家族小説

【著者コメント】
青森県の片田舎で南部せんべい店を営む六人家族の物語です。

南部せんべいは、青森県南から岩手県にかけて昔から食べ続けられてきました。今ではピーナツやゴマを混ぜ込んだり、クッキーっぽく焼いたりしていますが、基本は、塩と小麦粉と重曹のみの素朴で真っ白な塩味のせんべいです。飽きがきません。鉄型にはさんでサクサクに焼き上げます。特徴的なのが耳。型からはみ出た部分を耳と呼び、地元では人気があります。

南部せんべいのように飽きがこずに、いつまでも続いていきそうな小田せんべい店の泣いたり笑ったりの日常。一つの家族の在り方と、伝統食の行く末、友情、少年の健やかな成長を見守っていただけましたら幸いです。

【目次】
一章 せんべい焼き窯の熱
二章 甘く香ばしいチョコクランチの冬
三章 飴と耳と、手紙
四章 薄胡麻と白
五章 せんべい型

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    徳間書店
  • ページ数
    320ページ
  • 電子版発売日
    2024年02月29日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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小田くん家は南部せんべい店 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    青森県の片田舎の町で手焼きの南部煎餅を焼く、三世代一家。南部煎餅を焼く、という家業を通じて描かれる、町の人たちとの物語。
    弘毅とその友達、学校の話から始まるので、子供の文学かと思いがちだが、そうではない。1代目の義男となぎさ夫婦、2世代目の父と母、3代目の姉と弘毅、その仲間たち、それぞれの人生の物語

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    読みながらなんといっても南部せんべいが食べたくなりました。特に白せんべいは食べたいです。主人公弘毅の活躍に拍手喝采、よっしーのキャラも面白く、あとせんべいを焼く技術の大変さに読みふけってしまいました。ラストの潤との別れのシーンはジーンとしてしまいました。元気が出るおもしろ物語にあなたも読んで見て下さ

    0
    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    昭和のホームドラマのような遠慮のない暖かな家族とザ・小4男子!という感じの小田くんとその仲間たち。半年間くらいの日々が描かれているのですが、大人にとっての半年と、小学生のそれとは濃度が全然違う。小学生の時って大人が思うよりもっと複雑な思いを持っていたんじゃないかと思うけど、上手く言えなかったり言いた

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    伝統のあるものがきちんと受け継がれていくことに感銘を覚えました。
    良いものを伝承していき、その中に生活があり、それが人の心を打っていく。ずっと続いてほしい文化です。
    弘毅君、両親が亡くなっても幸せに育つ要素たっぷりですね~

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    これ、ドラマ化してほしいなぁ。
    主人公が小学生だから朝ドラは無理だし…夜…夜ドラしかないよなぁ。
    スペシャルドラマじゃなくて連ドラがいいなぁ。
    で、その回に合った南部せんべいを毎週視聴者プレゼントしてほしいなぁ。笑
    結構重い部分もあるんだけど、それを軽やかにできるのは作者さんの力かしら。
    おじいちゃ

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    小学生男子の視点で描かれる、暖かな南部せんべい店の家族と、友だちの話。

    独特なキャラクターの祖父「よっしー」は言葉や行動は荒い昔気質の職人だが、(昭和生まれのわたしには)どこか懐かしい飾らぬ愛情を感じさせる愛すべきキャラクターだった。

    小学四年生の悩みも、大人から見たら些細なことでも一生懸命で愛

    0
    2024年06月07日

    Posted by ブクログ

    南部せんべいを食べたくなった。多分耳付きは店頭でしか買えないんだろうな。サクサクのせんべいは想像できるけどモチモチの耳がめちゃめちゃ気になる。弘毅の生い立ちがわかるシーンは切ないけど心温まる。ほっこりした。

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    地元出身の作家さんと子どもの頃から慣れ親しんだ南部せんべい。これは読んでみたいと手に取りました♪

    家族関係が自然でとてもほっこり。子どもの観察力は大人が思ってる以上に鋭く、色んな別れを経験して成長していく弘毅が頼もしかった!
    重いテーマも含まれているけれど、綺麗事だけじゃなく子どもが感じ取る正直な

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    世の中は別れと出会の繰り返し。
    頭では分かっているけど、
    心でどう感じるか、
    小学生目線が改めて教えてくれる。

    一つ一つの別れに、
    ただ寂しいだけではない感情がある。
    当たり前のことだけど、
    何だか新鮮な気持ちになった。

    0
    2024年04月05日

    Posted by ブクログ

    おじいちゃんのよっしー、その家族が南部せんべい店を舞台に日常の何気ない出来事を通じて深い愛で繋がる温かい物語。

    0
    2025年06月19日

小田くん家は南部せんべい店 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    徳間書店
  • ページ数
    320ページ
  • 電子版発売日
    2024年02月29日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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