髙森美由紀のレビュー一覧

  • 小田くん家は南部せんべい店

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    世の中は別れと出会の繰り返し。
    頭では分かっているけど、
    心でどう感じるか、
    小学生目線が改めて教えてくれる。

    一つ一つの別れに、
    ただ寂しいだけではない感情がある。
    当たり前のことだけど、
    何だか新鮮な気持ちになった。

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    2024年04月05日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    菱刺しを通して、人の温かさや生き方を知っていく、やさしいおはなし。
    おばあちゃんの昔の振り返りもありつつ、菱刺しと生きてきたんだなあ、と。
    黙々と作業するって、自分と向き合う時間でもあり、切り替えるキッカケをくれたりするんだな、と思いました。

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    2024年03月04日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    青森 南部菱刺し工場に関わる人々の四篇。大変な環境の中で育まれた工芸を愛する人々が悩み、成長、互いに励まし合い前進する。より子先生の人柄もあり、淡々と手を動かし心落ち着かせていく。とても良いお話だった。

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    2024年01月06日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    ネタバレ

    素敵な作品だった。
    南部菱刺しに取り組む人々の小さくて確かな再生と、彼・彼女らが集まる工房主のより子さんの生きてきた思い出。
    人の繋がりや思い出の優しさと温かさと切なさが菱刺しの模様のようにふと浮かび上がって、その度に泣きそうになりながら読んだ。
    本当に素敵な作品だった。

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    2023年12月05日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    青森南部に伝わる「菱刺し」
    自宅で菱刺しをしている「より子先生」に集まった4人と引きこもりの孫。

    それぞれが何かしらの悩みを持っているんですが
    より子先生と菱刺しをし、美味しいものを食べ、世代の違う仲間を作る事で癒されます。

    これ泣けます!うっかり3回ほど泣きました(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
    より子さんが可愛い!南部弁が最高!
    嫁入りの話のくだりを待合室で読んでて慌ててしまったε~( ̄、 ̄;)ゞフー

    装丁も可愛いです〜♪
    菱刺し…ポチッと調べてみてください。
    素敵ですよ‹‹\(´ω` )/››




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    2023年07月26日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    より子さんみたいな先生がいたら、私も足繁く通ってしまう。みんなそれぞれ悩みがあるのに刺している間は本当に楽しそうで。菱刺しの事も初めて知ったけど、魅力的な描写でやってみたくなりました。

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    2023年06月18日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    裁縫ができない私ですが、話のはじまりとおわりがかけ離れてそうで、つながっているというジンときた小説でした。
    方言もグッときました。笑

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    2023年05月31日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    ネタバレ

    投げやりな感じの高校生が、ちくちくを知ったら、所作まで変わった!って、おとぎ話すぎて、読みながら涙が出てきました。
    出てくる人みんないい人すぎる。
    ちくちくを見に行きたくなりました。

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    2023年05月27日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    青森南部に江戸時代後期から伝わる刺し子の技法のひとつ菱刺し、伝統工芸を通じて再生する4編いや5編かも!?
    八戸にある、お婆ちゃん先生のより子さんの工房。東側に名久井岳とゆう山が見える場所にあるらしい。そこで菱刺しを習う人たちの日常を中心に展開して行くストーリー。
    スマホやパソコン、メールにSNSと現在の便利なアイテムが登場する中に一手間一手間作り上げる伝統の菱刺しは相反する存在のようなんですが、程良く生活の中に溶け込み受け継がれてゆく絆を感じました。
    語り手が次々変わってゆくのですが章を重ねるごとに深みが出てきて立体感が増してゆく手法は秀逸で、繰返しの中から生み出される模様が人生と重なり見事な

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    2023年05月26日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    じんわり沁みるような物語。私は残念ながら家庭科、裁縫は全くダメなので菱刺しはやりたいとは思わなかったが検索したいと強く思った。一指し一指し、無心に刺繍していくこと。同じ趣味を持つ仲間たち。ふさいでいるのは布の目ばかりではない。菱刺しを通して岩手に生きる女性たちの思いや生き方が優しく感じられて良い読後感でした。 

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    2023年05月24日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    青森県南に伝わる刺し子の南部菱刺し。これがテーマとなっています。
    同じように青森にあるこぎん刺し。私はこちらを少しやっている事もあり、一針一針縫っていく所とか、少しずつ模様ができていく様子を目に浮かべながら読みました。
    この菱刺しに関わる人達の物語も、うるっと来る場面があったりして心暖まる本でした。

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    2023年05月02日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    びっくりするぐらい涙出た。
    親というものは本当にどうしようもなくて、
    でもありがたい。

    ラストの話より、その前の話で死ぬほど泣いた。

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    2023年04月24日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    より子さんの菱刺し工房で、布の目を糸でふさぐ。
    日常で感じる隙間をふさぐように。
    皆、何かを抱えているのだけれど
    菱刺しが心を繋いでくれていた。
    より子さんが皆を繋いでくれていた。
    大切な人への気づかいに
    ほっこりとした気持ちになれた。

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    2023年04月16日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    ネタバレ

    【収録作品】魔女の菱刺し工房/今日の佳き日の矢羽根/ひょうたん/真麻の聴色(ユルシイロ)

    より子の菱刺し工房を軸に、そこに関わる人たちの姿とより子の来し方を描いている。

    「魔女の菱刺し工房」 やりたいことがなく漫然と日々を過ごしている高2の綾。ブログで知った菱刺しの作品を公民館で見かけたことをきっかけに、より子の菱刺し工房に出入りするようになる。/より子は、菱刺しに夢中になっていった日々を思い出す。
    「今日の佳き日の矢羽根」 綾に工房を教えた結菜は、結婚を控えている。結婚準備を進めているなか、些細なことで父親と行き違ってしまい、気まずいまま結婚式を迎える。/より子は結婚したときのことを思い

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    2023年04月14日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    南部菱刺しは色鮮やか。
    木綿が育たないほどの寒冷地区。
    育てやすい麻を植え、衣類に織った。
    麻は風を通しやすく、その隙間を埋めるための刺し子だった。
    より子先生のエピソードからも当時の苦労が伝わってくる。

    ちくちく縫うだけ。
    間違えたらほどけばいい。
    行間からあたたかく柔らかな、ふわっとしたものを届けられた気がする。

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    2023年02月11日
  • 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

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    伝統工芸の『菱刺し』を中心にして人間関係を描いている。
    家族、恋人、友達。
    美しいであろう菱刺しを見てみたい。

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    2023年02月06日
  • ジャパン・ディグニティ

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    最初の方は古臭い伝統工芸に夢中で夫として、家長として不適格な父親、それについにキレる母親、田舎でさぞ生きにくいと思われるオカマの弟、そして何をやってもオドオド自信のない主人公という家族の話になんだか暗くて嫌だなぁと思ったけど、読み進むうちに姉弟(妹?)のお互いの思いやりや、不器用な父親の愛情、近所や周りの人のそれぞれ辛い気持ちも抱えながらの温かさにじんわり胸が温かくなった。
    弟が彼と結婚してオランダへ渡ってからは、斜陽産業ともいうべき津軽塗の良さを知ってもらい、再生させるために一心不乱に展覧会の出品作りに打ち込む。
    まぁ上手く行きすぎって感じもなくは無いけど、こちらも息を詰めて応援したくなる、

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    2015年06月20日
  • ジャパン・ディグニティ

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    伝統工芸の津軽塗の職人の娘を主人公にした、
    お仕事小説です…。お仕事小説は数あれど…、
    忠実なまでの、王道の設定に、お話でしたね。

    地方の伝統工芸にチャレンジする娘さんに、
    ものづくりのお仕事小説、といぅ設定は…、
    大好物のジャンルなので、面白かったですよ!

    でも…、ふと考えてみると…、意外と、
    伝統工芸を題材にした作品の記憶がなぃので、
    そぅいう意味では、新鮮な感じもしました…。

    作者と主人公が、等身大に近ぃからなのか?、
    起承転結のあるお話も、読みやすかったけど、
    何となく、起伏が少なぃ印象も感じたかも…。

    でも…、舞台の青森感はよく感じれたけど…、
    作中の津軽弁は、結構、読みづら

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    2014年12月21日
  • ちゃっけがいる移動図書館

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    犬のちゃっけのまっすぐで素直な心に、読んでいて心が洗われました。ちゃっけと人々の交流に、あたたかく優しい気持ちになれる一冊です。

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    2025年07月25日
  • 小田くん家は南部せんべい店

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    おじいちゃんのよっしー、その家族が南部せんべい店を舞台に日常の何気ない出来事を通じて深い愛で繋がる温かい物語。

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    2025年06月19日