リース・ボウエンのレビュー一覧
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英国貴族のお嬢様が探偵役のシリーズ、13作目。
1930年代の様子も描かれます。
ジョージーは王家の血を引く公爵令嬢だが、実家は貧乏で、当時は身分ある女性が仕事を見つけるのも難しい時代。
気さくで親切で果敢なジョージーは、いくつもの危機や冒険を潜り抜けてきました。
中には、当時の王妃の依頼による極秘活動も。
恋人のダーシーと遂に結婚。
ダーシーが用意した新婚旅行は、植民地のケニヤ。
すごい山の中でしたが、イギリス人たちは独特なコミュニティを作り、享楽的な暮らしを謳歌していたのです。
訪問先で、当然ながら事件が…!
ドジっぽかったジョージーがだいぶ落ち着き、探偵役の経験も積んだことで、コミカルな要素が減ったかも。
それに、ダーシーとの恋のはらはらも?
旅行先の様子は、なかなかリアルです。
そうそう、リース・ボウエンならこういう描写も出来ますね、他の作品のこと考えたら。
折しも、王子(もうすぐ国王になる)とシンプソン夫人の不倫の恋が大問題になりかけていた時代。
日本では「王冠を賭けた恋」と呼ばれてそんなに悪い印象ではなかったけど、よその国のことだからかもねえ。
イギリス人はシンプソン夫人のこと、好きじゃないみたい(笑)
それに、アガサ・クリスティの名作が書かれている時期でもあるので、社交界の人々の服装や旅好きな英国人の様子など、あんな感じかな~と思い浮かべるのも楽しいです☆ -
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好調の貧乏お嬢さまシリーズ、11作目。
「貧乏お嬢さま、駆け落ちする」と、「貧乏お嬢さまの結婚前夜」の間の作品になります。
そう、そう簡単には結婚までたどり着かないのだ?(笑)
公爵令嬢だけど、親が破産して財産がないジョージーはあれこれ苦労していますが、気さくで親切。美人ではないけど、すらっとしています。
ひそかな恋人ダーシーと晴れて婚約、結婚準備に入ったジョージー。
甘いひとときもつかの間、ダーシーは例によって何だかわからない任務で旅立ちます。
王妃の依頼で、ジョージーはイタリアへ行くことになりました。
イタリアの大豪邸で、各国の要人が集まるパーティーが開かれるのです。
ちょうどその近辺には、ジョージーの親友ベリンダが滞在中。
身重のベリンダを案じるジョージーは行ったり来たり。
そこへ事件が起き…?!
時代ははやくも第二次世界大戦前夜。
皇太子はシンプソン夫人と交際しているし、ジョージーの母親はドイツ人の愛人と遂に結婚しそう。
え、この時代に?
さて、どうなりますか。
好感の持てるキャラクター、時代色と事件の構成のほどがよくて、ユーモラス。
楽しみなシリーズです☆ -
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リース・ボウエンの「英国王妃の事件ファイル」の第7弾!
自伝を出したいという母を手伝い、タイプの技術向上に励むジョージー。
しかし母の突然の方針転換で、再び生活がピンチに。
親戚である王妃に相談したところ、貴族の屋敷で跡取りの青年の教育係をするように申しつけられます。
当面の間、ケントにある豪華なお屋敷で暮らせることもあり、ジョージーはありがたくそのお役目を受けるのでした。
お屋敷には、屋敷の主人の公爵のほかに親類縁者や芸術家たちが暮らし、少し複雑な状況のよう。
そこに新たに存在が発覚した跡取りの青年が加わり、さらにピリピリとした雰囲気が漂います。
そんな中公爵が地所の川辺で遺体で発見されるという事件が発生。
第一発見者となったジョージーは、持ち前の勘とこれまでの経験を活かして調査を行うことになります。
今回はオーストラリアの牧場で働いていた青年がいきなり貴族社会に放り込まれるという設定だったのですが、貴族のお屋敷での暮らしは、一般の人にはそう簡単にはなじめるものではないなぁと、改めて感じさせられるお話でした。
考え方も暮らしのリズムも作法も、何もかもが堅苦しくて独特です。
物語として読むのはおもしろいですが、実際に明日から貴族として生きてくださいと言われたら、、、、きついかなあ。。。
ジョージーはさすが王族ということで、どこのお屋敷に行ってもきちんとふるまえるのがすごいですね。
今回もダーシーやベリンダなどおなじみのキャラクターが登場し、ジョージーが彼らとの時間を楽しんでいるのが微笑ましかったです。
ただ、ジョージーのメイドのクイーニーはもう少し成長してほしいかな。
最初は笑っていられたけど、ジョージーが他のメイドを雇えないのをいいことに甘えている気がして、あまりいい印象ではありませんでした。
コミカルな役回りなのかもしれないけど、うーん。
ミステリとしては、なかなか伏線が効いていておもしろかったです。
推理しながら読んでいましたが、最後まで展開が読めませんでした。
◇おすすめポイント
・正統派貴族の生活をのぞける
・おいしそうな料理の描写がたくさん登場
・ミステリとしても読み応えあり
◇こんな方におすすめ!
・古き良きイギリス貴族の生活について知りたい
・イギリス料理に興味がある
・ミステリ要素もしっかり楽しみたい -
Posted by ブクログ
人気の貧乏お嬢さまシリーズ、9作目。
ジョージーは公爵令嬢。
英国王家の一員だが、先代で実家が破産しており自分のお金もない。
身分が高すぎて当時は就職もできない。
めげずにあれこれチャレンジするジョージーが、チャーミングなんですよ。
今回、ジョージーは、王族の結婚に関わります。
ジョージーを信頼してくれている王妃の依頼で、王子と結婚するギリシャの王女の世話をするようにと。
どんな女性か心配でしたが、きれいで明るい、気さくな女性で、うまくやっていけそう。
普段は王族の年取ったおばさま方が暮らすケンジントン宮殿にともに滞在し、そこにある時計塔の幽霊という伝説を知ります。
宮殿でのパーティーや上流階級らしいシーンが多くて、楽しめます。
身分ある女性には侍女なしはありえない時代。
問題大ありの侍女クイーニーを連れて行くのですが‥
侍女の失態を目立たせなくするために自ら働くはめになる!?
思わぬ事件が(もちろん?)起き、恋人のダーシーとも連携して活躍。
大スキャンダルを防げるか?
一方、女優である母親や親友のベリンダにも一身上の変化が起きつつあります。
そして、ジョージーは、いよいよダーシーと‥?
楽しみなシリーズです☆ -
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人気の「貧乏お嬢さまシリーズ」8作目。
安定した面白さです。
公爵令嬢なのに、実はいつもお金に困っているジョージー。
早くに離婚して出ていった母親は、有名な美人女優。
この母が今の恋人と結婚することにしたので、何度めかの夫と正式に離婚するためにアメリカへ。
豪華客船の旅に、ジョージーも同行することになります。
ところが映画監督に熱烈に請われて、母は行く先をまずハリウッドへと変更。
英国が舞台の歴史もの映画を撮るための顧問として、ジョージーや友人も役割ができます。
お約束で現れた恋人ダーシーも、貴族として堂々と参加。見た目がいいので俳優としても誘われます。
いい加減な舞台装置に英国人は呆れるのですが。
演技力と存在感で、ジョージーの母は、若い主演女優を圧倒するという楽しさ。
おまけにチャップリンに口説かれる?
もはやジョージーの頭が切れるのは人がすぐ気づくほどに。
メイドの出たり入ったりは意外でしたが、まあしょうがない?(笑)
楽しく読めるシリーズです☆ -
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貧乏お嬢さまのシリーズ7作目。
いかにもな大邸宅を舞台に、事件が起こります。
前作で一緒だった母親の気分があっさり変わり、さてどうしようということになったジョージー。
公爵令嬢だけど家にはお金がなく、身分の高さ故にかえって仕事を見つけるのも難しい時代でした。
そこへ、王妃からの依頼が舞い込みます。
公爵夫人の跡取りに、貴族の立ち居振る舞いを教えて欲しいと。
オーストラリアで育った農夫の若者で、息子の遺児とわかったばかりなのです。
期待通り?周りを仰天させる彼ですが、ジョージーは次第に好感を抱きます。
ところが、事件が起き‥?
事件に慣れてきたジョージーの目の付け所は確かで、しっかり活躍。
いつものメンバーもちょこちょこ顔を出してくれ、ダーシーとの仲も‥?
恐怖の館‥というほどおどろおどろしいイメージではありませんが~
お屋敷に集まっている人たちの中に犯人がいる!というわけで、ミステリ黄金時代のような設定。
そういえば時代も、そもそもアガサ・クリスティの初期と一緒です。
テンポ良く楽しませてくれるシリーズです☆ -
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貧乏お嬢さまのシリーズ6作目、快調です。
今回は王妃は出てこないけど、ダーシーはもちろん出て来るし、イギリスのクリスマスが楽しい。
ジョージーは公爵令嬢だが、家にはまったくお金がなく、かといって職を見つけるのも身分が高すぎて難しい立場。
スコットランドの実家の寒風吹きすさぶお城で、ケチな兄嫁一家と最悪のクリスマスを迎えそうになっていました。
ある仕事の広告を見つけて、これならと応募します。
クリスマス・パーティーの招待客を迎える上品な女性を急募というもの。
デボンの田舎のお屋敷で、イギリスならではのクリスマスが展開。
実はそういう行事に憧れる人を集めて宿泊してもらう企画で、アメリカ人などもやってきます。
ジョージーは王族だから喜ばれ、素朴な村での催しに来ていただいてと恐縮されますが、実家よりよほどいい食事を満喫。
しかも、そこにダーシーもやってきます。
謎めいた恋人ダーシーの一面がまた明らかに?
平和そうな村では実は不審死が続いていました。
一見したところは事故死、何の関連もなさそうなのですが、魔女の呪い説まで出て、だんだんブラックな状況に。
ある意味では、ミステリ風味がいつもより濃いのを楽しめます。
他の描写がユーモラスなので、ちょっとパロディ的な感じもあり、気楽に読めるのがいいところ☆ -
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きちんと史実通り時代が進むねぇ。
シンプソン夫人を選んだ国王は
ついに王位を捨ててイギリスを離れた。
ジョージーは夫・息子と穏やかな日々
…と日記に書いた途端に大問題発生。
義姉のフィグが昔気質の乳母を
送りつけてきたばかりか
本人まで長期滞在する気でやってきた!
その対処に頭を悩ませる一方
最近、友人たちから
知人の訃報を聞く機会が多いことに気づく。
彼らはみな良家の若者で
事故死や病死と判断されたらしい。
なにかおかしいと感じたジョージーは
調査を始めるが…。
ひゃー、昔のお貴族様の子育てって
こんな感じなのか。
確かに乳児の頃から一人部屋って
聞いたことがあるな。
それにしても厳しい乳母です。
彼女を追い出すとして
いったい誰を後に据えるかの問題も
事件の解決と同時進行でドキドキしたわ。 -
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息子も生まれ穏やかに暮らしていたジョージー。
ところが新国王からの依頼で
ついに関係を公にしたいシンプソン夫人を
しばらく匿って欲しいと言われてしまう。
一方、サー・ヒューバートは知り合いになった
ハリウッドの映画関係者に屋敷での撮影を許可。
シンプソン夫人の存在を隠しながら
女優たちの相手までしなくてはならない。
しかも、兄の家族まで学校視察を名目に
屋敷に滞在することになってしまって大迷惑。
そんな中、当の夫人が姿を消してしまい…。
毎度、悩みの種がてんこ盛りですわね。
ハリウッドの撮影隊がめっちゃわがままで
そういうこと言いそう〜な感じの人々。
今回は失踪か誘拐事件?と思いきや。
敷地内で殺人は勘弁してほしいよねぇ。 -
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ココの助手になったベリンダに会いに
パリを訪れたジョージー。
ダーシーは到着した途端、別行動で
ショーに大忙しのベリンダとも
あまり観光が楽しめそうもない。
そのうえココが自分のデザインした
マタニティドレスを着て
ショーに出てほしいと言い出した。
前回の事件を思い出して
不安なジョージーの目の前で招待客が倒れ…。
前巻読んで「殺人事件、いらなくない?」
なとど言いましたが
今回くらいの配分は初期に戻った気がして
ちょっと好みでした〜。
謎解きとしてもニヤリとしたし。
次の巻、いよいよ赤ちゃん生まれてるかな?
そうなると、あまり無茶もできなくなりそうだが
巻き込まれ型なところもあるしな( ̄▽ ̄) -
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アインスレーの屋敷に落ち着いて
初めてのクリスマスを迎えようと思ったのに
ラノク城から兄一家が押しかけるし
パーティの準備はすすまないしで
頭を悩ますジョージーのもとに
ダーシーの伯母から招待状が届いた。
実は王妃絡みの依頼とあって
さっそく一行で訪れたが
他の招待客も曲者揃いのようで…。
いやいやいや(−_−;)
なんかモヤモヤする巻だったわ、ごめん。
もう殺人事件、いらなくない?
今までになく犯人が唐突な気がしたの。
でも、古き良き英国のクリスマス描写が
たっぷり楽しめたのは良かった。
相変わらずのクイーニーが
クリスマス・プディングには入れないものを
入れてしまったりとかしてね。 -
Posted by ブクログ
ベリンダが莫大な遺産を相続した。
その中にふくまれていた古い屋敷を見に
一緒にコーンウォールへ来たジョージー。
そこは長い間放置されていたため
手入れがなければ住めそうになかった。
仮の宿を探して近くの村を訪れたふたりは
そこでベリンダの旧友ローズから
彼女の家に招待される。
どうやらローズは夫に殺されるという
懸念を抱いているらしく…。
今回は『レベッカ』がモチーフだそう。
夫からの殺意に怯えていたローズが
ベリンダに夫殺しの容疑がかかった途端
態度を翻したのが嫌な感じだったわ〜。
なんとか親友の無実を証明しようと
孤軍奮闘するジョージーが頼もしい。
ダーシーがウルトラCで登場するけど
謎を解いたのはジョージーだからね! -
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いろいろ苦労した結婚式も終わり
ふたりは新婚旅行へ!
ダーシーは植民地ケニヤを考えているらしい。
それを耳にした王妃はまたジョージーに
現地にいる皇太子の監視を依頼してきた。
そして、ダーシーも実はまた何か
任務を抱えて現地入りしたことがわかり…。
1935年当時、まだこんなに苦労して
飛行機旅行していたのが不思議だけど
クリスティーの小説でもそうだもんなぁ。
今回は、ほぼ普通に新婚旅行記。
一応「いけやかないやつ被害者」だが
いつもほど熱心に犯人探しはしない。
さすがに新婚旅行だから
ダーシーもずっと一緒にいるしね。
お幸せってことで。