トマス・ハリスのレビュー一覧

  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    映画版を観たのがもう、20年も前のことだから、内容に関してはほぼ完全に忘却の彼方。だから、この連続誘拐殺人の結末とかはまったく覚えてないけど、レクター博士との邂逅シーンとかは、読みながらそれなりに思い出した。それだけインパクトが大きかったってことやね。小説版でも不気味さは健在で、後半にかけてのハチャメチャぶりが見ものになってくる予感。

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    2019年07月29日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    <上下巻を通してのレビュー>

    「羊たちの沈黙」で、すっかりレクター博士が大好きになってしまったのですよ。
    あの知性と冷静さの虜になったといっても過言ではありません。

    ハンニバル・レクター博士の「記憶の宮殿」へようこそ……
    と同時に、クラリスに重くのしかかった策謀の渦の中へようこそ。

    レクター博士へ復讐を誓う資産家が念入りな計画を立て、そこにどんどん、国家の機密を扱う人物たちがいとも簡単に買収されてゆき、一見、その計画は成功しそうに思える。
    彼らの誤算は、レクター博士とクラリスを甘く見過ぎていたということに他ならない。

    賛否両論はあるが、あのエンディングがすべてを物語っているのではないだ

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    2019年09月29日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    読みたいと思いながら、怖そうな雰囲気で今まで読んできませんでしたが、村上龍「オールド・テロリスト」で出てきたこともあり、読んで見ました。
    思っていたよりグロい描写もなく、登場人物たちに魅力があり、楽しめました。
    クライマックスのシーンが、どちらの人物を描いているのか分かりづらかったです。
    ケータイがあまり普及してなかった時代なんですね。

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    2016年05月12日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    下巻に突入。
    寝る間も惜しんでというぐらいの一気読み。
    悪役の悪役っぷりがこれまた凄い。映像化を意識した、というよりこれは映像では観たくないでしょ!と反駁を入れるほどのエグさ。映画観なくてよかった・・・としみじみ。

    ラスト、意外な展開。美しいから許せるか。

    全編にわたり、音楽や絵画などの芸術的なエッセンスに満たされ、ワインの想像だにできないふくよかな香りもするのだがどうしても食欲が削げてしまって。
    こういった効果はトマスハリスの狙いだったに違いない。
    催眠術にかかったようにうっとりとさせられる場面も。
    にしても、吐き気もするが。

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    2014年03月07日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと読みたいと思いながらなかなか手を出さずにいたのをやっと読み始めました。
    映画は有名ですが、実は私は観たことがないのでまっさらな気持ちで読めました。
    今海外のドラマで『ハンニバル』がやってるようですね。
    時系列的には『レッドドラゴン』の少し前にあたるようですが。
    小説でシリーズ読み切ったら映画やドラマも観たいなと思える程面白かったです。
    レクター博士…連続殺人犯なのになぜこんなに魅力的なんでしょうか。
    バッファロウ・ビルを追い詰めていくのも楽しいですが、レクター博士とクラリスの会話がとても魅力的。

    博士の言動やソシオパスだということを聞いてついついBBCの『SHERLOCK』を思い出して

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    2014年03月06日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    レクター博士にまたお会いできました。相変わらずのパワフルさでたじろいでしまいます。下巻、また楽しみですが、食欲はなくなりそうです。

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    2014年03月06日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ラストにはビックリした。
    安いエロ本のような、なんなのか複雑です。レクター博士がこんな形で落ち着くとは‥。゚(゚^Д^゚)゚。
    そしてまとめということなのか、とても残酷な死に方をたくさーん。

    しかし秀逸なのはレクター博士は天才だけど、うまい塩梅で天才にさせすぎない加減が絶妙。そこにはまってしまう。

    最後まで飽くことなく楽しく読ませていただきました。モデルが気になるー

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    2013年10月03日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ゾッとするような描写があり得るはずのない光景を見せてくれるサイコホラー(?)
    シリーズが進むごとになぜかレクター博士を段々助かって欲しいと望む気持ちが強くなる自分の変化が一番怖かったりして。

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    2013年10月03日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    なぜか彼の心情が理解できるかもと思う瞬間があったり。。道徳的に間違ってると思いつつ、100%じゃないでしょ?とレクターから問いかけられるとそうだという気がする。
    変な達成感。
    すごい小説だった。

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    2013年09月26日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    映画よりもずっと物語が理解しやすく、面白かった。
    人間のドロドロとした欲望がむき出しになっていて、
    その衝突を高みの見物と洒落込んだレクター博士が
    最も利を得ていたのはさすが。

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    2014年06月12日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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     発売日を待っていました。   レクター博士大好きです。

     映画は ジョディ・フォスターでないのが がっかりです。(映画自体にも)

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    2013年01月29日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    映画を先に見ているため、ドレスに身を包んだクラリスの艶姿とレクター博士の息を呑む様シーンが脳裏にフラッシュバック。
    想像の幅を狭めるという意味では、小説のメディア化は善し悪しあると言える。

    それにしても、音楽に耳を傾け、絵画に目を潤し、人の心に憐れを想い…なんともゆったりとした気分になれる。

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    2013年07月13日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    デカダンです。音楽と美と歴史と教養を読んでる人間に求めてくる本です。その意味では哲学書のよう。聖書必読とかいうアレね。三大経典くらいは一般教養の範囲だろうなー…。
    と、読んでいるうちに自分の教養の範囲の狭さに気がつける。世界は広い。

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    2013年07月13日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    怪物の作り方。

    自分の家族を葬った輩を次々と復讐していく少年ハンニバル。
    復讐の方法にまだ雑さが拭えませんが、カニバリズムの趣向はすでに出てきてます。
    そしてハンニバルの成長に多大な影響を与えるのが、日本人の叔母「紫婦人」。彼女によりハンニバルは日本の文化を吸収していく。
    ハンニバルの世間、死にたいする達観した姿勢は、過去の記憶はもちろん、日本独特の無常観も影響しているんだろうか。

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    2009年10月04日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    愛がほしかったはずなんだけど…そこが”怪物”としてのライジングなのかしら?年をとると愛が無くても一人で生きて行ける気もしてくるけど、やっぱどこか淋しさが残るものです。ハンニバルは本当に一人で生きて行っちゃうのね。紫婦人との関係が美しくて素敵。

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    2009年10月19日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    読み終わってしまった。もういちど、羊達の沈黙、レッドドラゴンが読みたくなった。レクター博士が出来上がる過程、悲しかったです。

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    2009年10月04日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    もう、私が評価とかできるものではないので…。そんな恐れ多い。
    レクター博士の物語が読めただけで満足です。

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    2009年10月04日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    トマスハリスの最新作。ハンニバルから離れた新たなヒロインの登場。相変わらずの猟奇性は持続しているがヒロインの爽快感が特徴か。この先も続きそうな作品。

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    2025年11月09日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【2025年65冊目】
    レクター博士への復讐に燃えるメイスンは、クラリスを囮に博士を誘き出す算段を整えつつあった。そうして捉えた博士を豚に食わせ、その様子を彼自身に観察させる――。一方、クラリスはでっち上げの罪によりFBIを追われかけていた。上司であるクロスフォードは病に伏し、彼女を擁護できるものはいなくなっていく…たった一人、レクター博士を除いて。

    映画と原作が少し違うということは織り込み済みで読みましたが、面白かった!レクター博士がプレゼント持ってきたのに捕まった時、残された手紙を見てなんかぐっと来てしまいました。恋じゃねぇか…。

    メイスンの最期も映画とは違いましたが、原作準拠にすると

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    2025年06月18日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    【2025年64冊目】
    皮剥ぎビルの事件から7年、FBI特別捜査官となったクラリス・スタンフォードは麻薬組織摘発チームの一人として現場に向かっていた。慎重にことを進めていたはずが、蓋を開けてみると情報は筒抜けで、クラリスは銃撃戦の末、組織の女ボスを射殺する。赤子を抱いた彼女を死に至らしめたとして、糾弾されるクラリスだったが、一人の男の進言により事なきを得る。それはかつて、レクター博士による被害を受けたメイスン・ヴァージャーだった。復讐を誓う男の手は、逃亡の末フィレンツェに潜伏するレクター博士に延びつつあったが…。

    こちらも映画を見てから読みました。相変わらず原作リスペクトなことがよくわかりま

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    2025年06月13日