藤野智哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
絵本専門の移動図書室と、そこにくるお客さんのお話。誰もが持ちうる悩みを、絵本と対話で解消する手伝いをする。こんな場所があったらいいな、と思える一冊だった。
人の気持ちを推し量って(意識的にも、無意識的にも)決めつけてしまったり、「普通」にとらわれてしまったり、私自身にも思い当たるような現象に名前がついていて、その仕組みが章ごとに解説されているので色々と腑に落ちる構成になっていた。
特に「こうだ!」と思い込んでしまうと、なかなか冷静になって状況を見つめ直すことは難しいので、こうして物語として俯瞰できるのはいいことかもしれない。
あぁ、私もコーヒー片手に絵本を読みにいきたいなー! -
Posted by ブクログ
ネタバレ職場にて長時間労働やハラスメントに悩むことが多かったですが、どれも元を辿ればバウンダリーが曖昧になっていたことが原因の一つだったな、と、この本を読んで気づきました。
読んでよかったです。
以下、印象に残った点のメモです。
普通や常識に惑わされない。自分はできない、で線を引いていい
線引きはその時々で変えていい
自分は丁寧に扱われ、尊重される存在だから線を引く
できる自分を時に手放す
立ち入り禁止の看板をしっかり見せる
私は〜の形で自分の意思を確認する
言葉で伝える
上司 業務指示とアドバイスを分ける。業務指示は上司の価値観入ってない、アドバイスには価値観が入っている。べき思考が入っていて、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間には、それぞれ領域があり、バウンダリー(線引き)が大切。他人の領域と自分の領域を分けて考える必要がある。
線引きすると同時に、自分の看板を建てる。(ここからは侵入禁止)そして言葉で伝えていくことが大切。人間はそもそも空気を読んで理解する動物ではない。しっかり言葉にして伝えていくこと。
苦手な上司やアンチメールの対応ややり方も記載されている。心の持ち方、そして言葉でどのように伝えていくか考えることが大切。
ひとりひとりの「普通」が違う。だから、相手の思い込みに従わなくていい。自分にとっての普通はこれと思ったらそれでいく。
バウンダリー(線引き)することは、自分を守ると同時に、相手を守り、尊重 -
Posted by ブクログ
人と意気投合し仲良くなり、友達になり、
親密になり、そして窮屈に感じだして、
本音を言い合い崩壊していく
何度か繰り返してきた人間関係
どうしていつもこうなっちゃうんだろう
と思ってYouTubeなど検索
いろいろ観ていくと他人と自分の境界線が
ぐちゃぐちゃな自分に気づいてこの本にたどりつきました
本を読んでいて、思い当たる節がありすぎました
頼まれ事をして、即答でOKすることが
いいことだと勘違いしていました
他人の意見に左右されがちな自分がいて
それは自分が確立できてなかったんだと
わかりました
40代でこの本に出会えてよかったなと思いました -
Posted by ブクログ
ネタバレ行き詰まったときに読みたい本でした。
もっと軽い気持ちで自分を大切にしながら行きたいと思いました。
p.112
他人に対して「なんでこの人はこうなんだ?!」ではなく「まぁこの人はこういう人なんだな」程度の温度で生きるのが、人生を省エネで生きるコツです。
p.119
「べき」「しなきゃ」を手放したときに、ふっと「私はこうしたい」が見えてきたりします。
p.143
誰かから気になる一言や胸に刺さる言葉を言われたときは、すぐに反省して改善しようとがんばろうとするのではなす、いったん立ち止まって、自分の心や体のケアをする。そして、心身ともにいい状態でその言葉を振り返ってみるのです。
p.16