【感想・ネタバレ】人間関係に「線を引く」レッスン 人生がラクになる「バウンダリー」の考え方のレビュー

あらすじ

\\YouTube『ReHacQ−リハック−』に著者出演で大反響!売れてます! //

自分の時間をとり戻す。

こんなことに悩んでいませんか?

・断るのが苦手
・忙しすぎて、いつも時間がない
・強い人につい押しきられてしまう
・相手に待たされることが多い
・期待に応えようと無理をしがち

その悩み、人間関係に「線を引く」ができてないからかもしれません。
「線を引く」の「線」とは、「バウンダリー(自他境界線)」のこと

バウンダリーとは「自分と他者との間にある境界線」であり、
自分の「時間」や「感情」、「価値観」などの「自分の領域」と、
「他者の領域」を区別するための心理的な境界線のことです。

このバウンダリーが適切に引けていないと、

・断りきれずに引き受けて自分の時間がなくなる
・人の分まで仕事を抱え込んでがんばってしまう
・自分の感情を押し込めてストレスをためてしまう
・まわりの価値観に沿った行動をとってしまう
・他人の言動に必要以上にイライラしたり、不安になったりする

といったことになりがちです。

Xフォロワー数13万人&精神科医の藤野智哉先生が、
「バウンダリー」の考え方をもとに、
こうした悩みを解消するコツを紹介するのが本書です。

藤野先生は幼少期の病が原因で心臓に障害が残り、
「時間は命」と実感。
さらに現在、医師の仕事に加え、執筆やSNSでの発信など
多くの活動と両立させることができているのは、
バウンダリーを意識して、
人間関係に「線を引く」ができているからといいます。

「あなたの時間は有限です。
全部を自分のためにつかわなくても、
少なくとも誰のためにつかうのかは、
あなた自身が決めていいのです」(本書より)

自分なりに線引きをして、自分の領域を守ることで、

・自分の時間をとり戻す
・大切な人を大切にする
・適度な距離感で人と接する
・他人にふりまわされない
・やりたいことをやる

などが可能になります。

人間関係に「線を引く」レッスンをして
人生がラクになるコツをつかんできませんか?
---


【目次】
第1章 「線を引く」ってどういうこと?
第2章 線を引くにはまず「自分を知る」
第3章 関係性の中で線を引く
第4章 「相手の線」を尊重する
第5章 バウンダリーバスターにふりまわされない

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

職場にて長時間労働やハラスメントに悩むことが多かったですが、どれも元を辿ればバウンダリーが曖昧になっていたことが原因の一つだったな、と、この本を読んで気づきました。
読んでよかったです。

以下、印象に残った点のメモです。
普通や常識に惑わされない。自分はできない、で線を引いていい
線引きはその時々で変えていい
自分は丁寧に扱われ、尊重される存在だから線を引く
できる自分を時に手放す
立ち入り禁止の看板をしっかり見せる
私は〜の形で自分の意思を確認する
言葉で伝える

上司 業務指示とアドバイスを分ける。業務指示は上司の価値観入ってない、アドバイスには価値観が入っている。べき思考が入っていて、それを押し付けられるこどある。そんな人のべきに巻き込まれないように線引きする。
職場の人間関係 仕事に関する人間関係を考える。部長とはとりあえず会話できてたら良い、など。仕事の人にSNSは教えないようにしている、ランチは一人でぼんやりすることにしている、などのマイルールをつくるのも良い。

ずるいは羨ましいから生じるもの。つまりその感情は黙秘にするものを教えてくれる
自分の領域の外の責任を負わない。領域外の責任をたくさん取らされるのは搾取である

自分が理解してもらいたいことをきちんと伝えたという感覚は、自分を尊重するうえでとても大切

自分の領域に侵入し、言うことを聞かせようとしてくる人には自分の意思表示をする必要がある

相手の気持ちをくみとっているつもりでも、あくまでも自分が想像した相手の気持ちでしかなかったりする。相手の気持ちは相手のもの。

自分のよかれだけで動くのは、相手の領域侵入になってしまうことも多い。
アドバイスは求められた時だけ

自分には相手の行動や感情を操作する権利はない

バウンダリーは責任の範囲の話でもある。自身で責任をとれない範囲のことに口出ししてはいけはい

自分に向けられた期待は、自分の領域ではなく、相手の領域である。期待をかけられた人が背負う必要はない

バウンダリーバスター
バウンダリーを無視する人には、きちんと意思表示して対処する
例えば、怒鳴られたら、「内容は真摯に受け止めるが、怒鳴るという行為に関してはやめてほしいです」という

侵略はやさしさ・常識の顔をしていることも。例えば、「あなたのためを思って言っている」
→ありがとうございます。でも自分で決めることにしますね、と言い返すなど

すぐに返事をして安請け合いしたりしないために、すぐに決めない・自分の状況や気持ちを確認する

バウンダリーバスターに対して、まずはしっかり言葉で伝える

0
2025年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間には、それぞれ領域があり、バウンダリー(線引き)が大切。他人の領域と自分の領域を分けて考える必要がある。
線引きすると同時に、自分の看板を建てる。(ここからは侵入禁止)そして言葉で伝えていくことが大切。人間はそもそも空気を読んで理解する動物ではない。しっかり言葉にして伝えていくこと。
苦手な上司やアンチメールの対応ややり方も記載されている。心の持ち方、そして言葉でどのように伝えていくか考えることが大切。
ひとりひとりの「普通」が違う。だから、相手の思い込みに従わなくていい。自分にとっての普通はこれと思ったらそれでいく。
バウンダリー(線引き)することは、自分を守ると同時に、相手を守り、尊重することにつながる。
残念ながら、人間は無意識にも他人に傷をつけてしまう生き物。気持ちのバウンダリー、空間のバウンダリーを言葉にして伝えていくこと、わきまえていくことが大事。

身体がしんどくて早退したい、残業断りたいっていうとき、なかなかまわりの人や上司に言えないんじゃないかなって思う人もいると思う。
もう少しだから我慢しようとか。でも結局自分を大切にするということにはつながらないよね。
それでどんどんバウンダリーが曖昧になってきて、自分の大切な気持ちや価値観が分からなくなってくるのだと思う。
モヤモヤしたらいったん線引き。ワンクッションをいて冷静になって考えてみるのもいいと思った。
どうにもならなくなったら、「逃げる」という選択肢を。
私はこの本を読んでみて、まずバウンダリーもあいまいだし、看板すら建てていなかたんじゃないかと思う。自分の領域入り放題で危険すぎる!!
しかも、看板をたてて、言葉にして伝えていくまでがバウンダリーの役目。はっきり伝えないと相手も分からない。今まで伝えることが怖くて、38年間逃げてきてしまった。自分の領域を守るためにも、自分の感情を無視してはいけない!!

0
2025年08月17日

「学術・語学」ランキング