トマス・ハリスのレビュー一覧

  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    ようやっと読み終わった!

    久しぶりの洋書で地名や人名も馴染みがないのが辛かった、、、他にも文化的に違う所を読み解くのが難しいが、それを文字で読み進める。それが楽しくなってきた。

    最後に今までの捜査を畳み掛けるように終わる怒涛の展開にハラハラしながら読んでいた。
    クラリスとクロフォードが終始カッコよかった。

    あと映画化もされたというがレクター博士がどんな風になっているのか気になった。
    個人的にレクター博士の見えている世界が非常に気になった。彼はどんな思考でどんな世界を見ているのか。クラリスとレクターの縁のような関わりが好きだった。

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    2025年09月07日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    サスペンスの金字塔と言われ未拝読でしたが、佳境に入りクラリスの孤軍奮闘の事件解決やレクター博士の巧みな脱出など一気に読んでしまう魅力ある作品でした。何故今まで読まなかったのだろうと思うほどでした。

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    2025年05月27日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ミステリーの金字塔とは知り読み始めたらレクター博士とFBI訓練生のクラリスの会話が本当に面白く一気に読めました。読まず嫌いをせずに早く読んでいたらと後悔した程の名作でした。

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    2025年05月27日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ミステリーの金字塔とは知り読み始めたらレクター博士とFBI訓練生のクラリスの会話が本当に面白く一気に読めました。読まず嫌いをせずに早く読んでいたらと後悔した程の名作でした。

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    2025年05月08日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

    購入済み

    迫力ある作品だったので星5つの評価をつけますが、ハンニバルは私には最後まで謎のままの存在でした。

    単純に捉えれば、感受性の強い戦争孤児だった少年が、妹を殺し、その肉を食べた人物たちへの復讐という理由で殺戮を繰り返すストーリーなのでしょうが、そう簡単には割りきれず、ハンニバルと接する大人たちも皆ハンニバルのふしぎな正体を見極めようと苦悶しているように感じました。

    ミーシャと共にハンニバルは死んで怪物が生まれたという意見。
    紫夫人の「あなたに人を愛する何が残っているの?」という言葉。
    色々印象に残ったシーンはありましたが、

    私には、鳥かごの鳥を放しながら、
    「バルト海はそっちだよ、もう二度と

    #ダーク #深い #感動する

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    2024年08月09日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

    購入済み

    「ハンニバル」の後の作品であり、しかもハンニバルの若き時代の物語だというので、あまり想像できませんでしたが、読み出してあっという間に引き込まれました。

    ヤコフ先生とハンニバルの会話に魅了されました。レクター一族は特殊なのだというハンニバル父の言葉もうなずけます。
    強烈な作品です。

    #泣ける #深い #ダーク

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    2024年08月04日
  • ハンニバル(上下)合本版(新潮文庫)

    購入済み

    クラリスはどうなってしまうのだろう、クラリスにはあまり酷い運命を突き付けないでほしい。
    レクター博士もまたどうなるのだろう。逃げきれるのか、捕まるとしたら誰に?

    ハラハラしながら読みましたが、ラストだけは想定外で、ワンダーランドに入ったようなふしぎな感覚でした。
    このラストはずるいぞと思いながら、なんだかほっとしたり、安堵する自分がいました。

    本当のクラリスはどこにいるのか?
    目覚めているのか?

    クラリスとレクター博士の生涯が尽きるまでに、まだ何が起こるかわかりませんが、私もバーニーのように詮索せず、本を閉じます。
    「知りすぎないほうが」ですね。

    #深い #感動する #ドキドキハラハラ

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    2024年07月30日
  • 羊たちの沈黙(上下)合本版(新潮文庫)

    購入済み

    何度も読みたいと思いながら、後回しにしてきましたが、やっと読みました。
    後回しにした理由は、多分難解で複雑で、小難しい作品だと警戒していたため。
    退屈な場面も多々あるのではないかという先入観もありました。

    ところが予想に反してものすごく面白く読めました。
    テンポがよく、展開の流れもスピードがあり、次のページでは何が起こるのかとワクワクしながら最後まで読め、たいへん満足できました。

    #深い #ドキドキハラハラ #切ない

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    2024年07月28日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    羊たちの沈黙、レッドドラゴンと読んできて、
    さぁ待ちに待ったハンニバル。ようやくレクター博士が主役の本編にたどり着いた感じだ。

    前作で盛大に脱獄したレクター博士は、別人になりすまして優雅な逃亡生活を送っている。猟奇的殺人を犯しながら。FBI捜査官クラリス・スターリングに手紙を送るレクター博士。愛情なのか支配なのか、殺して食べたいのか。その真意は何なのか。
    スターリングと対峙する時が迫って来る。
    復讐に燃えるメイスンもかなり不気味で残虐だ。怖さを引き立てる。

    この順番で読んで正解だった。レクター博士とスターリングの過去の関わりを理解できるからだ。そして私もレクター博士が好きなのだと気づく。

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    2024年06月24日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    上下巻を一気読み。
    サイコパスの代名詞、レクター博士はやっぱり凄かった。

    FBI捜査官訓練生のクラリスが、刑務所に収監中の狂人サイコパスのレクター博士との面会から連続猟奇的殺人の犯人像に迫っていく。

    とにかくレクターの狂人ぶりが、エグすぎる。
    精神科医でありながら、患者を何人も殺害し、独房に収監されている。隙を見せた看護師の顔を噛みちぎったり、置き忘れのボールペンを使い刑務官を襲ったりと、危険極まりない。
    脱獄のやり口には、驚くばかりだ。
    でも魅力的で憎めない。信用したくなる不思議なキャラだ。

    一方、クラリスは優秀な訓練生だが、派手さの無い田舎出の女性。何故かレクター

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    2023年08月11日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    マイアミの豪邸に住む美女カリ・モーラはコロンビアの反政府ゲリラ組織に所属した壮絶な過去を持つ。その豪邸の地下に眠る巨大な金塊を巡って、猟奇的な嗜好を持つハンス・ペーター・シュナイダーらに狙われて、恐ろしい展開に巻き込まれていく。読みやすいようで読みづらく、内容が入ってくるようで置いていかれる、訳書ならではの難しさも感じるものの、マイアミという世界の雄大さやダイナミズムを、アクションサスペンスのタッチで浮き上がらせている作品。

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    2023年08月05日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まさかスターリングがハンニバル博士を助けて、その後、一緒に生活することになるとは考えてもみなかった。
    殺人シーンは描写がリアルで恐ろしかった。

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    2022年03月31日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    旧版は訳がヘンテコすぎて読むのやめました。
    初めて読む方は悩んでるようでしたらこちらをお勧めします。
    プロファイリング黎明期を舞台に、カニバリストで殺人鬼のレクター博士の助言をもとにバッファロウビルを追う話。
    まずはストーリーが良かったです。 テンポが良く、緩急が効いてて一気読みしてしまいました。
    レクター博士かっこいいと思っちゃいけないんでしょうがカッコいい。あの独特の雰囲気は唯一無二ですね。
    ちなみにバッファロウビルのようなことをしていた人は実際にいたらしく、やっぱりアメリカは犯罪のレベル違うなと思いました。

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    2021年05月02日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    文句なしの面白さだった。レクター博士、理解し難く残虐な殺人犯なのに、彼はなぜこんなにも魅力的なのだろう。映画も気になるが、シリーズ他作品も手に取りたい。

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    2021年04月11日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    既に知れ渡っているレクター博士の脱出劇の模様、バッファロウ・ビルのラストに至るまで、一旦流れ始めたら息もつかせぬ展開。細部の描写は偏執的だが、その分一つ一つ調べながら読んでいくと情景が浮き上がってくるようだった。クラリスとミスター・ガムの応酬、蛾の出現で張り詰めるその場の緊張感、手紙によって多少窺い知れる博士の感情、仕事ぶりや時折挿入されるベッラとの関係から見えるクロフォードの人間性、情感たっぷりにほんの1ページ程で綴られるエピローグ。個人的にチルトンはとてもいい味を出している。どこの職場にもいて、そして一番平均的な人間心理を投影しているキャラクターだと思う。
    読み終えて、映画も確かめたくなっ

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    2020年08月23日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    映画も好きだけどやっぱこれ原作だよなあ。頭のなかではどうしてもクラリスはジョディーフォスターだ。クロスフォードの扱いはクラリスの巣立ちを見せたかったのか、としても、だ?

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    2020年05月19日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    映画、原作、どっちも好きかもしれない。

    レクター博士の心を満たせる人は、クラリスだけなのね。
    知識、教養全てのレベルが高くて、素晴らしすぎた。
    これでレクターの殺人(食人)が治まっているいるのなら、ハッピーエンドなのかもしれないけど、クラリスは最初は薬で操られていたわけで、本人の意思でレクターを選んだのではないから、そこが少しもやもやするけれど、クラリスが目覚めるのでは、と時々確認しているあたり、目覚めてもおかしくないのかもしれない。

    レクターはどうせ死ぬならクラリスに殺されてもいいと思っている気もするし、目覚めてほしくないとも思っているのでしょう。

    どっちにしろ、博士との日々は優雅で贅

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    2020年04月15日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    「まるでハンニバル・レクターだな」
    と、他の警察モノでセリフに出てくるくらい有名な本

    被害者の皮を剥ぐ「バッファロウ・ビル」と呼ばれる連続殺人鬼を追うクラリスと、豊富な知識と洞察で捜査を手助けする。"人喰い"ハンニバル・レクター博士、2人の駆け引きによって捜査が進んでいく。

    この本が売れた後「サイコキラーブーム」みたいなのが起きたらしい。当時のことはよくわからないけど、よく読むサスペンスモノの中にもサイコパスが出てくることも多く、それらの
    「元祖」のような感覚で読み始めてみる。

    …何というか、音楽で言うと(現代のサイコスリラー)「ゴリゴリのEDM」を聴いたあとすぐに

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    2021年08月08日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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     ハンニバル・シリーズを完結させてから13年も鳴りを潜めていたトマス・ハリスが帰ってきた。それもレクター博士シリーズのようなサイコ・サスペンスではなく、初期の『ブラック・サンデー』のような国際テロ小説でもなく。作者が現在生活し、その地に魅力を感じてやまないマイアミを舞台として、犯罪者たちの激闘をブラックでアップテンポな筆致で描きつつ、ひとりのニューヒロインを際立たせたエンターテインメント小説という形で。

     本書は、『スカーフェイス』でお馴染みの、実在のコロンビア麻薬カルテル王パブロ・エスコバルがマイアミに実際に遺したとされる豪邸が軸となる。現在では何代目かの持ち主によって取り壊されてしまった

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    2019年08月20日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    結局、最後まで読んでも映画の内容は殆ど思い出せず。でも良いんです。原作の内容が素晴らしかったから。これに対して素晴らしいというのも不謹慎かもしれないけど、でも面白かった。サイコもの百花繚乱の現代においてすら、本作の優位性・孤高性は揺るがないというのを、改めて思い知らされました。後半、脱走劇で圧倒的存在感を示して以降、レクター博士の登場はほとんどなかったけど、こうなると、博士のアナザーストーリーものぞいてみたくなる、ってもんです。

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    2019年08月19日