リース・ボウエンのレビュー一覧
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貧乏お嬢さまシリーズ、15作目。
「貧乏お嬢さま、追憶の館へ」の次の作品。
「貧乏お嬢さまのクリスマス」の1年後のクリスマスだそうです。
公爵令嬢だが実家が破産し、お金に困っていたジョージー。
晴れてダーシーと結婚し、相変わらず互いにあまりお金はないものの、元義父(母の再婚相手だが離婚した)の好意で、留守になっていた大きなお屋敷アインスレーに住んでいます。
地元ではいわば領主みたいな存在なので、村人と交流したり、クリスマスには子供たちにプレゼントを配ったり、それなりに役割があるのでした。
クリスマスをどうするか、お客を呼ぼうと考えて、理想のクリスマスを思い描くのですが‥
ダーシーの伯母から -
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貧乏お嬢さまシリーズ、14作目。
もう、お嬢さまではありませんが。公爵令嬢という出自には変わりない?
ジョージーは晴れて恋人ダーシーと結婚、元義父(母の元夫)の館に身を落ち着けていたが、ダーシーが留守になり、女主人役を一人でこなすのも気が向かない。
そんな時、親友のベリンダに誘われ、ベリンダが相続した別荘を見に行くことに。
そこはコーンウォールの荒涼とした海辺。景色はいいが、漁をするときに泊まる小屋のようなところだった。
ベリンダの幼なじみが地元で結婚していて、泊まるように誘われます。
そこは美しい邸宅で、主人も元妻も今妻もベリンダの幼なじみ。
格式ばった召使いにかしずかれてるんだか、威張 -
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英国貴族のお嬢様が探偵役のシリーズ、13作目。
1930年代の様子も描かれます。
ジョージーは王家の血を引く公爵令嬢だが、実家は貧乏で、当時は身分ある女性が仕事を見つけるのも難しい時代。
気さくで親切で果敢なジョージーは、いくつもの危機や冒険を潜り抜けてきました。
中には、当時の王妃の依頼による極秘活動も。
恋人のダーシーと遂に結婚。
ダーシーが用意した新婚旅行は、植民地のケニヤ。
すごい山の中でしたが、イギリス人たちは独特なコミュニティを作り、享楽的な暮らしを謳歌していたのです。
訪問先で、当然ながら事件が…!
ドジっぽかったジョージーがだいぶ落ち着き、探偵役の経験も積んだことで、コミ -
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好調の貧乏お嬢さまシリーズ、11作目。
「貧乏お嬢さま、駆け落ちする」と、「貧乏お嬢さまの結婚前夜」の間の作品になります。
そう、そう簡単には結婚までたどり着かないのだ?(笑)
公爵令嬢だけど、親が破産して財産がないジョージーはあれこれ苦労していますが、気さくで親切。美人ではないけど、すらっとしています。
ひそかな恋人ダーシーと晴れて婚約、結婚準備に入ったジョージー。
甘いひとときもつかの間、ダーシーは例によって何だかわからない任務で旅立ちます。
王妃の依頼で、ジョージーはイタリアへ行くことになりました。
イタリアの大豪邸で、各国の要人が集まるパーティーが開かれるのです。
ちょうどその近辺 -
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リース・ボウエンの「英国王妃の事件ファイル」の第7弾!
自伝を出したいという母を手伝い、タイプの技術向上に励むジョージー。
しかし母の突然の方針転換で、再び生活がピンチに。
親戚である王妃に相談したところ、貴族の屋敷で跡取りの青年の教育係をするように申しつけられます。
当面の間、ケントにある豪華なお屋敷で暮らせることもあり、ジョージーはありがたくそのお役目を受けるのでした。
お屋敷には、屋敷の主人の公爵のほかに親類縁者や芸術家たちが暮らし、少し複雑な状況のよう。
そこに新たに存在が発覚した跡取りの青年が加わり、さらにピリピリとした雰囲気が漂います。
そんな中公爵が地所の川辺で遺体 -
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人気の貧乏お嬢さまシリーズ、9作目。
ジョージーは公爵令嬢。
英国王家の一員だが、先代で実家が破産しており自分のお金もない。
身分が高すぎて当時は就職もできない。
めげずにあれこれチャレンジするジョージーが、チャーミングなんですよ。
今回、ジョージーは、王族の結婚に関わります。
ジョージーを信頼してくれている王妃の依頼で、王子と結婚するギリシャの王女の世話をするようにと。
どんな女性か心配でしたが、きれいで明るい、気さくな女性で、うまくやっていけそう。
普段は王族の年取ったおばさま方が暮らすケンジントン宮殿にともに滞在し、そこにある時計塔の幽霊という伝説を知ります。
宮殿でのパーティーや上 -
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人気の「貧乏お嬢さまシリーズ」8作目。
安定した面白さです。
公爵令嬢なのに、実はいつもお金に困っているジョージー。
早くに離婚して出ていった母親は、有名な美人女優。
この母が今の恋人と結婚することにしたので、何度めかの夫と正式に離婚するためにアメリカへ。
豪華客船の旅に、ジョージーも同行することになります。
ところが映画監督に熱烈に請われて、母は行く先をまずハリウッドへと変更。
英国が舞台の歴史もの映画を撮るための顧問として、ジョージーや友人も役割ができます。
お約束で現れた恋人ダーシーも、貴族として堂々と参加。見た目がいいので俳優としても誘われます。
いい加減な舞台装置に英国人は呆れる -
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貧乏お嬢さまのシリーズ7作目。
いかにもな大邸宅を舞台に、事件が起こります。
前作で一緒だった母親の気分があっさり変わり、さてどうしようということになったジョージー。
公爵令嬢だけど家にはお金がなく、身分の高さ故にかえって仕事を見つけるのも難しい時代でした。
そこへ、王妃からの依頼が舞い込みます。
公爵夫人の跡取りに、貴族の立ち居振る舞いを教えて欲しいと。
オーストラリアで育った農夫の若者で、息子の遺児とわかったばかりなのです。
期待通り?周りを仰天させる彼ですが、ジョージーは次第に好感を抱きます。
ところが、事件が起き‥?
事件に慣れてきたジョージーの目の付け所は確かで、しっかり活躍。
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貧乏お嬢さまのシリーズ6作目、快調です。
今回は王妃は出てこないけど、ダーシーはもちろん出て来るし、イギリスのクリスマスが楽しい。
ジョージーは公爵令嬢だが、家にはまったくお金がなく、かといって職を見つけるのも身分が高すぎて難しい立場。
スコットランドの実家の寒風吹きすさぶお城で、ケチな兄嫁一家と最悪のクリスマスを迎えそうになっていました。
ある仕事の広告を見つけて、これならと応募します。
クリスマス・パーティーの招待客を迎える上品な女性を急募というもの。
デボンの田舎のお屋敷で、イギリスならではのクリスマスが展開。
実はそういう行事に憧れる人を集めて宿泊してもらう企画で、アメリカ人なども -
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息子も生まれ穏やかに暮らしていたジョージー。
ところが新国王からの依頼で
ついに関係を公にしたいシンプソン夫人を
しばらく匿って欲しいと言われてしまう。
一方、サー・ヒューバートは知り合いになった
ハリウッドの映画関係者に屋敷での撮影を許可。
シンプソン夫人の存在を隠しながら
女優たちの相手までしなくてはならない。
しかも、兄の家族まで学校視察を名目に
屋敷に滞在することになってしまって大迷惑。
そんな中、当の夫人が姿を消してしまい…。
毎度、悩みの種がてんこ盛りですわね。
ハリウッドの撮影隊がめっちゃわがままで
そういうこと言いそう〜な感じの人々。
今回は失踪か誘拐事件?と思いきや。
敷地 -
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ココの助手になったベリンダに会いに
パリを訪れたジョージー。
ダーシーは到着した途端、別行動で
ショーに大忙しのベリンダとも
あまり観光が楽しめそうもない。
そのうえココが自分のデザインした
マタニティドレスを着て
ショーに出てほしいと言い出した。
前回の事件を思い出して
不安なジョージーの目の前で招待客が倒れ…。
前巻読んで「殺人事件、いらなくない?」
なとど言いましたが
今回くらいの配分は初期に戻った気がして
ちょっと好みでした〜。
謎解きとしてもニヤリとしたし。
次の巻、いよいよ赤ちゃん生まれてるかな?
そうなると、あまり無茶もできなくなりそうだが
巻き込まれ型なところもあるしな( ̄ -
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アインスレーの屋敷に落ち着いて
初めてのクリスマスを迎えようと思ったのに
ラノク城から兄一家が押しかけるし
パーティの準備はすすまないしで
頭を悩ますジョージーのもとに
ダーシーの伯母から招待状が届いた。
実は王妃絡みの依頼とあって
さっそく一行で訪れたが
他の招待客も曲者揃いのようで…。
いやいやいや(−_−;)
なんかモヤモヤする巻だったわ、ごめん。
もう殺人事件、いらなくない?
今までになく犯人が唐突な気がしたの。
でも、古き良き英国のクリスマス描写が
たっぷり楽しめたのは良かった。
相変わらずのクイーニーが
クリスマス・プディングには入れないものを
入れてしまったりとかしてね。 -
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ベリンダが莫大な遺産を相続した。
その中にふくまれていた古い屋敷を見に
一緒にコーンウォールへ来たジョージー。
そこは長い間放置されていたため
手入れがなければ住めそうになかった。
仮の宿を探して近くの村を訪れたふたりは
そこでベリンダの旧友ローズから
彼女の家に招待される。
どうやらローズは夫に殺されるという
懸念を抱いているらしく…。
今回は『レベッカ』がモチーフだそう。
夫からの殺意に怯えていたローズが
ベリンダに夫殺しの容疑がかかった途端
態度を翻したのが嫌な感じだったわ〜。
なんとか親友の無実を証明しようと
孤軍奮闘するジョージーが頼もしい。
ダーシーがウルトラCで登場するけど
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いろいろ苦労した結婚式も終わり
ふたりは新婚旅行へ!
ダーシーは植民地ケニヤを考えているらしい。
それを耳にした王妃はまたジョージーに
現地にいる皇太子の監視を依頼してきた。
そして、ダーシーも実はまた何か
任務を抱えて現地入りしたことがわかり…。
1935年当時、まだこんなに苦労して
飛行機旅行していたのが不思議だけど
クリスティーの小説でもそうだもんなぁ。
今回は、ほぼ普通に新婚旅行記。
一応「いけやかないやつ被害者」だが
いつもほど熱心に犯人探しはしない。
さすがに新婚旅行だから
ダーシーもずっと一緒にいるしね。
お幸せってことで。