【感想・ネタバレ】「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツのレビュー

あらすじ

TVやSNSでも話題を呼び、
シリーズ累計5万部突破!

「このままじゃダメ」「変わらなきゃ」「がんばらないと」
そう言いながら、自分に我慢をさせたり、無理して自分をすりへらしてしまいがちなあなたへ。

▼フジテレビ「ノンストップ!」で紹介されました(2024/05/10放送)
▼WEBサイト「FRaU」で紹介されました(2024/04/19・20)
▼WEBサイト「AERA dot.」で紹介されました(2024/04/30・05/01)
▼WEBサイト「プレジデントオンライン」で紹介されました(2024/05/01-05)

★Amazon売れ筋ランキング1位
本>人文・思想>倫理学・道徳>社会道徳カテゴリ
(2024/05/07調べ)


本書のテーマは「変わりたい」「変わらなきゃ」と思ったとき。
でも「変わりたい」ときって、

・仕事でミスして落ち込んでいるとき
・誰かと比べて自分はできていないと凹んでいるとき
・人間関係がうまくいっていないとき
・人から胸に刺さる言葉を言われたとき
・新しい環境に慣れようとがんばっているとき

など、
たいてい自分の気持ちが「つらい」「しんどい」ときです。

そんなときに「成長する」のも「がんばる」のも大切だけど、
無理して自分をすりへらしてしまったらもったいない。
やっぱり、いちばん大切にしなければならないのは「自分」です。

成長する前に、がんばる前に、まずは自分をいたわる、ケアする。
そんなことが大事だとお伝えする本になります。

心のお守りみたいな言葉がたくさん。
自分らしさを大事に、生きやすくなる45のメッセージ。

・「惰性で生きたっていい。がんばるだけが人生じゃない。」

・「『俺にかまわず行け! お前は自分の人生に集中しろ!』って言ってあげましょう。もちろん心の中ででOKです。」

・「自分の幸せの輪郭を、どうか他人の言葉でつくらないで。 」

・「『普通の人』『ちゃんとした人』なんていう実在しない生き物を目指さなくていい。」

・「ミスを謝るのはいいけど、ミスした自分を否定するのはやめておこう。」

****
【はじめにより】

たとえば、仕事で失敗をしたときに「このままじゃダメ。がんばらないと」とか、人間関係で悩んだときに「いいかげん変わらなきゃ」みたいな思いをもってしまう人がいます。
あるいは、子育てが思いどおりにいかないときに「ちゃんとした親にならなきゃ」みたいなあせりを抱えてしまう人です。

自分の至らない点を改善しようとすることや、少し背伸びをして努力すること、成長しようとがんばることもたしかに大事だとは思います。
だけど、自分につらい、しんどい思いをさせて、自分をすりへらしてまで本当にすべきことでしょうか。

僕らは日々の中で「当たり前」とか「普通」「常識」という言葉で表されるルールや価値観に必死で合わせようとして生活しているところがあります。
もちろん社会の一員として守らなきゃいけないルールはあるけれども、誰がつくったかわからない謎なルールや枠組みが多すぎますよね。

そんな謎でいびつな枠組みにでも、なんとなく「無理してでもはまらなきゃ」と思ってやっている人も少なくないと思うんです。

でもね、そこに無理してはまろうと思ったら、自分が歪んでしまうんですよね。
もちろん柔軟性のある人もいるかもしれないけど、そんな人は多くない。
だから、無理してはまろうとするより「そのままの自分」を大切にすることも考えてみてほしいのです。

今って、SNSを開けばすぐに他人と比べることができるうえ、昔から変わらず、 あれこれよけいなお世話を言ってくる人たちもいて。
「自分は自分でいい」という気持ちが揺らぎやすかったりします。そんななかで「そのままの自分では生きられない」というのもわかります。

でも、「自分らしさ」をなくしてまで、自分の本当の気持ちや、本来の特性を置き去りにしてまで、変わったりしなくていいのではないでしょうか。
他人を目指した先に理想の自分はいません。

「変わらなきゃ」って思ったときは、「このままじゃダメ」って思ったときは、ちょっと落ち着いて。
ベッドでもソファでも、ごろんと横になってみて。
少しだけ「そのままの自分」を見せちゃダメかを考えてみてください。

そのままの自分で生きられない場面やタイミングもあると思います。
時にはまわりに合わせたり、会社や世間のルールを守りながら、常識や普通を気にしながら生きなければいけないこともあると思います。

でも、やっぱり弱い自分やポンコツな自分、できない自分、凹む自分、そんな自分を「これも自分だなぁ」とありのままそのまま受け止めて、「そのままの自分」を生きることも大切にしてみてほしいなと思うのです。

****

つい反省しがち、まわりに適応しすぎてしまうあなたに送る
ちょっとだけ「そのままの自分」を生きるための知恵とコツ


<もくじ>
第1章 まずは自分をいたわり、ケアする
第2章 「他人」を気にしすぎない
第3章 「人間関係」をちょっと変えてみる
第4章 「自分の気落ち」に耳を傾ける
第5章 自分のタイミングがきたら、変われるように

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Posted by ブクログ

ネタバレ

そのままの自分で生きてみる

相手に左右されずに生きることの大事さ、
自分のしんどいが限界に達する前に気づくことら休むことが大事。
変われるものに目を向ける。
幸せの輪郭は自分で決める。

みんなに好かれなくていい、苦手な人からは距離を置く。好きでない人から好かれようと努力しない。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

行き詰まったときに読みたい本でした。
もっと軽い気持ちで自分を大切にしながら行きたいと思いました。

p.112
他人に対して「なんでこの人はこうなんだ?!」ではなく「まぁこの人はこういう人なんだな」程度の温度で生きるのが、人生を省エネで生きるコツです。

p.119
「べき」「しなきゃ」を手放したときに、ふっと「私はこうしたい」が見えてきたりします。

p.143
誰かから気になる一言や胸に刺さる言葉を言われたときは、すぐに反省して改善しようとがんばろうとするのではなす、いったん立ち止まって、自分の心や体のケアをする。そして、心身ともにいい状態でその言葉を振り返ってみるのです。

p.164
「要領のいい人」って「自分にとって何が必要で、何を捨ててあいのか」がわかる人

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

ものすごく優しい本だなぁって思った。
この本に出会って心が軽くなった。

まずは自分を大切に。いたわる。
自分が一番の自分の味方。
そうして心身を労った上で、変わる。

変わりたい時は辛い時やしんどい時。
だからまずはケア。
「成長しなきゃ」「頑張らないと」と言いながら無理して自分をすり減らす。

自分が幸せを感じるものを知る

「自分がそう思う」と「そうあるべき」を切り分けて考える。あるべきだけをみるのではない。

不安や焦りを抱えたままだましだまし行きましょう。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

好きでもない人に好かれようとしない努力、確かに必要かも。

なんか、色んな媒体で今の自分も受け入れてあげよう、って聞いたり、見たりするけど、なんか難しい。どういう状態になれば受け入れている、ってことになるのかな?
たぶんだけど、自分によくないことが起こった、あるいは失敗してしまった、というときに、これは嘘だ!ありえない!と自分を認めない、卑下する、ということをせず、自分の現状を把握し、自分のあるがままを客観的に見つめて、それをそのまま受け入れる、っていうことなのかな、と思う。
それができると、自分を不必要に責めたり、落ち込んだりっていうことがなくなるのかな、セルフマインドコントロールができる感覚かな。

変わろうという意思が強いと、それは今の自分を否定することになる。ただ、ポジティブな意思であればいい、とのこと。

相手の言うこと、行動をいちいち気にしないでいいよっていう話題。いや〜深く共感。相手はそんなに自分の発言とか考えてない、テキトーに言ってることも多々あるから、いちいち意味を考えなくていいよってこと。

他人の目を気にするときは、自分の気持ちに向き合ってみる。

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2025年06月27日

Posted by ブクログ

なんとなく、避けがちなんだよな。現状の自分を肯定するような本。
だって、そうやってありのままの自分がこの資本主義の世界で取り残されても、そのありのままで良いって言葉は責任とってくれないから。
だけど、ただ現状を肯定する本じゃなくて、自分が変わることをポジティブには捉えている本だった。

変わろうと素直に自分が思えるタイミングか(休むを優先すべき時もある)
変わるべきで、無理に変わろうとしていないか
他人の評価ベースで、自分を変えようとしていないか

あくまで自分のために、自分の幸せを基準に変わると言う選択をしようね。
その前にまずは休むが必要なこともあるし、そもそもの自分を知る必要がある。
すぐに答えを出そうとする必要もない。
どんな自分であっても、結局周囲と噛み合わないこともあるけど、自分の価値を全員にわかってもらうことは不可能。完璧じゃない自分を受け入れてからが人生本番。という本だった印象。

30代になって色々手に入らないもの、諦めていいもの色々わかって楽になってきたタイミングで出会えてよかった本。ついつい生き急ぎがちだけど、今後の自分との良い付き合い方、考えていくための参考にしたい。

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2025年06月25日

Posted by ブクログ

休職しているので手に取った。
メンタルや精神疾患の方向けの本はたくさん出ているが、鬱傾向にあった私には響く本はなかった。
全て上辺で辛い涙は流すな!的な本が多かった中、
可愛いアザラシに惹かれ、あまり期待せず本屋でページを捲ると、自分が欲しかった言葉がたくさんあった。
精神科医だからこその観点。さすがだと思った。
病んでる方、病みそうな方、悩んでる方
とにかくみんなに読んで欲しい。
会社の人もみんな読んで欲しい。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

変わらなくていい、と言われるのは気が楽になるなあと思った。苦手な人を猫だと思えばいい、怒っているのは相手の感情、というのが1番印象に残っている。

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2024年07月29日

Posted by ブクログ

前作と重複する部分も多いうえに、一般論が増えてしまった気がする。だが、「人間の6割は水分だと思う」というのは、苦手な人と対峙した時にかなり有効だなと思った。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

口調や言葉がやさしく語りかけてくれる様子で優しい気持ちになれた。
書かれている内容はよく目にする、耳にすることも多いんだけど、この人が選ぶ言葉や文のおかげでまた違った受け止め方ができるというか。
とにかく寄り添ってもらえた気持ちになれ、心が少し軽くなった。
「自分はダメだ、できてない」って思いがよく湧いてしまうけど。そんな自分を受け入れつつ、ダメな部分も魅力の一部で、そんな私がもっと魅力的になるためにどうしていくか?って考えていくようにしたいなと思った。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

そのままの自分を生きていいんだよってたくさんの人が言われたがっているんだろうなと思った一冊。ところが、現実世界では、疲れているとき、弱っているときにそんな言葉をかけられないのではないでしょうか。本書のような内容が本になるということはそういうニーズがあるのでしょう。弱っているときに特に本書の前半を読めば、自分がかけてもらいたい言葉をかけてもらえる気がして、少し気がラクになるきっかけになるかもしれません。他人に期待しない、自助ですね。 中盤、内容がだれてしつこい感じがしたので☆マイナス1にしました。もっと短いほうが読みやすいです。

■他人を目指した先に理想の自分はいません
これ、結構無意識にやっている方もいるのでは?例えば、わたしの場合、ワーママのさまざまな体験談、ライフハックが毎日ニュースによって目に入ります。すると、「こうすればもっとうまく回るのでは? それなのに・・」と弱っているときには他責思考やネガティブループになってしまいます。紹介されているニュースは耳目を集めるようにうまく編集されているかもしれ無いのに。本書では疲れているときは「変わらなきゃ」の前に「休まなきゃ」を推奨しています。

■そうなの!!
ゆっくりお風呂に入りよく寝て食事をとっても・・疲れが取れない!そんなときあります!また、わたしの場合は疲れが取れたと思ったときに、1回でも夜泣き対応をするともうひどく疲れています。人によって体力とメンタルの容量が違うんですよね。これは体験談や他人とは相容れない個人的な問題。最近思うんです。もっとご自愛の頻度をあげないと不調になる。がんばるのもいいけど逃げるのもいい。がんばっても最後は全員灰ですよ?※灰という表現は著者の「誰かのために~」という本で紹介されている考え方です。

■白黒つけなくてもいい
はっきりせーーい!と思うことが多い日常な気がしますが、意外とそれでいいのかも。悩んだり落ち込んだりグズグズしているうちに悩みが変わっていたこと振り返るとある気がしました。なるほど。無理に白黒つけようとして他人に合わせると消耗するという言葉はなんか思い当たるフシがある気がしました。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

助けを求めるのは弱いからじゃなく、なんとかしのうって意志があるから

大切ではない人の言うことまで気にしなくていい

SNSで幸せをアピールするのは満たされていない人

他人に強い感情をぶつけるのは立派な暴力

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

去年の様に思い通りに時間が使えなくなってきた今年。
早起き出来なくなってきた時、
「このままじゃダメ」と何度も思った。
あれもしなきゃ、これもしなきゃと詰め込み過ぎていたかもしれない。
思いっきり惰眠を貪り、美味しものを食べて自分を労りました。素のままの自分を受け入れるのって怖くて現実から逃げたいことも多いけど、今は人生100年時代。こんな瞬間があってもいいのではないかと思う。
焦らないことが重要。
ネガティブ・ケイパビリティ精神を意識して、時間をかけて慣れていこう!
まずは変えられるところから変えて、より過ごしやすい環境に身をおくことを最善にしよう。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

あまり悩んでいないときに読んだので、刺さる言葉が少なかった。

怒りのコントロールという視点で、怒らなかった自分が許せるかどうかで怒るかを決める、というのは気づき。

逆に怒らなかった自分が好きかどうかを内省すれば感情のコントロールがしていけるのではないか。今の自分では怒らなかった自分を許せない場合は怒ればいい。

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

心がモヤモヤする、何かしんどいな、と思う時にはぜひ手に取ってもらいたい一冊です。
こちらに優しく話しかけるような文章で書かれているので、それがとても読みやすく良かったです。
無理に変わろうとせず、自分のタイミングで変わりたいときに変わる、これが大切なんだなとしみじみ感じました。簡単なワークシートもついていたので、また心が行き詰まったときにやってみようと思います。

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2024年12月14日

Posted by ブクログ

変わりたいと思ったとき、休むという選択肢もあってもいいんだなと思いました。人の目や世間の基準が気になり、そのままの自分を繕ってしまうので、気をつけようと思います。

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2024年05月25日

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