【感想・ネタバレ】人間関係に「線を引く」レッスン 人生がラクになる「バウンダリー」の考え方のレビュー

あらすじ

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自分の時間をとり戻す。

こんなことに悩んでいませんか?

・断るのが苦手
・忙しすぎて、いつも時間がない
・強い人につい押しきられてしまう
・相手に待たされることが多い
・期待に応えようと無理をしがち

その悩み、人間関係に「線を引く」ができてないからかもしれません。
「線を引く」の「線」とは、「バウンダリー(自他境界線)」のこと

バウンダリーとは「自分と他者との間にある境界線」であり、
自分の「時間」や「感情」、「価値観」などの「自分の領域」と、
「他者の領域」を区別するための心理的な境界線のことです。

このバウンダリーが適切に引けていないと、

・断りきれずに引き受けて自分の時間がなくなる
・人の分まで仕事を抱え込んでがんばってしまう
・自分の感情を押し込めてストレスをためてしまう
・まわりの価値観に沿った行動をとってしまう
・他人の言動に必要以上にイライラしたり、不安になったりする

といったことになりがちです。

Xフォロワー数13万人&精神科医の藤野智哉先生が、
「バウンダリー」の考え方をもとに、
こうした悩みを解消するコツを紹介するのが本書です。

藤野先生は幼少期の病が原因で心臓に障害が残り、
「時間は命」と実感。
さらに現在、医師の仕事に加え、執筆やSNSでの発信など
多くの活動と両立させることができているのは、
バウンダリーを意識して、
人間関係に「線を引く」ができているからといいます。

「あなたの時間は有限です。
全部を自分のためにつかわなくても、
少なくとも誰のためにつかうのかは、
あなた自身が決めていいのです」(本書より)

自分なりに線引きをして、自分の領域を守ることで、

・自分の時間をとり戻す
・大切な人を大切にする
・適度な距離感で人と接する
・他人にふりまわされない
・やりたいことをやる

などが可能になります。

人間関係に「線を引く」レッスンをして
人生がラクになるコツをつかんできませんか?
---


【目次】
第1章 「線を引く」ってどういうこと?
第2章 線を引くにはまず「自分を知る」
第3章 関係性の中で線を引く
第4章 「相手の線」を尊重する
第5章 バウンダリーバスターにふりまわされない

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Posted by ブクログ

ネタバレ

職場にて長時間労働やハラスメントに悩むことが多かったですが、どれも元を辿ればバウンダリーが曖昧になっていたことが原因の一つだったな、と、この本を読んで気づきました。
読んでよかったです。

以下、印象に残った点のメモです。
普通や常識に惑わされない。自分はできない、で線を引いていい
線引きはその時々で変えていい
自分は丁寧に扱われ、尊重される存在だから線を引く
できる自分を時に手放す
立ち入り禁止の看板をしっかり見せる
私は〜の形で自分の意思を確認する
言葉で伝える

上司 業務指示とアドバイスを分ける。業務指示は上司の価値観入ってない、アドバイスには価値観が入っている。べき思考が入っていて、それを押し付けられるこどある。そんな人のべきに巻き込まれないように線引きする。
職場の人間関係 仕事に関する人間関係を考える。部長とはとりあえず会話できてたら良い、など。仕事の人にSNSは教えないようにしている、ランチは一人でぼんやりすることにしている、などのマイルールをつくるのも良い。

ずるいは羨ましいから生じるもの。つまりその感情は黙秘にするものを教えてくれる
自分の領域の外の責任を負わない。領域外の責任をたくさん取らされるのは搾取である

自分が理解してもらいたいことをきちんと伝えたという感覚は、自分を尊重するうえでとても大切

自分の領域に侵入し、言うことを聞かせようとしてくる人には自分の意思表示をする必要がある

相手の気持ちをくみとっているつもりでも、あくまでも自分が想像した相手の気持ちでしかなかったりする。相手の気持ちは相手のもの。

自分のよかれだけで動くのは、相手の領域侵入になってしまうことも多い。
アドバイスは求められた時だけ

自分には相手の行動や感情を操作する権利はない

バウンダリーは責任の範囲の話でもある。自身で責任をとれない範囲のことに口出ししてはいけはい

自分に向けられた期待は、自分の領域ではなく、相手の領域である。期待をかけられた人が背負う必要はない

バウンダリーバスター
バウンダリーを無視する人には、きちんと意思表示して対処する
例えば、怒鳴られたら、「内容は真摯に受け止めるが、怒鳴るという行為に関してはやめてほしいです」という

侵略はやさしさ・常識の顔をしていることも。例えば、「あなたのためを思って言っている」
→ありがとうございます。でも自分で決めることにしますね、と言い返すなど

すぐに返事をして安請け合いしたりしないために、すぐに決めない・自分の状況や気持ちを確認する

バウンダリーバスターに対して、まずはしっかり言葉で伝える

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

「頼まれたからやる」「できるからやる」ではなく、「やりたいからやる」「やる必要があるからやる」で判断する。「自分はどうしたいか」を伝える、「相手はどうしたいか」を聞く。
知らずのうちに自分が「相手に合わしていた。もしくは、合わそうとしていた」ことがよくわかる本でした。自分とは?今の自分はどんな状態?を知ることが大事だし、ここまでは自分、ここから相手と区切ることが「みんなに」必要なんだと分かった。
まずは、自分と周りを区切り、自分自身を大事にできるようにしようと思える本でした。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

境界線という言葉は知っているし、理解もしてる。でも何となく、日常で他者から境界線を越えたモノを投げられ、それを受け取ってしまい悩んでしまう自分がいる。
そのモノに対して自分ではどうしていいか分からず、全て受けとめ、持ち帰り、我慢して心の中にしまってしまう。そんな癖を長年持ち続けてきた。

境界を越えたモノをどう相手にお返しするか。
それは、私のモノなのか?相手のモノなのか?

そして後半では自分自身も親しい家族に対して「お節介」というモノで境界を越えていたことに気がついた。
とても身に染みたので、あと2回は読み返すつもり。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間には、それぞれ領域があり、バウンダリー(線引き)が大切。他人の領域と自分の領域を分けて考える必要がある。
線引きすると同時に、自分の看板を建てる。(ここからは侵入禁止)そして言葉で伝えていくことが大切。人間はそもそも空気を読んで理解する動物ではない。しっかり言葉にして伝えていくこと。
苦手な上司やアンチメールの対応ややり方も記載されている。心の持ち方、そして言葉でどのように伝えていくか考えることが大切。
ひとりひとりの「普通」が違う。だから、相手の思い込みに従わなくていい。自分にとっての普通はこれと思ったらそれでいく。
バウンダリー(線引き)することは、自分を守ると同時に、相手を守り、尊重することにつながる。
残念ながら、人間は無意識にも他人に傷をつけてしまう生き物。気持ちのバウンダリー、空間のバウンダリーを言葉にして伝えていくこと、わきまえていくことが大事。

身体がしんどくて早退したい、残業断りたいっていうとき、なかなかまわりの人や上司に言えないんじゃないかなって思う人もいると思う。
もう少しだから我慢しようとか。でも結局自分を大切にするということにはつながらないよね。
それでどんどんバウンダリーが曖昧になってきて、自分の大切な気持ちや価値観が分からなくなってくるのだと思う。
モヤモヤしたらいったん線引き。ワンクッションをいて冷静になって考えてみるのもいいと思った。
どうにもならなくなったら、「逃げる」という選択肢を。
私はこの本を読んでみて、まずバウンダリーもあいまいだし、看板すら建てていなかたんじゃないかと思う。自分の領域入り放題で危険すぎる!!
しかも、看板をたてて、言葉にして伝えていくまでがバウンダリーの役目。はっきり伝えないと相手も分からない。今まで伝えることが怖くて、38年間逃げてきてしまった。自分の領域を守るためにも、自分の感情を無視してはいけない!!

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

人間関係に「線を引く」レッスン 人生がラクになる「バウンダリー」の考え方。藤野智哉先生の著書。バウンダリーとは「自分と他者との間にある境界線」のこと。自他境界線をちゃんと引ければ人間関係に悩むことなんてない。人間関係悪化しても自他境界線をちゃんと引ければ気にならない。「バウンダリー(自他境界線)」。精神科医の藤野智哉先生から素敵な言葉を教わりました。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

人と意気投合し仲良くなり、友達になり、
親密になり、そして窮屈に感じだして、
本音を言い合い崩壊していく
何度か繰り返してきた人間関係

どうしていつもこうなっちゃうんだろう
と思ってYouTubeなど検索
いろいろ観ていくと他人と自分の境界線が
ぐちゃぐちゃな自分に気づいてこの本にたどりつきました

本を読んでいて、思い当たる節がありすぎました
頼まれ事をして、即答でOKすることが
いいことだと勘違いしていました
他人の意見に左右されがちな自分がいて
それは自分が確立できてなかったんだと
わかりました

40代でこの本に出会えてよかったなと思いました

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

バウンダリーという概念を初めて知った。人から色んな感情を吸収しやすいけど、知らない間に相手の領域に侵入している場合もあるから気をつけなきゃなと思った。
学び
①ずるい人のマネをしてみる
②期待はかけた人の持ち物
③すぐに決めない練習
④マイルールを決める

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

受け止めやすい言葉で書かれていて、サクッと読め、読んでいるうちに、気持ちがリラックスできました。
自分と他人に線を引くことは簡単なようで難しい。罪悪感も感じてしまい、我慢することも多い。
時間=命。
自分も他人も大切に、臨機応変にできるようになりたい。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ


人との関わりに苦手さを感じてる人、人間関係に悩んでる人にとって、今の時代の人との関わり方の"当たり前"をわかりやすく言語化してくれています。

人との関わりはそれぞれがそれぞれの方法で、無意識的に学ぶことが多いため、改めて文章で読むことで、自分自身の人間関係について確認できると思います。

個人的には、あとがきに筆者の柔軟で優しい人柄が現れてるような気がした点も良かったです。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

人の悩みを自分のことのように思って、モヤモヤしていたらこの本を勧められました。
自分の気持ちを言語化し相手に伝える大切さや、自分の時間を費やしてもよい相手なのか、など自分にとっての線をひく基準を意識してみると、少し気持ちが軽くなりました。
自分なりのバウンダリーの基準は持っていましたが、相手に伝えることも時には必要であるとは自分の中にはないものだったので、勉強になりました。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

悟りは無境界だが、社会で健全に生活できるよう自然とバランスをとるもの。アダルトチルドレンは健全な境界線がわからず、侵入されたり、侵入したり。義務教育で自我境界線(バウンダリー)について教えてもいいと思う。よく反抗期というが、あれは自我境界線確立期と言っても良い。まずは、成熟した自我、エゴを確立した上でそれを超越していくのが成長のプロセスではないか。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

最近特に人間関係のストレスを感じていたのでこの本を読んでみた
自分を知って これ以上踏み込んで欲しくないラインを知る事が大事 あくまで普通や周りに合わせることはなく「私」であるという事を頭に置いておこうと思う

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

いい人をやめる覚悟を後押しをしてくれる。
いい人というか、都合のいい人。

今、職場でバウンダリーを実践している。笑

バウンダリーを実践してみると、なんとなく居心地の悪さを感じるけれど、覚悟してやってしまえば、たいしたことない。

まぁ、実践できるのも、この職場は、辞めてもいいやと思っているのもあるんだけどね。

バウンダリー初心者なので、もっとこの本を読み込んで、実践あるのみ。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

バウンダリーについて分かりやすく書かれた本。第5章だけは、それができたら苦労はしないと思ってしまった。全体的には良い内容。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

頭の中で何となくわかっていた、他の人との距離。その何となくを言語化してもらって、心強くなった。他人に引っ張られることなく、うまく過ごしていきたい。また、読み返したいと思えた。

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2025年07月19日

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