トマス・ハリスのレビュー一覧

  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    ハンニバルの反省、アメリカに渡る前の話。いかにしてハンニバルという人格が形成されたか。医学部入学前までの幼少期。

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    2017年03月05日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    映画は見てない。

    おい、レクターさん…というよりも、いやハリスおじさん…と言いたくなる。
    ハリスおじさんは、最後の章を描きたさにそもそもの初めから設定したんじゃないだろうか。
    クラリスは羊〜での活躍からFBI捜査官になれたわけだけど、ヒール役(もはや精神的SM相手)のクレンドラーの妨害なんかもあって、出世どころかやりたい仕事もままならず、メイスンの件でだんだんとダークサイドに落ちていく。

    羊〜ではあんなに重要ポジションだったクロフォードの存在感が薄れていき、レクター博士の存在が大きくなる。
    (クロフォードの扱いが前作に比べてぞんざい過ぎて、出さなきゃいいのにレベルなのが個人的に悲しい)

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    2017年02月03日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    映画は見てない。

    「ハンニバル」のほうになると作者のハリスおじさんの個人的嗜好がかなりすけて見えてくるのだが、羊たちの沈黙単体ではすごく出来の良い、良質なミステリーだと思う。

    2017年の時点で初めてこの本を読むと、さほど新しみは感じない(プロファイルとか、囚われの犯罪者との探り合いとか)けれど、出版当初は斬新で、その後の多くのシリーズの下敷きになったことがよくわかる。

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    2017年02月03日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    読み終わってしまったー。
    ホラーでありミステリーでもあるのに、なに、この読後感の清々しさは!

    下巻ではレクター博士の出番は上巻ほどなかったけど、見せてくれるー。
    頭がよすぎて残酷極まりないキャラはすごいねー。

    もちろん、ジェイム•ガムの残虐さもすごいんだけど、レクター博士と頭の作りが違う。

    クラリスのキャラもクロフォードのキャラも最高でしんみりしてしまった。

    ほんとトーマス ハリスの文才には脱帽です。

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    2016年12月13日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    映画は見たことあるけど、原作を読むのは初めてー。
    やっぱり面白い!
    『レッドドラゴン』も好きだったけど、これも違った感じで好き。
    一気に読める。

    だいたい映画は原作を越えられないんだけど、
    このハンニバル•レクターの威圧感とオーラみたいなものは、映画のアンソニー•ホプキンスの方が小説のキャラよりも遥かに怖い。
    やっぱりオスカー取るだけあるなー。

    下巻も楽しみ。

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    2016年12月10日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    逃亡中のレクター博士とそれを追う人々の話。
    レクター博士だけでなく、それを追う周りの人たちのキャラもみんなたってて読みやすかった。

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    2018年05月15日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    再読。
    久しぶりに読んでも面白い。新しい発見も多々あり、退屈することがない。ゆっくりと味わいながら読んでいるので少し時間はかかるけれど、下巻もじっくり味わいたい。

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    2016年02月13日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    レクター4部作のうち、3作目。前作の「羊たちの沈黙」では、監獄の中にいて、自由のない牢の中でも、精神的な自由を謳歌していたレクター博士。そんな彼が外の世界に飛び出し、肉体的にも自由な生活を営んでいたのが今作だ。その天才性を存分に発揮し、自らの欲望をとことんにまで追求していく彼の姿は、間違いなく「悪」なのであろうけれど、その中に「美」を感じてしまうのは、その彼のエゴイズムがあまりに純粋だからなのだろうか。
    上下巻のうちの上巻である。前作よりもよりダイナミックにキャラクターが動きだし、エンターテイメント性は増している。初見でも問題ないと思うが、「羊たちの沈黙」を先に読んでおいてよかった、と思ってい

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    2016年01月31日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    テレビドラマでハンニバルを見て、気になったので久しぶりに読み返してみる。
    以前にも増して楽しめました^ ^

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    2016年01月20日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    クラリスが地道な捜査でレクター博士を追うが、メイスンが横槍を入れて、レクター博士を拉致する。クラリスの突入により、レクター博士は難を逃れ、麻痺したクラリスを催眠療法でいじりつつ、人肉ディナーを行う。ラストは、オペラ観劇をする、レクター博士とクラリスで締め。
    メイスンがレクター博士を豚に食べさせようとするくだりは、どこまで本気なんだかと思うが、その後の展開から人肉ディナーのくだりは、ゾッとして良い。

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    2015年11月13日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前作の7年後。クラリスが犯人の逮捕に失敗し射殺するところから始まり、過去にレクター博士に顔を削がれた狂人の金持ちの登場、イタリアで潜伏するレクター博士の追跡まで。
    前作に比べ、周辺キャラクターが良い。

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    2015年11月08日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    本当にろくでもないことしかしないなチルトン。何故こんな無能をレクターを収監してる病院の院長にさせておくんだ

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    2015年06月07日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    今回の訳者さんは読みやすかったです!
    作品の大部分を忘れていたにも関わらず、情景を思い描くことができました。

    レクター博士が逃げてから10年?後くらいの話。
    彼の被害者であるメイスンという富豪が、彼を残虐に殺すために懸賞金をかけており、その懸賞金を巡って密告者との話が進んでいく、というストーリー。
    レクター博士とイタリアというのがとてもしっくり来て、美しささえ感じました。

    不思議なことに、レクターには無事に逃げおおせて欲しいと思ってしまう。
    下巻が楽しみです。

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    2015年02月05日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    ミーシャが死ぬまでは気が重くて重くて中々読み進められなかったけど、紫夫人と出会ってからはハンニバルの成長に惹きつけられるようにページを捲る手が軽くなった

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    2014年11月29日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    映画「羊たちの沈黙」からの小説「ハンニバル」。ハンニバルの映画はジョディ・フォスターではない結末が違うらしいけれど、ぜひ見ねばと思わせられた。羊の方の原作も読みたいが、如何せん翻訳が厄介だからな…。
    フィレンツェにいた時と違いレクター博士の底深い恐ろしさというものが若干薄れたような気がしないでもない。

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    2014年11月02日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    和訳が読みづらいと言って触れなかった時間がもったいない。映画よりほっそりした印象のレクター博士、かっこよくて食べられたくなります。

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    2014年10月19日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    有名な映画の原作。映画版は未見で、前作は既読だが内容をあまり憶えていない。そもそも、海外ミステリイにふだんあまり馴染がない。そんなわたしでも、本書がもつ魅力にはすぐに圧倒されてしまった。なにより、ハンニバル・レクター博士が凄い。犯罪者としても博士としても究極的な存在で、クラリス・スターリングとの会話にはとにかく唸らされてしまう。クラリスをじっさいに動かしているのはレクター博士といえるわけだし、その博士の作中での最後といい、どうもわれわれ読者も博士の手の上で踊らされているに過ぎないのではないだろうか。こういう人物像ひとつとっても、並大抵の小説ではないと思う。また、一般的にレクター博士はサイコ的な

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    2014年06月15日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    有名な映画の原作。映画版は未見で、前作は既読だが内容をあまり憶えていない。そもそも、海外ミステリイにふだんあまり馴染がない。そんなわたしでも、本書がもつ魅力にはすぐに圧倒されてしまった。なにより、ハンニバル・レクター博士が凄い。犯罪者としても博士としても究極的な存在で、クラリス・スターリングとの会話にはとにかく唸らされてしまう。クラリスをじっさいに動かしているのはレクター博士といえるわけだし、その博士の作中での最後といい、どうもわれわれ読者も博士の手の上で踊らされているに過ぎないのではないだろうか。こういう人物像ひとつとっても、並大抵の小説ではないと思う。また、一般的にレクター博士はサイコ的な

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    2014年06月15日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    「いいえ。レクター博士は仮説には関心を持っとらんのです。“三段論法”も哲学的な“総合”もいかなる意味での”絶対”も信じとらんのです博士は」

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    2014年06月12日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    映画のハンニバルも大好きです。原作を読んで映画の脚本家さんはすごいなあと感嘆した思い出。
    原作のラストが悪い訳ではないのですが、そのままの内容で映画化したらあそこまでの人気は出なかっただろうと思います。映画はとにかく綺麗に上手く作ってる。
    どちらのラストも大好きです。
    原作はレクター博士&クラリス好きには嬉しいエンディングでした。

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    2014年01月26日