トマス・ハリスのレビュー一覧

  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    とても面白かった。
    上下巻を一気読み。
    サイコパスの代名詞、レクター博士はやっぱり凄かった。

    FBI捜査官訓練生のクラリスが、刑務所に収監中の狂人サイコパスのレクター博士との面会から連続猟奇的殺人の犯人像に迫っていく。

    とにかくレクターの狂人ぶりが、エグすぎる。
    精神科医でありながら、患者を何人...続きを読む
  • カリ・モーラ(新潮文庫)
    マイアミの豪邸に住む美女カリ・モーラはコロンビアの反政府ゲリラ組織に所属した壮絶な過去を持つ。その豪邸の地下に眠る巨大な金塊を巡って、猟奇的な嗜好を持つハンス・ペーター・シュナイダーらに狙われて、恐ろしい展開に巻き込まれていく。読みやすいようで読みづらく、内容が入ってくるようで置いていかれる、訳書な...続きを読む
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)
    まさかスターリングがハンニバル博士を助けて、その後、一緒に生活することになるとは考えてもみなかった。
    殺人シーンは描写がリアルで恐ろしかった。
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)
    旧版は訳がヘンテコすぎて読むのやめました。
    初めて読む方は悩んでるようでしたらこちらをお勧めします。
    プロファイリング黎明期を舞台に、カニバリストで殺人鬼のレクター博士の助言をもとにバッファロウビルを追う話。
    まずはストーリーが良かったです。 テンポが良く、緩急が効いてて一気読みしてしまいました。
    ...続きを読む
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    文句なしの面白さだった。レクター博士、理解し難く残虐な殺人犯なのに、彼はなぜこんなにも魅力的なのだろう。映画も気になるが、シリーズ他作品も手に取りたい。
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    既に知れ渡っているレクター博士の脱出劇の模様、バッファロウ・ビルのラストに至るまで、一旦流れ始めたら息もつかせぬ展開。細部の描写は偏執的だが、その分一つ一つ調べながら読んでいくと情景が浮き上がってくるようだった。クラリスとミスター・ガムの応酬、蛾の出現で張り詰めるその場の緊張感、手紙によって多少窺い...続きを読む
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)
    映画も好きだけどやっぱこれ原作だよなあ。頭のなかではどうしてもクラリスはジョディーフォスターだ。クロスフォードの扱いはクラリスの巣立ちを見せたかったのか、としても、だ?
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)
    映画、原作、どっちも好きかもしれない。

    レクター博士の心を満たせる人は、クラリスだけなのね。
    知識、教養全てのレベルが高くて、素晴らしすぎた。
    これでレクターの殺人(食人)が治まっているいるのなら、ハッピーエンドなのかもしれないけど、クラリスは最初は薬で操られていたわけで、本人の意思でレクターを選...続きを読む
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)
    「まるでハンニバル・レクターだな」
    と、他の警察モノでセリフに出てくるくらい有名な本

    被害者の皮を剥ぐ「バッファロウ・ビル」と呼ばれる連続殺人鬼を追うクラリスと、豊富な知識と洞察で捜査を手助けする。"人喰い"ハンニバル・レクター博士、2人の駆け引きによって捜査が進んでいく。

    この本が売れた後「サ...続きを読む
  • カリ・モーラ(新潮文庫)
     ハンニバル・シリーズを完結させてから13年も鳴りを潜めていたトマス・ハリスが帰ってきた。それもレクター博士シリーズのようなサイコ・サスペンスではなく、初期の『ブラック・サンデー』のような国際テロ小説でもなく。作者が現在生活し、その地に魅力を感じてやまないマイアミを舞台として、犯罪者たちの激闘をブラ...続きを読む
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    結局、最後まで読んでも映画の内容は殆ど思い出せず。でも良いんです。原作の内容が素晴らしかったから。これに対して素晴らしいというのも不謹慎かもしれないけど、でも面白かった。サイコもの百花繚乱の現代においてすら、本作の優位性・孤高性は揺るがないというのを、改めて思い知らされました。後半、脱走劇で圧倒的存...続きを読む
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)
    映画版を観たのがもう、20年も前のことだから、内容に関してはほぼ完全に忘却の彼方。だから、この連続誘拐殺人の結末とかはまったく覚えてないけど、レクター博士との邂逅シーンとかは、読みながらそれなりに思い出した。それだけインパクトが大きかったってことやね。小説版でも不気味さは健在で、後半にかけてのハチャ...続きを読む
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)
    <上下巻を通してのレビュー>

    「羊たちの沈黙」で、すっかりレクター博士が大好きになってしまったのですよ。
    あの知性と冷静さの虜になったといっても過言ではありません。

    ハンニバル・レクター博士の「記憶の宮殿」へようこそ……
    と同時に、クラリスに重くのしかかった策謀の渦の中へようこそ。

    レクター博...続きを読む
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    読みたいと思いながら、怖そうな雰囲気で今まで読んできませんでしたが、村上龍「オールド・テロリスト」で出てきたこともあり、読んで見ました。
    思っていたよりグロい描写もなく、登場人物たちに魅力があり、楽しめました。
    クライマックスのシーンが、どちらの人物を描いているのか分かりづらかったです。
    ケータイが...続きを読む
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    下巻も一気に読めました。面白かった。

    レクター博士の脱獄劇と、クラリス対犯人のあたりはハラハラ手に汗握る展開でした。
    やっぱり最後までレクター博士の存在感は大きい。
    続編や映画が見たくなりました。
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)
    下巻に突入。
    寝る間も惜しんでというぐらいの一気読み。
    悪役の悪役っぷりがこれまた凄い。映像化を意識した、というよりこれは映像では観たくないでしょ!と反駁を入れるほどのエグさ。映画観なくてよかった・・・としみじみ。

    ラスト、意外な展開。美しいから許せるか。

    全編にわたり、音楽や絵画などの芸術的な...続きを読む
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)
    ずっと読みたいと思いながらなかなか手を出さずにいたのをやっと読み始めました。
    映画は有名ですが、実は私は観たことがないのでまっさらな気持ちで読めました。
    今海外のドラマで『ハンニバル』がやってるようですね。
    時系列的には『レッドドラゴン』の少し前にあたるようですが。
    小説でシリーズ読み切ったら映画や...続きを読む
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)
    レクター博士にまたお会いできました。相変わらずのパワフルさでたじろいでしまいます。下巻、また楽しみですが、食欲はなくなりそうです。
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    レクター博士とクラリスの交流の触れるような触れないような距離感がすごく良い。
    また後書きも秀逸でとても充実した最高の本でした!友人にもシリーズごとに勧めたい!
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)
    ラストにはビックリした。
    安いエロ本のような、なんなのか複雑です。レクター博士がこんな形で落ち着くとは‥。゚(゚^Д^゚)゚。
    そしてまとめということなのか、とても残酷な死に方をたくさーん。

    しかし秀逸なのはレクター博士は天才だけど、うまい塩梅で天才にさせすぎない加減が絶妙。そこにはまってしまう。...続きを読む